23.8型ディスプレイ2枚をモバイルする発想

JAPANNEXTの「JN-DMD-IPS238F-C4」は、23.8型のIPS液晶パネルを2枚搭載したデュアルディスプレイ。解像度は1920×1080ドットということで高精細とは言えませんが、ノートPCよりはるかに大きな23.8型という大画面を2枚利用可能。目の負担を減らして、マルチディスプレイ環境でPCワークに没頭できます。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 パッケージ
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 同梱物
製品パッケージと同梱品一覧
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 電源アダプター、ケーブル類
電源アダプター、Type-Cケーブル×2、HDMIケーブル×1が同梱
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 電源アダプター
電源アダプターの型番は「PD0657C-0453」。仕様は入力100-240V~1.5A、出力5V 3A、9V 3A、12V 3A、15V 3A、20V 2.25A、容量45W
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 専用ケース
ぴったりサイズの専用ケースも付属します

本体サイズは折り畳み時で325×545×27mm、見開き時で650×545×17mm、重量は約5.0kg。ちょっとしたゲーミングPCより重いですね。とは言え23.8型ディスプレイを持ち歩くと考えれば、破格の軽さとも言えます。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 本体天面
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 本体背面
本体天面と本体背面。背面には100×100mm(ネジはM4×7mm)のVESAマウントが用意されているので、モニターアームやスタンド、壁掛け利用も可能なわけです
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 本体上面、下面
上面/下面
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 本体右側面、左側面
左側面/右側面
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 重量
実測重量は5.05kg。いつもの秤で計測できませんでした

インターフェースはUSB Type-C×2、HDMI×1、3.5mmオーディオ出力×1、ボタン類は画面切り替えボタン、操作ボタン、電源ボタンを配置。ちなみに電源ボタンを短押しするとOSDメニューが表示され、長押しで電源のオンオフが可能。また画面切り替えボタンを押すと、2画面を1画面として活用する「接続表示モード」と、2画面を異なる画面として使用する「拡張モード」に切り替わります。

ただしOSDメニュー表示中には画面切り替えボタンは戻るボタンとして機能します。また操作ボタンは上を押すと輝度調整メニュー、下に押すと音量調整メニューが開きます。ボタン数を少なくするための設計と理解はできるのですが、説明書を読まないと操作しづらい点は少々気になりました。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 スタンド
スタンドを開けると左側面にはUSB Type-C×2、HDMI×1、右側面には3.5mmオーディオ出力×1、画面切り替えボタン、操作ボタン、電源ボタンが配置

発色はよくて見やすく、高剛性で設置も問題ない

IPS液晶パネルは同じパーツが使われており、解像度は1920×1080ドット、輝度は250nits、色域はsRGBカバー率97%、リフレッシュレートは100Hz、コントラスト比は1000:1、応答速度は14ms(GtoG)、最大表示色は1677万色と謳われています。

実際にカラーキャリブレーション機器で色域を計測したところ、sRGBカバー率は97.5%、sRGB比は117.1%という値を確認できました。RAW画像の現像や動画のカラーグレーディング用途には不向きですが、一般的なモバイルノートPCと同等の色域を備えており、カラーキャリブレーションを実施すればウェブコンテンツの色チェックなどに利用できるだけの色域を備えています。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 色温度
実測したsRGBカバー率は97.5%、sRGB比は117.1%
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 使用風景
クリエイター用途向けディスプレイほどの色域やコントラスト比は備えていませんが、一般的な用途であれば十分鮮やかに感じられる液晶パネルです

本製品で便利なのが、2画面を1画面として活用する「接続表示モード」と、2画面を異なる画面として使用する「拡張モード」の2つのモードが用意されていること。たとえばウェブコンテンツや長めの書類を一目で把握するには「接続表示モード」が非常に便利。また2画面それぞれにウィンドウを配置したいのであれば、「拡張モード」のほうがアプリウィンドウの配置や入れ替えが容易です。

モードの切り替えに数秒かかりますが、それほどひんぱんに切り替えることはないでしょうから、実用的には問題なさそうです。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 接続表示モード
2画面を1画面として活用する「接続表示モード」
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 拡張モード
2画面を異なる画面として使用する「拡張モード」

OSDメニューは「画質調整」、「色設定」、「オーディオ設定」、「その他」というシンプルな構成。メニュー構成自体はわかりやすいのですが、先ほど述べたとおり、ボタンが直感的な構成ではないので少々使いづらく感じました。

ただ一度設定すれば、ひんぱんに変更するわけではないので大きな問題ではありません。でも、たとえば物理ボタンのある位置にOSDメニューを表示し、いまどのボタンにどの機能が割り当てられているのか表示するなどの配慮があれば、初心者でも操作しやすくなると思います。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 OSDメニュー 画質調整
OSDメニューの「画質調整」
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 OSDメニュー 色設定
OSDメニューの「色設定」
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 OSDメニュー オーディオ設定
OSDメニューの「オーディオ設定」
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 OSDメニュー その他
OSDメニューの「その他」

一方、感心したのはヒンジの剛性。実測で5.05kgと重めの本製品ですが、スタンドのヒンジも、ディスプレイをつなぐヒンジも剛性が高く、勝手に倒れてしまうような不安感はありません。長期間使用したわけではないので保証するものではありませんが、何度かヒンジを動かして、感触を試した限りでは耐久性は高そうだと感じました。

JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 ヒンジ
ディスプレイとディスプレイをつなぐヒンジは4つで構成
JAPANNEXT JN-DMD-IPS238F-C4 スタンド、ヒンジ
スタンドのヒンジ部には5本のネジが使われており、そう簡単に緩むことはなさそうです

約5.0kgと重めだが、ノートPCと組み合わせ大画面トリプルディスプレイ環境を構築可能

本製品は、23.8型フルHDのIPS液晶パネルを2枚搭載しており、ノートPCなどと組み合わせて大画面トリプルディスプレイ環境を構築可能です。約5.0kgと重めではありますが、長期出張時にPCワークに集中したいときに、仕事が捗ること間違いなしのガジェットと言えるでしょう。