「フィード投稿」「リール」「ストーリーズ」の違い

Instagramに投稿する際、さまざまな投稿形式がありますが、「何となく」使っているというケースはないでしょうか。特に「フィード投稿」「リール」「ストーリーズ」の主要3形式は、明確にその違いや表示場所、そして「届く範囲」を理解して使う必要があります。

しかし、Instagramを運営している人の中に「実はあまり違いがよくわかっていない」「フィード投稿はしているが、ストーリーズやリールは使っていない」という話を時々耳にします。本稿では、主要3形式について、表示場所や活用目的も含めて解説しますので、まずは違いを理解しておきましょう。

フィード投稿は「代表的な投稿」を載せる場所

フィード投稿はアカウントの「顔」のような存在です。Instagramのアプリを起動すると、最初に表示される「フィード」内に投稿が表示されます。また、プロフィールを訪れた人が、過去の投稿を一覧形式で閲覧することができます。企業やブランドの世界観、商品やサービスの魅力などを「整理された形」で伝えるのに向いています。

特徴

  • 掲載期間:半永久的に残る
  • 表示場所:プロフィールページ/フォロワーのタイムライン
  • 目的:ブランディング、信頼感の構築

リールは縦型ショート動画で「新しい層」にリーチを広げるのに最適

リールは最大90秒の縦動画で、Instagramの中でも最も拡散力が高いコンテンツです。フォロワー以外のユーザーにも届きやすく、「発見タブ」や「おすすめ」に表示される可能性があります。新規顧客に知ってもらうための入り口として有効です。

特徴

  • 掲載期間:フィード同様に残る
  • 表示場所:「リールタブ」「発見タブ」など
  • 目的:認知の拡大、フォロワー増加への期待

ストーリーズは24時間で消える15秒間表示の投稿

ストーリーズは24時間で消える短期的な投稿です。1投稿につき15秒間表示されます。気軽に投稿でき、フォロワーとのコミュニケーションに向いています。「ちょっとしたお知らせ」「裏話」「人柄を感じる発信」に最適。カラフルな文字入力やスタンプも充実していて、リンクを貼る機能やアンケートを取る機能があり、双方向性のあるコンテンツ作りが可能です。

特徴

  • 掲載期間:24時間(ハイライトで保存可能)
  • 表示場所:画面上部(丸いアイコン)
  • 目的:フォロワーとの関係性を深める、エンゲージメントの向上

自社のWebサイトに誘導したい場合は、Instagramのプロフィール欄、もしくはストーリーズのリンクスタンプを活用します。

組み合わせて運用しよう

実際の運用では、この3つを組み合わせることで効果が高まります。
たとえば製造業の企業であれば、以下のように役割を分けることで、「知ってもらう → 興味を持ってもらう → 信頼される」という流れを作ることができます。

  1. フィード投稿で製品ラインナップや導入事例を紹介
  2. リールで加工工程の動画や社員インタビューを発信
  3. ストーリーズで展示会出展や日々の活動をリアルタイムに報告

まとめ

Instagram投稿の主要な3形式について解説しました。
フィード投稿は「世界観を構築し、信頼を積み上げる場所」、リールは「新規のユーザーと出会う場所」、ストーリーズは「フォロワーとの関係性を深める場所」とそれぞれ違いがあります。
まずはそれぞれの特性を理解し、「どんな目的で投稿するのか?」を意識すること。そして、各機能を使い分け、組み合わせて運用できるようにしましょう。