事業戦略
Snowflakeは7月2日、事業戦略発表会を開催した。企業におけるAI活用は、PoC段階から業務へのAI実装に移行し、新たな局面を迎えている。こうした状況の中で同社が提唱するのが、エージェンティックエンタープライズの実現である。AIエージェントと人が協働して業務を変革し、働き方を根本から変化させることを目指している。
AIエージェントが業務の中で自律的に稼働する、エージェンティックエンタープライズの実現には、四つのコンポーネントが必要となる。一つ目はAIモデルだ。Snowflakeでは、AnthropicやxAIといった他社のAIモデルもフルマネージドで提供している。ユーザーは複数のAIモデルを管理する煩雑さから解放され、AIエージェントを安全に利用可能だ。
二つ目は、エンタープライズデータ&コンテキストだ。Snowflakeが創業以来、ビジネスのコアとしてきた領域であり、今後もデータ基盤を拡張しつつ、AIに対するコンテキストや暗黙知の提供に注力していく方針だ。
三つ目は、エージェント コントロール プレーンだ。これは、AIエージェントが企業データや業務システムと安全につながるために、コンポーネントの中で司令塔の役割を担っている。同社では、主要なSaaSプラットフォームをガバナンスと監査の下で利用できる環境を整えている。
四つ目は、ソフトウェア&アプリケーションだ。これは、AIエージェントがタスクを実行するためのコンポーネントである。同社では、WorkdayやIBMの業務システムデータをゼロコピー連携することで、ユーザーがデータを収集する手間を削減している。サードパーティーデータを増やすことにも注力していく方針だ。
Snowflake 社長執行役員 浮田竜路氏は、自社の強みについてこう語った。「四つのコンポーネントを一つのプラットフォーム上で提供できるのが当社の強みです。多くのお客さまにご利用いただけているのは、AIとデータを一体で提供し、セキュリティとガバナンスをしっかりと担保しているためだと考えています」


