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防水・防塵・耐衝撃に優れた「RICOH WG-80」を屋外現場に活用

防水・防塵・耐衝撃に優れた「RICOH WG-80」を屋外現場に活用

2022年09月22日更新

本格14m防水を実現
屋外現場撮影に強い1台

リコーイメージング 防水コンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-80」

防水コンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-80」は、持ち運びしやすい小型軽量設計ながら、堅牢性・防水性・防塵性に優れた1台。従来製品「RICOH WG-70」よりもシンプルなスタイリングへと進化し、アウトドア以外の用途でも手軽に使える防水コンパクトデジタルカメラになった。スマートフォンの普及で、コンパクトデジタルカメラを持ち歩く人は減少傾向にあるが、防水性能や堅牢性を武器にビジネスや教育現場で活躍できるタフな1台に仕上がっている。
text by 森村恵一

長い歴史と高い完成度の
防水コンパクトデジタルカメラ

「RICOH WG-80」の歴史は長い。そのルーツは、2005年に発売した初代防水コンパクトデジタルカメラ「PENTAX Optio WP」にまでさかのぼる。ヒット商品となったPENTAX Optio WPは、2010年までに「PENTAX Optio W90」へと進化し、製品としてのポジションを確立した。翌2011年に発売した「PENTAX Optio WG-1」では、外観がタフネスさを意識したデザインへと進化し、GPSユニットの搭載により登山やサイクリングなどアウトドア活用全般での定番モデルとして成功を収めている。

 初代のPENTAX Optio WPから17年の長い年月を経て開発された最新モデルのRICOH WG-80では、防水・防塵・堅牢性というタフさを堅持しつつ、防水コンパクトデジタルカメラとしての高い完成度を実現している。基本スペックは、1/2.3型 CMOS撮像素子を採用し、約1,600万画素の有効画素数での撮影を可能としている。レンズは、非球面レンズ5枚を使用した9群11枚の「RICOHレンズ」で、5〜25mmの焦点距離とF3.5(W)〜F5.5(T)の開放絞りとなる。ズームは、5倍までの「光学ズーム」と約7.2倍の「デジタルズーム倍率」に加え、両方を組み合わせた「インテリジェントズーム」機能により、画像解像度によって約7.5倍から約36倍まで拡大できる。記録できる画素数は、静止画が最大16M、動画は1,920pのフルHDか1,280pが選択できる。本体にもメモリーが内蔵されているので、16Mの静止画で13枚まで、フルHDの動画で34秒まで記録できる。SDカードスロットを搭載しているので、別途SDメモリーカードを購入し、装填すれば64GBで1万1,769枚の静止画(16M換算)と約9時間の録画(フルHD換算)が可能になる。装填できるSDカードの容量は最大512GBまで対応している。

 撮影した画像は、背面に備えた2.7型ワイドのモニターから確認できる。モニターの右横には操作ボタンが並ぶ。ボタンは上から、ズーム用に再生用、モード選択などの操作ボタン、そしてメニューや動画撮影などのボタンが配されている。通常の動画撮影では、本体上部の電源ボタンを押してからシャッターボタンを押すだけだが、RICOH WG-80には動画専用のボタンが用意されており、静止画だけでなく動画を多く撮影する利用者にも利便性が高い。また、電源を入れてから起動するまでや、各メニューの表示などの反応が速く、ストレスなく操作できる。外部インターフェースは、USB 2.0のMicro-B、Type-DのHDMIを搭載。二つのコネクターは、二重にロックされたカバーで保護されている。また、耐久性能も高い。例えば、JIS防水保護等級8級規格「IPX8」相当の防水性能やJIS防塵保護等級6級規格「IP6X」に準拠した防塵性能を備えている。RICOH WG-80は、多様な環境に耐え得るデジタルカメラなのだ。

前面レンズ周りにLEDリングライトを6灯配置。接写時に均一で明るい照明を利用でき、立体感の演出に役立てられる。
本体は指の掛かりを考慮した握りやすい形状となっており、ホールドしやすい。背面に備えたボタン類も大きく、操作しやすい。
PCのUSBの細部。LEDが被写体を照射し、肉眼では見ることのできない素材や部品などの精密な部品の凹凸や質感にフォーカスできる。

スマホカメラ以上に多機能
全天候アドベンチャーモデル

 本製品のスペックだけを見ると、一般的なコンパクトデジタルカメラとの違いは感じられないが、実際に使ってみると、スマートフォンのカメラにはない魅力的な撮影機能を実感できる。撮影モードでは、全て自動で設定してくれる「オートピクチャー」をはじめ、水中での青色かぶりを抑制して鮮やかな水中シーンを再現できる「マーメード」「マーメードムービー」など全25の撮影モードが用意されている。レンズの周囲に配置された6灯のLEDを使った「デジタル顕微鏡」モードでは、最至近距離1cmの超接写でのスーパーマクロ撮影が可能だ。こうしたマクロ撮影は、スマートフォンや一眼カメラでは難しい。精密機器も撮影できるのだ。

 また、娯楽用途のほかにも、国土交通省の「写真管理基準(案)令和3年版」に適合し、工事写真提出用に適した「CALS」モードも搭載しており、規格や要件に準じた利用にも対応する。

 撮影モードやフィルターなど機能を充実させただけでなく、14mまでの防水と1.6mの耐衝撃、マイナス10度への耐寒性、そして100kgfの耐荷重性のタフネスボディなRICOH WG-80。悪天候時や汚れやすい作業現場、埃や粉塵が舞う現場、寒冷地での建設現場といったハードな環境でも安心して撮影できる全天候アドベンチャーモデルとなっている。

建築現場や教育市場まで
市場の可能性を広げる耐久性

RICOH WG-80の持つ防水・防塵・耐衝撃性能は、ビジネスシーンに求められる静止画・動画撮影の常識をも覆してくれる。例えば、CALSモードによる建築現場での利用といったビジネス用途にRICOH WG-80は提案できる。さらに、顕微鏡モードは教育現場でも有効だ。生徒が屋外でも安心して使えるカメラとして、RICOH WG-80のタフさは魅力的な教材となるだろう。スマートフォンやタブレットのカメラにはない性能を備えたRICOH WG-80は、デリケートな精密機械というカメラの常識を超え、撮影フィールドの広がりとビジネスの機会を創り出していく。

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