お客さまのシステム環境のクラウド移行は進んでいるでしょうか? パートナーさまがビジネスを取り交わしているお客さまの中には、クラウド移行を進められない要因として、自社のシステム運用のオンプレミスからクラウドへの移行コストの懸念を抱えている方もいるかもしれません。今回はそうした懸念の払拭に役立つサイト「Microsoft Solution Assessments」を提案します。

日本マイクロソフト
パートナー事業本部
コーポレートソリューション営業統括本部
チャャネルセールス営業本部
チャネルセールスマネージャー
大北崇人

Microsoft Solution Assessmentsのポイント

 オンプレミス環境では、往々にしてピーク時に備えて過剰なスペックが選定される傾向があり、それによって過剰なキャパシティとコストが発生します。クラウドでは必要なスペックから選定し、状況に応じて柔軟にリソース追加やスペック変更が可能です。そのため、実使用量を踏まえて見積もりを行うことができ、最適なクラウドインフラを選べるのです。

「Microsoft Solution Assessments」※はIT資産の見直しから所有するIT環境の徹底的な理解を基に、生産性の向上やコストの削減、投資の最適化を実現します。自社のIT資産の見直しに最適な活用方法を検討するために、アセスメントツール「Azure Migrate」を使用して、お客さまのIT環境のデータを収集しデプロイされた環境を分析した上で、その分析の結果をもって洞察や推奨事項を提供することで、お客さまがデジタルトランスフォーメーションやクラウド移行、プロセス改善のための実行可能なステップを決定するのに役立てられます。

 それでは、どのようにアセスメントを進めていくのか見ていきましょう。始めに現状のIT資産を把握し、棚卸しを無償で実施します。現状の棚卸しをした後、具体的な移行計画や移行のための優先順位を明確化させます。具体的なIT資産の棚卸しのステップとして、企画段階では、ビジネスの目標と目的を決めて「Azure Migrate Discovery」を実行し、データ収集により、現在のサーバー資産を明確化します。そしてデータとインフラの分析を行うことで投資を最適化させます。そして、お客さまの環境から収集したデータに基づき、Azure Migrateレポートに基づく戦略的プランを実施します。企画から分析、レポート作成までを約2〜3週間無償で実施しますので、クラウド移行をよりスピーディーに実現可能になります。

※現在は一律無償ですが、可能受付数に上限がある可能性もありますので、早めにお申し込みください。本サポートの対象には適格条件がありますので、まずはお申込みいただき、詳細をご確認ください。

 全体の流れとして、ビジネス目標の特定から具体的なアクションアイテムの実施については、4段階に分けたアプローチで案内しています。アセスメント終了までの期間は2〜3週間となり、お客さまが投資する時間は8時間未満とデータを収集するための環境を準備してもらうのみです。負担のない短期間での実施が可能となります。実施のための申し込みも簡単です。2ページ程度のWebフォームからお問い合わせとなり、わずか数分で完結します。申し込み後、ご要望に合わせて迅速に対応しますので、まずはアクセスしてみてください。

Microsoft Solution Assessmentsの評価視点に注目

 最後に、Azure Migrateを使用したMicrosoft Solution Assessmentsにおいてどのような点を評価するのか、まとめていきます。アセスメント後の最終レポートと報告会において、ポイントを踏まえつつ、より具体的なクラウドへの移行のイメージとメリットは、以下が挙げられます。

・IT環境とリスクの検出(サポート終了OS、ソフトウェア)
・Azure ベースラインコスト分析 総計
・VMサイジング/製造/開発テスト/Azureの場所
・AHUBの適用 (MLS を利用可能な場合)
・データ資産のPaaSコスト分析
・Azure SQL Database (vCore、DTU)
・Azure SQL マネージド インスタンス
・オンプレミススペックとパフォーマンスデータのTCO比較
・次のステップと移行戦略

 以上、Microsoft Solution Assessmentsでのクラウド移行のメリットなどについて紹介しました。現在オンプレミスの環境を利用されているお客さまへMicrosoft Solution Assessmentsを提案しましょう。現状のリソースを検出し評価することでクラウドへの移行を促せるでしょう。

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text:日本マイクロソフト 大北崇人 氏