
Windows 10のサポート終了(EOS)が2025年10月14日に迫っている。一刻も早くWindows 11への乗り換えを進める必要があるが、いまだに二の足を踏む企業も存在する。そんな企業にお薦めなのが、エプソンの「Endeavor NA610E」だ。コンパクトなボディでパワフルな性能を出せるだけでなく、業務のダウンタイムを削減するさまざまな特長を備えている。さらには顧客のセットアップをサポートするサービスも用意しているのだ。スムーズなWindows 11への移行に貢献する本製品の特長を、詳しく説明していこう。
手軽にバッテリー交換が可能

エプソンの13.3インチノートPC「Endeavor NA610E」は、CPUに「インテル Core 7 プロセッサー 150U Intel vPro」か「インテル Core 5 プロセッサー 120U」のどちらかを搭載可能だ。本体重量は約960gとなっている。ノートPCの軽量化ニーズが顕在化している現在、1kgを切る軽量さは顧客がPCを選定する際の大きなきっかけになるだろう。メモリーは最大32GBまで搭載でき、データ処理やアプリケーションの同時起動もスムーズに行える。いざというときはユーザーの手で増設が可能だ。13.3インチのコンパクトなサイズながら、ビジネスで十分に使える性能を備えているのだ。
Endeavor NA610Eの大きな特長の一つに、ユーザー自身でバッテリー交換が可能な点がある。工具不要で簡単にバッテリーの取り付け/取り外しが行えるため、予備バッテリーを携帯しておけば、どこでも手軽にバッテリーを替えられるのだ。例えば外出先で急ぎの資料を作成しなければならなくなった場合、カフェに入って作業をすることがあるだろう。しかしコンセントのある席が全て埋まっていたら、ノートPCを十分に充電できないまま資料作成を行うことになる。そこでEndeavor NA610Eを使っていれば、バッテリーが切れそうになったところで、すぐに新しいバッテリーに交換できるのだ。業務のダウンタイムを回避可能なだけでなく、バッテリー切れを恐れながら作業をすることもなくなる。出張や外回り中のPC業務も、不安なく行えるようになるのだ。
加えて、ノートPCの使用寿命が長くなることもメリットだ。バッテリー内蔵型のノートPCは、顧客自身でのバッテリー交換が難しいこともあり、バッテリーが劣化した時点でPCの買い替えを検討することになる。そこでバッテリー交換可能なEndeavor NA610Eであれば、劣化したバッテリーを新しいものに交換するだけでよいため、PC本体を丸ごと買い替えるコストや導入工数などを削減できる。さらにはユーザー自身で簡単にバッテリー交換が行えることで、PC管理者はバッテリー劣化時に修理対応などの調整が不要になるのだ。工数削減につながり、PC管理者の負担を軽減してくれる。これらの特長によってEndeavor NA610Eは、長期にわたって快適なPC業務を支援するのだ。
最大7年間の保守サービスを提供
Endeavor NA610Eは、充実したサポートも魅力の一つだ。Endeavor NA610Eを含むエプソンのPCは、最長7年間の定額保守サービスを用意する。故障した製品を修理センターで預かる「お預かり修理」や、サービスマンが故障した製品が設置されている場所に向かう「訪問修理」といった保守を、最大で7年間受けることが可能だ。次のPCの買い替え時期まで手厚いサービスを受けられるので、顧客は安心してPCを使い続けられる。定額で保守料金を予算化できるため、予期せぬ修理コストが発生しないこともメリットだ。
さらにお預かり修理は、修理センターに届いてから1日で修理を終えて返送する「1日修理」に対応している。万が一PCが故障しても、土日を含めて1日で修理を終えて、翌営業日までには返送してくれるのだ。修理待ちで業務が長期間止まることがなくなり、業務の継続性を高められる。またお預かり修理は、製品を指定の場所に引き取りに行く「引き取り修理」と、製品を修理センターへ直接送付する「直送修理」のどちらも利用可能だ。顧客が対応しやすい方法で預けられるので、修理を後回しにしてしまうことも減るだろう。
ほかにも、導入に当たってユーザーやIT担当者をサポートするサービスも用意している。その一つが、法人の顧客を対象とした「無料貸し出しプログラム」だ。本プログラムは、希望する仕様のPCの貸し出しを行い、実機を使って評価ができるサービスだ。現状使用するPCとの互換性が不安な場合でも、購入前に無償で動作検証が行える。不安点を解消した上で本格導入へ進められるので、導入直後から安心した状態で使い始められるのだ。
もう一つのサービスとして、PCのセットアップを幅広く代行する「キッティングBTOサービス」も提供する。顧客が構築したマスターイメージを同一機種へ複製して出荷する「マスターイメージ複製サービス」、顧客からもらったIPアドレスなどをあらかじめ設定した上で出荷する「個別ネットワーク設定サービス」など、セッティングに関わるさまざまな作業をエプソンが代行してくれるのだ。PCの基本設定のほか、顧客が指定した内容でラベルを作成し、PC本体もしくは個装箱に貼付して出荷する「ラベル作成/貼付サービス」、シリアルナンバー・MACアドレスなどの情報を一覧にし、管理台帳を作成する「管理台帳作成サービス」といった、資産管理に関連する作業を代行するサービスも用意する。Windows 10のEOSに際してPCを買い替えるに当たり、セットアップ工数に課題を感じている顧客は、本サービスを利用するとよいだろう。
オフィスを含め多様な現場で活躍
では、Endeavor NA610Eはどのような場面で活躍するのだろうか。まず一つ目はオフィスワークだ。複数のアプリケーションを立ち上げてもスムーズに動く本製品は、別ウィンドウでチャットをしながらのWeb会議や、Excelファイルの参考資料を見ながらのプレゼン資料作りなど、多様なビジネスシーンで活躍する。
二つ目は、医療・訪問看護・介護だ。長時間駆動が可能なEndeavor NA610Eは、医療現場の受付や、多くの利用者の家・部屋を巡る訪問看護・介護の現場にもフィットする。もし途中でバッテリーが切れてしまっても、ツールフリーのバッテリー交換で簡単に利用を再開できる。
三つ目は製造だ。Endeavor NA610Eは、生産ライン制御などの組み込みシステム向けOSや「Windows 11/10 loT Enterprise LTSC」の搭載にも対応する。インターフェースに有線LANポートも備えている本製品は、製造業の稼働を高いパフォーマンスで長時間支える1台になるだろう。
今挙げた三つの現場だけに限らず、Endeavor NA610Eはさまざまな場面で活躍する。Windows 10のEOSが間近になった今、一刻も早いWindows 11への乗り換えが求められている。乗り換え後の業務を効率化する製品として、顧客にEndeavor NA610Eをお薦めしよう。
