深刻な「人手不足」と「情報漏洩リスク」に直面する中小企業が、今真に求める「安全」と「現場DX」

現代の中小企業(SME)を悩ませているのは、単なるオンライン会議の場作りではない。昨今急速に高まるランサムウェアをはじめとするセキュリティリスク、そして深刻化する少子高齢化に伴う「人手不足」と「現地への移動コスト・時間の高騰」といった問題である。

とりわけ2025年4月に改正された「育児・介護休業法」において、柔軟な働き方を実現する措置が企業に義務付けられた(2025年10月より3歳から小学校就学前の企休制度整備・リモートワーク等の導入義務化)ことで、地方自治体や中堅・中小企業におけるリモートワーク環境の再整備は、もはや避けて通れない経営課題となっている。

「大手企業を中心にオフィス回帰の動きも見られますが、中堅・中小企業や地方自治体では人手不足が非常に深刻です。就職してからの定着率向上や優秀な人材確保のためにも、リモートワーク環境の整備は不可欠と言えます」と語るのは、RSUPPORT営業本部 本部長の金廷燁(キム・ジョンヨプ)氏だ。

中小企業が本当に求めているのは、導入しやすく安全な「リモートアクセス」と、現場の物理的制約を劇的に改善する「遠隔サポート」の仕組みである。20年以上にわたりリモート技術一筋で市場を牽引してきたRSUPPORTが提供する「RemoteView 6.0 Enterprise」と「RemoteCall 6.0」は、まさにそうした課題を根本から解決するソリューションだ。

RSUPPORT 営業本部 本部長の金廷燁(キム・ジョンヨプ)氏

2001年創業・世界初のB2B SaaSリモート技術ベンダーが誇る信頼と技術力

RSUPPORTは、2001年に韓国・ソウルで創業した。当時からリモート接続技術を持つ企業は存在したが、B2B向けのSaaS型リモートサービスとして事業化したのは世界で同社が初めてである。

日本国内においては、2006年に日本支社を設立。2012年にはNTTドコモから約11億円の出資を受け、共同で「あんしん遠隔サポート」を開発・提供開始した。同サービスは10年以上経過した現在も2000万人以上のユーザーに利用されており、同社の技術とサーバー運用ノウハウの堅牢さを物語っている。

その後、2013年に日本法人化(RSUPPORT株式会社)を果たし、2014年には韓国KOSDAQ市場へ上場。2020年のコロナ禍においてはリモートアクセスニーズが急増し、同社の主力製品「RemoteView」の売上・ライセンス数が急激に拡大した。

金廷燁氏は当時の情勢をこう振り返る。「コロナ禍で一気にリモートニーズが高まった際、急激なサーバー負荷に耐えきれず撤退する競合他社も多くありました。弊社は当時すでに約20年のSaaS安定運用ノウハウと堅牢なインフラを持っていたため、多くの企業様に安心してお乗り換えいただくことができました」。

セールスマーケティング本部 本部長の金振榮(キム・ジニョン)氏も、同社の日本市場における強みを強調する。「NTTドコモ様の非常に厳しいセキュリティ基準をクリアし、長年大規模インフラを運用してきた実績は、日本のお客様やパートナー様から高い信頼をいただく最大の土台となっています」。

現在、同社製品の導入実績は国内で2万3000社を超え、あらゆる業界のインフラを支えている。

RSUPPORT セールスマーケティング本部 本部長の金振榮(キム・ジニョン)氏

「データを持ち出させない」安全空間――VPN不要の「RemoteView 6.0 Enterprise」

ハイブリッドワークの推進において最大の障害となるのが「情報漏洩リスク」と「インフラ構築の難易度」だ。従来のVPN(Virtual Private Network)構築や無料RDP(Remote Desktop Protocol)ツールの利用は、外部からの通信を受け入れるインバウンドポートを開放する必要があり、ランサムウェアなどのサイバー攻撃の標的となりやすい。また、ゼロトラストネットワークの構築は大企業でなくとも多大な費用と専任IT人材を必要とするため、情シス不在の中小企業にはハードルが高い。

この課題をスマートに解決するのが「RemoteView 6.0 Enterprise」である。以下に3つの特徴を挙げる。

1. アウトバウンドポート(443)のみを使用する強固なセキュリティ

RemoteViewは外部からの侵入経路となるインバウンドポートを開放せず、暗号化されたWeb通信であるアウトバウンドポート(443)のみを使用する。外部からの直接攻撃を受けないアーキテクチャとなっており、既存のネットワーク設定を一切変更することなく安全なリモートアクセスを実現する。

2. 充実したアクセス制御と2段階認証

接続元のIPアドレス制限、MACアドレス制限、海外からのアクセス遮断といった豊富なセキュリティオプションに加え、ワンタイムパスワード(OTP)による2段階認証を標準装備。権限設定やログ管理も1つの管理画面に集約されており、総務部などの兼任IT担当者でも容易にガバナンスを効かせることができる。

3. モデム時代から培われた超軽量・高画質圧縮技術

RSUPPORTはかつて56kbpsのアナログモデム環境でも快適に動作するリモート技術を開発していた。その画期的な画像圧縮技術は現在も受け継がれており、画面の遅延やカクつきがほとんどない。

「弊社は創業当時から画像の圧縮技術と軽量化を徹底追求してきました。そのため、非常に通信が滑らかで、まるで目の前にあるPCを直接操作しているかのような感覚で遠隔操作が可能です」と金廷燁氏は自社技術に自信を見せる。

営業本部営業部の新井貴政氏も、中小企業への導入のしやすさについてこう語る。「遠隔先のPCにエージェントをインストールする作業も2〜3分程度で完了します。管理画面も直感的で1箇所に設定がまとまっているため、専任のIT担当者がいない中小企業様でも、トライアルからわずか1週間程度で全社運用を開始された事例があるほど手軽です」。

手元のモバイル端末やノートPCには画面情報しか転送されないため、「データを社外へ持ち出させない」という根本的なセキュリティ要件を満たすことができる。

RSUPPORT営業本部 営業部の新井貴政氏

同意の上、1分でつながる現場DX――「RemoteCall 6.0」

RemoteViewが「あらかじめ設定された自社PC・端末への無人アクセス」を得意とするのに対し、社外の顧客や現地作業員といった「対人サポート」で威力を発揮するのが「RemoteCall 6.0」だ。

RemoteCallは、相手のPCやスマートフォン、タブレットの画面を遠隔で共有・操作し、トラブル解決や操作案内を行うリモートサポートツールである。RemoteCallの特徴は以下の通りだ。

1. 接続ハードルを極限まで下げた「ワンタイムプログラム」方式

サポートを受けるユーザー側に事前のID・パスワード発行は不要だ。オペレーターが発行する6桁の接続コードをWebサイト等で入力するだけで接続が完了する。

お客様側はサポートからコードを伝えられるので、6桁の番号を入力
PCだけでなくスマートフォンでもサポートできる

新井氏はその操作性の高さを説明する。「一般的なサポートツールはお客様側からIDやパスワードをオペレーターに伝える形式が多いのですが、RemoteCallは逆にオペレーターが番号を発行してお客様に入力していただくだけです。お客様側の作業負担や心理的ハードルが極めて低い設計になっています」。

さらに、サポート終了後は実行ファイル(ワンタイムExe)が自動的に削除されるため、顧客の端末に痕跡を残さずセキュリティ面でも安心だ。

右側のPCを左側のPCでサポート。描画ツールで指示を出せるほか、操作を引き取ってのサポートも可能

2. 1ライセンスで「PC」「スマホ」「現場カメラ」の3種をカバー

RemoteCallの最大の強みは、1つのライセンスで「PC画面サポート」「スマホ画面サポート」「現場カメラ共有サポート」の3タイプ全てに対応できる点だ。

特に「現場カメラ共有機能(Webcam Support)」は、建築現場、各種製造工場、現地メンテナンス業における「人手不足」と「移動コスト」の削減に効果を発揮する。現場作業員がスマートフォンのカメラで機器や現場状況を映し出すと、遠隔地にいる熟練技術者がPC画面上でその映像を確認し、画面上に手書き矢印やマーカー(描画機能)などを使いリアルタイムで指示出しできる。熟練者がわざわざ現地へ出張することなく、遠隔から高精度な技術指導を行うことが可能となるのだ。

多角的な導入事例が示すソリューションの応用力

RSUPPORTの製品群は、特定の業種に捕われず多様な課題解決に寄与している。いくつかの事例を紹介しよう。

1. 医療現場(クリニック・病院)での電子カルテ閲覧

複数の診察室や階層を跨いで電子カルテを閲覧・入力する際、端末ごとに高額な電子カルテ用ライセンスを購入するのは大きなコスト負担となる。あるクリニックでは、親機となるPCにのみ電子カルテを入れ、各診察室の低スペック端末やChromebookからRemoteView経由でアクセスする運用を構築した。これによりライセンス費用と端末購入費を大幅に削減することに成功している。

金振榮氏は、「高スペックなPCを買い揃えることなく、手元の安い端末からRemoteViewで親機にアクセスするだけで作業が完結します。端末の価格が高騰している昨今、非常にリーズナブルに導入できる手法として評価されています」と語る。

2. 建設・建築業界でのCAD操作・現場連携

建設業界では、大容量のCADソフトを在宅勤務でどう扱うかが課題となっていた。事務所の高スペックPCを自宅からRemoteViewで遠隔操作することで、データを持ち出すことなくスムーズな作図作業を実現している。また、遠方の施工現場とのやり取りにはRemoteCallのカメラ共有を活用。熟練技術者が現場へ移動する時間やガソリン代などの移動コストを大幅に削減し、1日あたりの対応件数を飛躍的に向上させた。

3. 地方金融機関(信用金庫・証券)の顧客サポート

広大なエリアをカバーする地方の信用金庫では、顧客(特に操作に不慣れな高齢者層)へのネットバンキング操作案内や顧問指導においてRemoteCallを活用。訪問にかかっていた時間を削減し、1日あたりの商談・サポート件数を大幅に伸ばすことに成功している。

金振榮氏は「電話口の言葉だけでは高齢のお客様に操作を伝えるのは難しいですが、画面を見ながらマーカーで指示を出すことで、お互いのストレスやクレームが激減しました。訪問コストを抑えつつ商談やサポートの回数を増やせるため、地方の金融機関様から非常にお喜びいただいています」と手応えを明かす。

AIとセキュリティの融合で進化を続けるRSUPPORT

RSUPPORTは「リモート一筋20年」で培った技術力をベースに、時代のトレンドであるAIやセキュリティとの融合を急速に進めている。

今後の展望について、金廷燁氏は次のように語ってくれた。「弊社では現在、リモートアクセス技術だけでなく、最新のAIやセキュリティを組み合わせた新機能の開発を積極的に進めています。RemoteViewにおいては、AIを活用してユーザーの操作ログをテキスト化・分析する機能や、LLM(大規模言語モデル)と連携した新機能の搭載を予定しています。またRemoteCallにおいては、AIが一次対応から案内までを自動で行い、必要な場面で人間のオペレーターへ引き継ぐ次世代プロジェクト『Callix』の開発も進行中です。リモート技術を軸に、お客様の業務効率化と日本のDX推進にこれからも貢献してまいります」。

「移動コストゼロ」と「情報漏洩リスクゼロ」を同時に実現するRSUPPORTの「RemoteView」と「RemoteCall」。深刻な人手不足に悩む中小企業の課題を根本から解決する“2本の矢”として、中小企業の強力な武器となることは間違いない。

今回紹介したソリューション

RemoteView 6.0 Enterprise

オフィスのPCへ安全に遠隔アクセスするリモートデスクトップサービス。VPN不要で導入でき、データ持ち出しを防ぐためセキュリティも万全。自治体や中小企業の働き方改革を強力に支援する。

RemoteCall 6.0

PC、スマホ、現場のカメラ映像を共有し、遠隔地からリアルタイムで指示・サポートを行うリモートサポートツール。訪問移動コストの削減と顧客満足度向上を両立する。

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