ビーコン
ビーコン(Beacon)には、灯台や狼煙(のろし)という意味があるが、現在では、主にBluetooth(BLE:Bluetooth Low Energy)を利用した情報収集や発信サービスを指す。スマートフォンが普及したことで、Bluetoothの信号を受信できる端末が増え、ビーコンの機能やサービスが拡大している。
ビーコンは無線で、数秒に1回、半径数メートルから数十メートルの範囲に信号を発信。電波が届く範囲内にある受信端末が、位置や近接の情報を検知する。信号送信範囲が比較的狭いので、ピンポイントに情報を送信したり、複数の端末でユーザーの行動を記録したりできる。例えば、ビーコンを設置した店舗の受信エリアに入ってきたユーザーに、店舗のお得情報やクーポンを配信する。イベントや美術館などで展示物付近にビーコンを設置し、音声ガイドを再生させるなど、販促や情報発信に利用できる。
他にも、鍵や財布などの紛失防止のため小型のビーコンを取り付けたり、子どもや高齢者の見守り用にビーコン端末を持たせたり、幅広い分野で活用されている。
ビーコンは消費電力が小さく、乾電池やコイン電池でも長時間の駆動が可能。また、屋内や地下でも使えるため、Wi-FiやGPSが使いにくい環境でも活用できるメリットもある。ただし、ユーザー側の利用条件や設置環境、プライバシーへの配慮などを事前に確認することが重要となる。
(青木逸美)
