Business Card Management Service
シード・プランニングは法人向け有料名刺管理サービスの市場動向を調査した。同市場は年々成長し、CRMやSFA、クラウドサービス、グループウェア、ビジネスSNSなど多くのソリューションに連携する市場となった。2024年の市場規模は約291億円であり、2013年の約14億円から約21倍に拡大した。
名刺管理サービス会社のSFA/CRM連携の割合は年々増加している。この背景について、名刺データの活用方法の変化があるとシード・プランニングは指摘している。名刺管理サービス企業の当初のビジネスは、紙の名刺をデジタル化することが主流だった。次第に、この流れは名刺のデジタルデータを活用して営業活動に生かす方向に変化した。また、名刺の個人データと会社のデータを管理して、営業DXに生かすようにもなった。しかし、依然として名刺管理サービス単体のニーズも残っている。
名刺管理サービス業界は2010年ごろよりSansanがけん引し、業界全体の知名度が向上した。その後、20種以上のサービスが新規参入しており、主要サービスの半数が2013年以降に参入している。こうした市場環境を背景に、シード・プランニングは同業界の売り上げシェアについても調査している。2024年の法人向け有料名刺管理サービスの売り上げシェアは、Sansanが約86%を占めていた。2位グループはハンモック、ユーソナー、Sky、富士フイルムビジネスイノベーションの4社が位置し、売り上げシェアは約9%だった。また、有料名刺管理サービスの導入動向についてのユーザーアンケート調査では、Sansanが約15%で、2位以下のグループより大幅に大きい割合を占める結果となった。
Sansanの売り上げが拡大していることから、2026年には法人向け有料名刺管理サービス市場全体の規模は355億円に達すると予測される。


