日本HP
HP EliteBook X G2i 14 AI PC
生産性向上を目的としたAI活用の広まりや、AIを利用したアプリケーションの一般化により、PCには高度なAI処理性能が求められるようになった。しかし、物価上昇などを背景にPC価格が上昇する現在、ただAIを処理できるというだけでは、購買の決め手にはなりにくい。これからのAI PCには、日常業務の快適さや安全性、生産性向上といった、実務に直結する付加価値を提供できることが不可欠だ。そうした付加価値を提供するのが、日本HPの14インチAI PC「HP EliteBook X G2i 14 AI PC」だ。
持ち運びやすい軽さとセキュリティ

技術・営業統括本部
IA技術本部
部長
太田仁彦 氏
日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 モバイルビジネス部長 岡 宣明氏は、HP EliteBook X G2i 14 AI PCについてこう語る。「本製品は、日本市場で特に重視されている、軽さとセキュリティに特化したAI PCです。まず軽さについてですが、本体の重さが最軽量構成で999gとなっており、前世代モデルと比べて約200g軽量化しました。併せて、持ち運び時の負担を軽減する新設計のACアダプターを同梱しています。このACアダプターには窒化ガリウムを採用しており、従来モデルと比べて小型化・軽量化を実現しました。ケーブルは約65g、アダプター本体は約95gと、PC本体だけでなく周辺機器を含めたトータルでの軽さにも配慮しています。またACアダプターは65Wの出力に対応しており、電源オフの状態でも30〜45分でバッテリー残量を0%から50%まで充電可能な『HPファストチャージ』を利用できます。次にセキュリティ面では、HPが独自に開発したセキュリティチップ『HP Endpoint Security Controller』(ESC)を搭載しています。ESCは、量子コンピューティングによるハッキングからファームウェアを保護しており、3〜5年の買い替えサイクルを経た後も、高い安全性を維持できるのです。さらに、『HP Wolf Connect』を活用することで、PCがオフラインの状態であっても遠隔からデータ消去やロックが可能です」
軽さとセキュリティのほかにも、HP EliteBook X G2i 14 AI PCは日本市場向けの特長がある。本製品は、日本市場で高い支持を集めてきた「HP Dragonfly」シリーズの後継機種に位置付けられるモデルだ。筐体カラーには、日本のユーザーから好評を博したアトモスフィアブルーを採用している。またキーボードについても、日本のビジネスユーザーの利用シーンを想定した工夫が施されている。例えば、指に自然になじむよう、キー中央をわずかにへこませた形状を採用しているのだ。これにより長時間の入力作業でも、快適な操作感を実現した。さらにトップマウント設計の採用によって、キーボードを上部から取り外せる。従来キーボードが故障したときは、基板やバッテリーを全て取り外す必要があった。だが本製品は、キーボード単体での交換が可能だ。修理のためにPC本体を預けるセンドバック対応は不要となり、HPから送付される交換用キーボードを、ユーザー自身で容易に入れ替えられる。セルフ保守によって、ダウンタイムの短縮を実現しているのだ。
高度なAI処理性能と長時間バッテリー

パーソナルシステムズ事業本部
クライアントビジネス本部
モバイルビジネス部長
岡 宣明 氏
HP EliteBook X G2i 14 AI PCの特長として、ハイブリッドワークに最適な設計である点も挙げられる。前述した軽さとセキュリティのほかに、HPが提供する法人向けMVNOサービス「HP eSIM Connect」にも対応している。本サービスは5年間は追加費用なしで4G LTE/5G通信を無制限に利用でき、通信環境に左右されることなく業務を継続可能だ。さらに、同サービスに国際ローミングや副回線キャリア、MDMセキュリティ機能を加えた「HP eSIM Connect PLUS」にも対応しており、いつでも・どこでも・安全にPCを利用できる。
またHP EliteBook X G2i 14 AI PCは、1日中利用できる長時間駆動にも対応している。その中核を担うのが、搭載されている「インテル Core Ultraシリーズ 3 プロセッサー」だ。このプロセッサーについて、インテル 技術・営業統括本部 IA技術本部 部長 太田仁彦氏はこう語る。「インテル Core Ultraシリーズ 3 プロセッサーは、前世代の『インテル Core Ultraシリーズ2 プロセッサー』の省電力性に優れた『Lunar Lake』と、高パフォーマンスな『Arrow Lake』の長所を融合させたモデルです。これにより、ベースとなるパフォーマンスの向上と電力効率の改善を同時に実現しており、あらゆるニーズに応えられます。さらに、NPU単体で最大50TOPS、プラットフォーム全体では最大180TOPSという高いAI処理性能を備えています。Web会議時の背景ぼかしやノイズ抑制といったAI処理をNPUに任せることで、バッテリー消費を大幅に抑えられます。その結果、前世代比で約40%の消費電力削減を達成しました。駆動時間の目安としては、満充電の状態で動画視聴、例えば動画配信サービス『Netflix』であれば最大27時間、Teamsを用いたWeb会議では約9時間の連続使用が可能です」
AI PCが日々の業務を快適に
HP EliteBook X G2i 14 AI PCは前述の通り、AI処理に優れた性能を備えるAI PCだ。しかし岡氏は、AI PCという言葉自体はいずれ使われなくなると指摘する。「すでにスマートフォンでは、顔認証や瞬時の翻訳が当たり前になっています。PCにおいても同様に、AIがインフラの一部として組み込まれ、あえてAI PCと呼ぶ必要がなくなるほど普及していくでしょう。現在はAI PCが特別なカテゴリーのように扱われていますが、数年以内には、全てのPCがAI PCになる日が来ると考えています」
続けて太田氏は、AI PCの普及と今後のAI活用の在り方について次のように語る。「AI PCの普及と併せて、今後はハイブリッドAIの重要性が高まるでしょう。全てのAI処理をクラウドに依存すると、AIサービスを提供する企業側では、API利用量をはじめとした膨大なコストが発生します。その結果、クラウドAIサービスの値上げも見込まれます。そこで、軽微なAI処理はローカルで行い、高度な処理のみをクラウドに任せるハイブリッドAIによって、レスポンスの向上とコスト削減を両立できます。こうした観点からも、ローカルAI処理性能を備えたAI PCの存在意義は、今後さらに高まっていくでしょう」
価格が上昇傾向にある現在で、AI PCが重要となる将来像を踏まえると、AI PCを提案する上で重要なのは、長期的な付加価値をいかに分かりやすく伝えられるかという点だ。太田氏は、「AIをまだ使わない」と考える顧客に対する提案方法について、次のように語る。「生成AIのような分かりやすい機能だけでなく、OSや標準アプリケーションの裏側で、すでにAIが多くの恩恵をもたらしている点を説明することが効果的です。例えば、ファンが回らず静かな状態で動作していることや、バッテリー消費が抑えられているのも、その裏側にはAIがあります。NPUを活用したノイズ抑制や電力最適化によって、Web会議中の静音性や長時間駆動が実現されており、派手な生成AI機能以上に、日常的な快適さこそがAI PCの本質的な価値だといえるでしょう」
最後に岡氏は「目先の費用ではなく、将来のポテンシャルを売ることが重要です。安価なPCを選んだ結果、数年後にセキュリティ事故が発生したり、生産性の低下を招いたりする可能性があります。最新CPUや軽量性、通信機能に加え、耐量子セキュリティを備えたHP EliteBook X G2i 14 AI PCは、今導入することが将来の業務競争力を担保することに直結します。現時点で最も間違いのない選択肢です」と、自信を持って語った。


