業務の効率化や生産性向上が求められる今、AIの活用は欠かせない要素となっている。AI導入の第一歩として最適なのが、独自のAIソフトウェアを内蔵したデル・テクノロジーズの法人向けノートPC「Latitude」シリーズだ。中でもエントリーシリーズの「Latitude 3000」シリーズは、コストパフォーマンスに優れていることから、企業規模を問わず導入できる。企業におけるAI活用の促進に向けてLatitude 3000シリーズの15.6インチノートPC「Dell Latitude 3550」を紹介しよう。

充電ポリシーをユーザーごとに最適化

「Dell Latitude 3550」は、CPUに「インテル 第13世代 Core i5 プロセッサー」または「インテル 第13世代 Core i7 プロセッサー」を採用し、最大16GBまで搭載可能なDDR5メモリーを備えている。これにより高度な処理性能を実現している。

 モニターには15.6インチのフルHD液晶を採用。画面が広く、動画編集やマルチタスク作業を快適に行える。またキーボードにはテンキーを搭載しており、表計算などの作業を効率化してくれる。さらに、AIアシスタント機能「Copilot in Windows」をワンタッチで起動できるCopilotキーを搭載している。メールの作成やドキュメントの要約などが行えるCopilot in Windowsを活用することで、日々の業務の生産性向上につながるのだ。

 バッテリー性能も優れている。デル・テクノロジーズ独自のAIソフトウェア「Dell Optimizer」がバッテリーの使用状況や充電パターンを学習。充電を使い切るまでPCを使い続ける「外回りワーカー」、オフィスで規則的なパターンで充電する「社内移動型社員」、大量の電力が必要なアプリケーションを使用する「パフォーマンスユーザー」、常に電源に接続している「デスクワーカー」の4種類にユーザーを分類し、最適な充電ポリシーを自動的に適用する。PCの利用状況に合わせてバッテリーの駆動時間を向上させられるのだ。また急速充電にも対応しており、バッテリーを1時間で最大90%まで充電可能だ。

15.6インチのモニターはフルHDの高解像度に対応し、表計算ソフトを幅広く表示したり、高画質の画像を閲覧したりできる。

安定したネットワークに自動切り替え

 Dell Latitude 3550はWeb会議を快適にする機能も充実している。バックグラウンドノイズの除去やスピーカーの安定化、個人の声の大きさの優先順位付けを行える「Intelligent Audio」機能を、Dell Optimizerから利用できる。さらに自宅やオフィスなど使用環境に応じて音声を最適化することも可能だ。どのような場所でもクリアな音声でWeb会議を行える。

 Web会議中に通信が不安定になると、音声や映像が途切れたり、会話のタイミングがずれたりして、業務の効率やコミュニケーションの質に支障を来してしまう。Dell Latitude 3550は、インテルのWi-Fi 6E(802.11ax)ワイヤレスカードを搭載しており、高速かつ安定した通信を行える。さらに、Dell Optimizerに搭載された「ExpressConnect」機能を活用することで、使用中のアプリケーションに応じて帯域幅の優先順位を設定できる。Web会議アプリケーションに優先順位を与えることで、通信の安定性を確保可能だ。ネットワークの混雑や帯域の輻輳が検出された場合には、2.4GHz帯と5GHz帯の周波数を自動で切り替えられる機能も備えている。

 Dell Latitude 3550は環境への配慮も重視している。バッテリーには再生コバルトを50%使用しており、筐体には再生プラスチックを利用している。梱包材は100%リサイクル/再生可能/リサイクル可能な素材で構成されている。廃棄物の削減に貢献するため、マルチパックオプションも選択可能だ。こうした取り組みから、環境に配慮した機器であることを示す評価システム「EPEAT」では最高評価のゴールドランク、そして気候変動に特に取り組んだことを示す評価システム「EPEAT Climate+」を取得している。

 Dell Latitude 3550は環境への配慮に加え、15.6インチの大画面とAI機能によって業務の効率化も実現する一台だ。