紙の帳票をそのままデジタル化
ITリテラシーを問わないワークフローシステム

紙の稟議書や申請書のやりとりに時間がかかることで進捗が把握しづらくなり、書類の紛失リスクが発生するという紙文化特有の課題を抱える企業は少なくない。こうした状況を改善しようとワークフローシステムを導入しても、ITリテラシーに不安を抱える従業員が多いと、運用が定着しないケースも散見される。この課題を一挙に解決するのが、エイトレッドが提供するワークフローシステム「AgileWorks」と「X-point Cloud」だ。

DISとの強固な連携を基に
全国での製品販売を実現

 エイトレッドはワークフローシステムの販売・開発やクラウドサービスの提供を行う企業だ。ダイワボウ情報システム(DIS)は同社と深い協業関係を築いており、同社が2017年から行う、優れた実績を上げた販売パートナーを表彰する「ATLED Award」にて際立った成果を示している。新規販売実績に基づく最高賞を2017年度から2021年度まで5年連続で獲得し、さらに2024年度にも最高賞を受賞したことで、これまで8回の開催のうち6回でDISがトップを飾っているのだ。

 エイトレッドがDISとの関係を深めるに至った経緯について、同社 代表取締役社長 岡本康広氏はこう語る。「当社は2007年の設立当初から、代理店経由での販売方針と全国展開を目指していました。しかし当時は全国展開の体制を持つ企業が多くなかったため、東京のみにオフィスを構えていた当社にとって、全国に販売網を持つDISさまの存在は非常に大きいものでした。また、当社の製品は企業規模を問わず利用可能ですが、中小企業から大企業まで対応できる製品をトータルで取り扱う販売店は限られていました。しかしDISさまは、早い段階から幅広く当社の製品を取り扱ってくれました。さらにDISさまのサポートは非常に手厚く、当社の事業展開を力強く後押ししてくれました。その結果、全国的に当社の製品を提供できるようになったんですね。DISさまを通じて販売された社数は、当社全体の販売シェアにおいて約15%を占めており、ワークフロー国内シェアナンバーワン※の維持に大きく貢献しています。こうした長年の信頼関係が、現在の協業体制を支えています」

企業規模に応じて
二つのワークフロー製品を提案

 それではAgileWorksとX-point Cloudの特長を見ていこう。両製品はターゲットとする企業規模や利用目的が分かれており、組織が抱える課題に応じて最適な選択肢を提示できる。

 AgileWorksはオンプレ版とクラウド版をラインアップする。中堅・大手企業を主な対象としており、大規模組織特有の複雑な業務フローにも対応できる設計となっている。一方X-point Cloudは、中小・中堅企業を中心に利用が広がっており、スピード感のある業務改善や現場での使いやすさを重視した製品である。

 両製品は、企業規模によって異なる課題をそれぞれ解決可能だ。例えば大手企業の場合、複雑化する組織管理への対応、内部統制やガバナンス強化の必要性、さらには基幹システムとの密接な連携などが課題になることが多い。これに対して中小・中堅企業は、ペーパーレス化の推進や意思決定の迅速化、さらには現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)をどのように前進させるかが主題となっている。このように両者は狙う市場のニーズに合わせて役割を分担しており、企業の成長段階に応じて最適なワークフロー基盤を提供するのだ。

代表取締役社長
岡本康広

 ユーザーから高い評価を得ているAgileWorksの機能について、岡本氏は次のように語る。「AgileWorksは、組織改編や業務変更が発生した際でも設定作業を滞りなく進められる点が強みです。人事システムを前提にした履歴構造を備えているため、未来組織を見据えた事前設定が可能です。役職管理や書類の引き継ぎ、権限譲渡といった組織改編にも柔軟に対応でき、運用変更を伴う場面でもスムーズに移行が行えます。また版管理により、起案時点の組織体制に基づいた回付が行えるほか、申請項目の変更を月初から反映させたり、過去に提出された申請内容を当時のまま確認したりできます。加えて、誰でも操作可能な点もAgileWorksの魅力です。ノーコードでのシステム運用を実現しており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作によって、分岐・複数部門を横断する申請フォームや複合条件の並列承認フローを容易に作成できます」

 続けて岡本氏は、X-point Cloudのユーザーから高い評価を得ている機能について次のように説明する。「X-point Cloudは、多彩な検索機能と集計機能によって、目的の書類を迅速に抽出できる点が評価されています。全ての入力項目を対象に絞り込み検索ができ、検索条件の保存にも対応しているため、必要な文書を迷わず探し当てられます。さらに、集計機能を活用すれば一覧形式のデータ表示や、クエリ集計、CSV出力など、より高度な分析にも応用可能です。加えて、サポート体制の充実度も利用者から支持されています。30日間の無料トライアルを用意しており、本トライアルでは専任チームが導入前の検証や検討を丁寧に支援します。導入後もメール・電話による問い合わせ対応に加え、サポートサイトやWebでの個別相談など、多様なサポートチャネルを用意しています。ユーザーコミュニティも運営しており、利用者同士の情報交換が可能です」

LINE WORKS AiNoteのUI

DXの標準的なインフラとして
ワークフローを定着させる

 競合他社製品との差異について、岡本氏は次のように述べる。「競合他社さまの製品がモダンで華やかなUIや、自由度の高いカスタマイズといった『攻め』の要素を重視するのに対し、当社製品は特に『守り』、すなわち運用の継続性に強みを持っています。AgileWorksとX-point Cloudはいずれも『紙の帳票をそのままデジタル化する』アプローチを採用しています。紙のイメージをそのままWebフォームとして再現しているため、ITリテラシーを問わず利用でき、教育コストも抑えられます。結果として運用が早期に定着し、導入後の失敗が起こりにくいです。さらに自動入力などの入力支援機能を備えており、ミスを抑制しながら業務効率を向上させられます。こうした使いやすさが継続率の高さにつながっており、お客さまの継続利用率は99.8%を超えるなど、SaaSとしても非常に高い水準にあります」

 最後に岡本氏は、同社のパートナー戦略における展望をこう語った。「長年にわたるDISさまとの良好な関係を最大限に生かし、東京だけでなく日本全国へ広がる地域密着型の提案をさらに加速させていきます。また、DISさまの広大なネットワークにいる販売店の皆さまとの関係をより深めていきます。ワークフローは単独で動くものではなく、データが生まれる場所、業務ハブとして、ほかの基幹・情報系システムと密接に連携するシステムです。そのため、グループウェアや会計システム、ERP、経費精算といったバックオフィスのサービスを扱う販売店さまに当社製品をご提案いただければ、既存商材に付加価値を加える強力な武器になると考えています。さらに当社は220社を超える社内公開事例を保有しており、それらを活用することで業種横展開や利用シーン別の営業展開が容易になる点も、販売店さまにとって大きなメリットです。こうした取り組みを通じて、ワークフローがDXの標準的なインフラとして日本企業に定着する未来を、DISさまと共に目指してまいります」


※出所:デロイト トーマツ ミック経済研究所「コラボレーション・モバイル管理ソフトの市場展望2025年度版」2011~2024年度(実績)