2月6日にグランメッセ熊本開催された「DIS ICT EXPO in 熊本」。展示ブースではクラウドソリューションや障がい者総合支援システムなど幅広く展開された。前回に引き続き、本記事では出展社へのインタビューの様子をレポートしていく。
インフォメックス
kintoneで活用可能なAI-OCR&GIS

ビジネス推進本部
ビジネスソリューション部 チーム長
福本優空 氏
当社のブースでは、自社開発を行うAI-OCRのkintoneプラグイン「AutoRect-OCR」と、コンピューター上でさまざまな地理空間情報を重ね合わせて表示するシステム「GIS」(Geographic Information System:地理情報システム)をkintone上に構築可能なプラグイン「GeoPin-MAP」を紹介しています。
まずAutoRect-OCRは、kintone上に帳票などの画像を読み込ませると、AIが画像内の文字を読み取ってくれるものです。AIが判別に自信のある文字と自信のない文字を区別するので、最後に人が確認する際、自信がない文字だけをチェックすればOKになります。確認の手間が大幅に減るのです。
次にGeoPin-MAPは、kintone上の地図情報へ、kintoneのレコードに記録したデータの緯度・経度を表示できるものです。業務データを地図上で可視化し、それに付随する業務をkintone上で管理することで、一連の業務手続きをシームレスに実現できます。ターゲットとしては、AutoRect-OCRは紙を多く使う営業職や製造業系、GeoPin-MAPは自治体を想定しています。例えばGeoPin-MAPであれば、自治体内での放置自転車通報や公園遊具破損通報、道路損傷通報、野生動物の発見などに活用可能ではないでしょうか。
AutoRect-OCRとGeoPin-MAPは共に今後の製品化を目指しており、価格などは現在検討中です。今回本イベントで紹介を行っていますが、両製品共に興味を持ってくれる方がいるため、反応は上々だと感じています。
クリエイティブマシン
シームレスな作業を実現する3D CAD

西日本営業グループ
小林稜馬 氏
当社は宮崎本社のほか、宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡と全国で事業を展開しています。また日本以外に、東南アジアでも一部、事業を行っています。そんな当社が紹介するのは、高い操作性を誇る3D CAD「IRONCAD」です。
IRONCADは装置や治具といった生産設備に特化しているため、製造からロボットシミュレーションまでシームレスに行える点が強みです。多様な形状や素材をそろえた「カタログ」から、ブロックなどの3D形状を3D空間にドラッグ&ドロップするだけでパーツを作成できます。プレートや円柱を多用する自動機、設備機械、治具などは、スケッチを描かずに設計が可能です。
加えて、3D CADで組み立てられた製品「アセンブリ」とパーツが同じファイル拡張子のため、ファイル管理、構想設計がスムーズになっています。一つのファイル内で構想設計、詳細設計を行った後は、アセンブリ/パーツをリンク付きで外部保存可能です。さらに3Dと2Dの自動連携機能も備えており、投影図も簡単に作成できます。3Dモデルの変更は自動的に反映され、3Dモデルのプロパティ情報も部品表に出力可能なため、組立図や部品図の作成に役立ちます。
九州は各県に自動車メーカーが存在するため、実際に本製品の導入が進んでいるメーカーから、これから導入に進むメーカーまでさまざまあります。今回本イベントで紹介する中でも、やはり製造業のお客さまを持つ方からは、とても良い反応をもらえていますね。
熊本計算センター
福祉業界向けの自社開発パッケージを提供

産業イノベーション事業部
福祉ビジネス部 部長
武田順二 氏
当社のブースでは、自社開発の障がい者・障がい児事業向け統合ソリューション「楽園」シリーズを紹介しています。楽園シリーズの中でも、利用者の日々の状況を記録する「記録管理システム」と、「障がい者総合支援法」「児童福祉法」に基づいたサービスに対応した「障がい者総合支援システム」を展示しています。
記録管理システムは、食事や排せつといった日々の支援内容をPCやタブレットから入力できます。項目を選択するだけで簡単に記録可能なため、PC操作が得意でない方でも利用に問題ありません。入力情報はリアルタイムで共有され、写真の添付にも対応しています。また、排せつ時間や対応内容が設定した範囲を超えると画面上にアラートを表示し、職員に注意を促します。さらに、記録した内容を申し送りや日誌へ自動転記できるため、二重入力や転記ミスを防止します。
障がい者総合支援システムは、記録管理システムやオプションの「計画相談支援システム」「個別援助計画作成システム」と連携し、利用者請求データや給付費請求データを自動生成できます。これにより、請求業務に伴う手間や転記ミスを抑えられます。加えて、支援計画や日誌の作成、ケース記録の管理も行えるため、日常業務の効率化を後押しします。
現在、熊本県内を中心に福祉業界で高いシェアを確保していますが、このたびダイワボウ情報システムさまの展示会に出展させていただいたことで、楽園シリーズに加え、当社が提案しているセキュリティ、AI製品、クラウドサービス、バックアップソリューションなどの販売にもつなげていければと考えています。

