「ConnectIN」でいつでもどこでも
業務の生産性を向上
出張や外回りをはじめ、オフィス以外で業務をする機会は多い。さらにはハイブリッドワークも浸透しており、PCを使用した仕事は多様な場所で行われるようになってきている。そうした際に課題の一つとなるのが、PCの通信だ。フリーWi-Fiにつなげてしまうと、業務データが流出してしまう恐れがある。そのためSIM内蔵のPCを使用したいが、別途月額通信費がかかることがネックとなり、導入に二の足を踏んでいる企業も多いだろう。そこでKDDIが展開する「ConnectIN」(コネクティン)を使えば、通信コストを削減しながら、いつでもどこでも安定したネットワークに接続できるのだ。
いつでもどこでも通信ができる
PCを浸透させるために展開

ビジネス事業本部
ビジネスデザイン本部
IoT営業推進部
副部長
岩本克彦 氏
ハイブリッドワークの定着に伴い、ビジネスの現場では場所を問わず生産性を上げられる環境の構築が求められている。そうした中でKDDIが提供するのが、製品やサービスに一定期間の通信料を組み込んで販売するビジネスモデル「ConnectIN」だ。
KDDI ビジネス事業本部 ビジネスデザイン本部 IoT営業推進部 副部長 岩本克彦氏は、ConnectINの特長を次のように語る。「ConnectINは、IoT製品をはじめとしたさまざまな製品に通信を組み込むためのビジネスモデルです。お客さまに使いやすさを提供するため、データ量無制限の通信利用権を本体購入代金に付帯させる仕組みを作りました。お客さまの中には、通信料を気にして5G/LTE対応のPCに手が届かなかった方もいると思います。しかしConnectINなら、通信料が製品やサービスの価格に内包されています。そのため通信料に悩みを持つお客さまにも、5G/LTE対応のPCを買ってもらいやすくなっています」
続けて岩本氏は、KDDIがConnectINの提供を開始した背景をこう語る。「KDDIではコロナ禍の際に、デル・テクノロジーズさまの5G/LTE対応のPCを利用して在宅勤務を行っていました。当社ではこの経験を通して、いつでもどこでも働ける利便性を体感しました。ですが市場では、5G/LTE対応のPCはあまり普及していないことを知ったのです。そこで我々は、いつでもどこでも通信が行えて、非常に使いやすい5G/LTE対応PCをどう浸透させようかと考えました。加えて、メーカーさまにも積極的に採用してもらえるビジネスモデルは、どうしたら構築できるのかも検討したのです。こうした背景から生まれたのが、ConnectINです」
インテルCPUもAMD CPUも選べる
多様なラインアップを用意

マーケティング統括本部
クライアント製品
ブランドマーケティング
シニア・アドバイザー
吉田将信 氏
デル・テクノロジーズがConnectIN対応モデルとして用意するのは、以下5機種のノートPCだ。
・13インチノートPC「Dell Pro 13 Premium」
・14インチノートPC「Dell Pro 14 Premium」
・13インチノートPC「Dell Pro 13 Plus」
・14インチノートPC「Dell Pro 14 Plus」
・16インチノートPC「Dell Pro 16 Plus」
デル・テクノロジーズ マーケティング統括本部 クライアント製品 ブランドマーケティング シニア・アドバイザー 吉田将信氏は、これらのPCの特長を次のようにアピールする。「当社の法人向けノートPCは、今まではインテル製のCPUを中心とした製品展開をしていましたが、今年からはシリコンダイバーシティとして、AMD製のCPUを採用した製品の展開も始めました。これにより、PCラインアップが一気に増えています。特にメインストリーム版の『Dell Pro Plus』シリーズに関しては、13インチ/14インチ/16インチモデルの全てでインテルCPU版とAMD CPU版を用意しています。お客さまが希望する価格帯やニーズに沿って、多様な製品をそろえています」
ConnectINの開始により、吉田氏は「圧倒的に利便性が上がった点がメリットですね」と話す。「今までお客さまはPCを導入する際に、PC本体の調達と通信回線の調達という、二重の調達をしなくてはなりませんでした。しかしConnectINの開始によって、PC本体の費用と通信費用が一体になりました。これによって調達が大幅に簡素化された点が、お客さまから高評価をいただいています」
さらに、セキュリティ面でも大きなメリットがあるという。「ConnectINで契約した回線で通信ができるので、フリーWi-Fiにつなぐことがなくなります。外回りの際もセキュリティを担保しながら業務が行えます」(吉田氏)

販売店にもエンドユーザーにも
メリットを生むビジネスモデル

東日本・広域営業本部
モバイル・コミュニケーション営業部
部長
帯包勇治 氏
ダイワボウ情報システム(DIS) 東日本・広域営業本部 モバイル・コミュニケーション営業部 部長 帯包勇治氏は、DISがConnectIN対応モデルを取り扱う理由をこう話す。「当社は2009年からMVNO事業を開始し、2024年で15周年を迎えました。そして16年目を迎える中で、これからのビジネスモデルを考えていました。そうしたタイミングでConnectINの発表があったため、当社のMVNO事業として扱い、全国のユーザー企業さまが抱える課題を解決していくことにしました」
さらに帯包氏は、販売店とエンドユーザーそれぞれにおけるConnectINのメリットを次のように語る。「まず販売店側のメリットは、提案のしやすさです。伝えやすいビジネスモデルなので、エンドユーザーさまにも浸透しやすく、売りやすいものになっていると感じています。エンドユーザーさま側のメリットは、経費・管理工数の軽減という使いやすさ、PC本体の費用と通信費用が一緒になっている分かりやすさです。通信コストを削減しながら、場所を問わない生産性の向上を実現できます」
最後に吉田氏は、ConnectIN対応モデルについてこう強調した。「プレミアム版の『Dell Pro Premium』シリーズでは、Copilot+ PC対応のモデルを用意しています。Copilot+ PCやAI PCと共にConnectINを利用することで、よりお客さまの生産性向上に寄与できると考えています」

1. デルの13インチノートPC「Dell Pro 13 Premium」
2. 14インチノートPC「Dell Pro 14 Premium」
3. 13インチノートPC「Dell Pro 13 Plus」
4. 16インチノートPC「Dell Pro 16 Plus」