ロジクール
Signature Slim Solar+ K980
ソーラー充電 キーボード K980GR
ロジクールの「Signature Slim Solar+ K980 ソーラー充電 キーボード K980GR」は、太陽光や室内照明で充電可能なワイヤレスキーボードだ。長寿命の充電式バッテリーにより、ケーブルでの充電や電池交換の煩わしさから解放し、いつでも快適なワイヤレス接続を実現する。専用のアプリでキーボードのカスタマイズも可能で、自分の使い方に合わせたキー割り当てもできるのだ。タイピングを多用する業務の効率化に役立つ本製品の魅力を探っていく。
text by 田中 亘
オフィスや家庭の照明で充電可能
ロジクールの「Signature Slim Solar+ K980 ソーラー充電 キーボード K980GR」(以下、K980)は、同社にとって2代目のソーラー充電式キーボードになる。初代は2010年に発売された「ワイヤレス ソーラー キーボード K750」(以下、K750)で、K980はこの製品の後継として誕生した。
ロジクール クラスター カテゴリ マネジャー PWS 塩谷一生氏は、K980の開発背景を次のように語る。「K750は15年以上のロングセラー製品でした。K980は、K750にデザイン面・機能面で改良を加え、現在の市場背景やニーズに合わせて開発した製品です。当社がエントリー機種の一つ上の製品として提供する『Signature』シリーズとして、エントリー機種ではなし得ない、高機能さを備えたキーボードに仕上げています」
K980は、同社独自のソーラー充電技術「Logi LightCharge」により、充電を気にせず半永久的に使用できる。効率的に光を吸収するパネルを搭載し、200ルクス以上の光源で充電が行えるのだ。一般的なオフィスや家庭で使われる照明であれば、問題なく充電が可能だろう。また1日8時間の利用を想定した場合、満充電であれば真っ暗な環境でも、4カ月間は使い続けられる。
一般的なキーボードはケーブルでの充電や電池の交換が必須なため、常時オフィスにケーブルや電池を置いておく必要がある。加えてフリーアドレス環境での勤務だったり、週に数回在宅勤務があったりする場合は、充電を忘れて退勤してしまうことがある。さらに長期出張にワイヤレスキーボードを持っていく際は、十分に充電ができないまま、長時間持ち歩くことになるケースがあるかもしれない。そうした充電に関するストレスから、K980は開放してくれる。ちなみにバッテリーの耐用年数は最長10年のため、長く使い続けることが可能だ。バッテリー故障により、頻繁にキーボードを買い直さなければならないストレスからも解放される。

好みのAIを素早く立ち上げ
洗練されたデザインも、K980の特長の一つだ。注目する点はソーラーパネルの見た目にある。一般的なソーラー充電式キーボードは、電卓などで見られるパネルっぽさが気になる。それに対してK980は、パネル感のないスタイリッシュなデザインになっているのだ。また、本体背面のバッテリーが収納されている突起部分により、机に置いた際キーボードが打ちやすい角度に傾斜する。
K980は、パンタグラフ式を採用している。一般的なノートPCと同様の構造で打鍵感は近いものの、実際にタイピングしてみると、ノートPCよりもはるかに快適に使える。長時間の利用でもストレスを感じることがない。さらに1,000万回の入力が可能な耐久性があるため、長期間使い続けられるのだ。加えて、複数のデバイス接続や簡単な切り替えが可能な「Easy Switch」機能を搭載し、最大3台のデバイスとペアリング可能だ。キーボードのボタン一つで接続先を切り替えられ、スムーズに業務を遂行できる。スリープからの復帰も速く、待ち時間のストレスがない。
対応するOSはWindows 10、11以降、macOS 12以降、iPadOS 16以降、iOS 16以降、ChromeOS、Linux、Android OS 12以降だ。そしてWindows/macOSで利用する際、ロジクール製品専用アプリ「Logi Options+」を使えば、よりK980を活用可能だ。例えば充電ステータスを確認できるため、今いる部屋の光量が充電に十分か知りたいときは、Logi Options+を見ればよい。200ルクス程度の明るさが分からなくても、充電が可能かどうかの確認が行える。
そのほか、AIを一発起動できる「AI起動キー」に割り当てるAIを好みのものに変更可能だ。立ち上げられるAIは「Microsoft Copilot」「ChatGPT」「Perplexity」「Gemini」などがある。AI起動キーのほかにも、複数のキーに独自のショートカットを割り当てられるため、業務内容に応じた自分専用のツールへとカスタマイズしていける。

キーボードが生産性を左右する
購買という観点でキーボードを調達しようとすると、安価なキーボードが選択されてしまいがちだ。しかしキーボードは毎日の業務で使用するため、効率を大きく左右してくる。筆者のように原稿を書く作業はもちろんだが、Excelを使った集計や計算でも、キーボードの良し悪しが生産性に影響する。
最近ではAIを活用するケースも増えているので、その際にいつも使うAIを即座に開けるかどうかは、キーボード選びの重要なポイントになる。ビジネスでの活用を考えたときに、充電や電池交換のストレスを解消し、Logi Options+によりカスタマイズが可能で、快適にタイピングできるK980は、とても魅力的なワイヤレスキーボードになる。

