大型ディスプレイの導入によるメリットは大きい。広告や情報の表示に利用することで、視覚に訴える力が強くなり、顧客や従業員の注意を引きやすくなる。また会議で大型ディスプレイを使用すれば、資料共有や共同作業が容易になる。こうしたメリットを享受するのに最適なディスプレイが、シャープマーケティングジャパンの「PN-ME」シリーズと「PN-LM」シリーズだ。

USB Type-Cケーブル1本で接続

「PN-ME」シリーズは、43Vインチワイドディスプレイ「PN-ME 432」から、最大で98Vインチワイドディスプレイ「PN-ME982」まで幅広い大きさをそろえている。また「PN-LM」シリーズは、少人数での利用に適した43Vインチタッチディスプレイ「PN-LM431」と55Vインチタッチディスプレイ「PN-LM551」をラインアップする。両製品は、会議用途とサイネージ用途に最適な製品だ。

 まずは会議用途に最適な特長から見ていこう。PN-MEシリーズのPN-ME982や86Vインチワイドディスプレイ「PN-ME862」といった大型ディスプレイは、大規模な会議スペースや研修用のディスプレイとして最適だ。ミドルサイズのPN-LMシリーズは、少人数でのミーティングを行うスペースに導入すると良い。また高精度タッチパネルを生かした文字や図の書き込みにも対応している。会議資料に注釈を書き込むことで、分かりやすい説明が行える。

 両製品共に、ノートPCとUSB Type-Cケーブル1本で接続すれば、ノートPCの画面を表示可能だ。PN-MEシリーズはノートPCの給電も行える※1ことに加え、USBハブ機能を備えたUSB Type-A端子を搭載しているため、マウスやWebカメラを接続しておけばPCの操作やカメラ映像の共有などが行える。またPN-LMシリーズは、別売りのカメラ一体型マイクスピーカー「PN-ZCMS1」を活用すれば、会議のセットアップにかかる手間を削減できる。

98VインチワイドディスプレイのPN-ME982。

PCレスでサイネージ運用可能

 続いてサイネージ用途に最適な特長を見ていこう。両製品共に、コンテンツの制作・配信、表示のコントロールが容易に行えるデジタルサイネージソフト「e-Signage S プレーヤー」をプリインストールしている※2。そのため、STBレスでサイネージ運用ができる。またAndroid OSを搭載しているため、任意のアプリケーションの追加インストールも可能だ※3。

 PN-MEシリーズには「低反射液晶パネル」を採用している。映り込みを軽減しており、照明が明るいオフィスに配置しても表示コンテンツが見えやすい。さらに外光センサーによって、オフィスの明るさに応じてディスプレイの明るさを自動調整できることに加え、別売りの人感センサー「PN-ZR03」を取り付ければ、周囲に人がいない時に電源オフや輝度・音量を設定値に自動で変更可能だ。ディスプレイの明るさを適切に調整することで、省エネ効果も期待できる。また筐体は堅牢性と軽量化を重視した金属製となっており、破損のリスクを抑えつつ、設置・運搬の負担も軽減している。

 PN-LMシリーズは500cd/m2の高輝度ディスプレイを採用しているため、明るい店舗や施設などで利用可能だ。さらに本体は横置きや縦置き、0〜45度の上向き斜め設置といったさまざまな設置形態に対応する。商業施設のフロアマップ表示や宿泊施設のセルフチェックイン用のタッチサイネージとしても活用可能だ。

 会議用途としてもサイネージ用途としても運用でき、幅広い大きさのディスプレイをラインアップするPN-MEシリーズとPN-LMシリーズをユーザーのユースケースに応じて提案してほしい。

55VインチタッチディスプレイのPN-LM551。別売りのフロアスタンドを取り付ければ、サイネージ用途として最適だ。

※1 「DisplayPort Alt Mode」および「USB Power Delivery」対応のUSB Type-Cケーブルでの接続が必要。
※2 e-Signage Sプレーヤーはライセンス不要だが、配信用各種ソフトのライセンスは別売りとなっている。
※3 Google Play非対応のため、apkファイルを別途準備する必要がある。また追加インストールするアプリは、動作保証の対象外となる。