リコール
リコール(Recall)は、Windows11の新しいAI機能の一つ。パソコン画面のスクリーンショットを5秒ごとに取得し、画像データとして記録し続ける仕組み。取得したデータをAIで処理して履歴として残し、タイムラインで遡ったり、検索したりできる。リコールを活用すれば、ファイル名や保存場所を忘れても、容易に情報を探し出すことが可能となる。
リコールは2024年5月のCopilot+ PCの発表時に目玉機能として紹介された。しかし、プライバシー保護の観点やセキュリティの問題が指摘されたため、機能が見直され、Copilot+ PC向けの提供は翌2025年4月からとなった。
現状、初期設定ではリコールは無効(オフ)になっている。Copilot+ PC購入後の初期設定画面にリコール利用の有無を問う画面が追加され、リコール機能を有効(オン)にする必要がある。既にCopilot+ PCを利用していて、Windows UpdateでOSを最新の状態に更新した場合は、タスクバーに追加されたリコールのアイコンからアプリを起動する。もしくは、Windowsの設定からも有効にできる。また、リコールをパソコンから完全に削除することも可能だ。
リコールが使用するディスク容量はパソコンのストレージ容量に応じて異なる。設定した上限に達すると、最も古いスナップショットから順に自動的に削除される。