Windows 11の時代に最適な
優れた携帯性と処理性能を持つノートPC

2025年10月14日にWindows 10のサポート終了が迫っている。それに伴い、2024年は企業が利用しているWindows 10搭載PCのリプレースが進むことが見込まれている。コロナ禍を経てハイブリッドワークが定着した現在、ノートPCには優れた携帯性や処理性能、高いセキュリティが求められるようになった。こうした期待に応えるWindows 11搭載のノートPCこそ、日本HPが提供する、CPUに第13世代インテル Core プロセッサーを採用した13.5インチノートPC「HP Dragonfly G4」と、13.3インチノートPC「HP EliteBook 630 G10」だ。

HP Dragonfly G4

HP EliteBook 630 G10

PCに求められる三つの要件

 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、企業では在宅勤務が普及した。Windows 7のサポート終了なども後押ししたことで、2019〜2020年にノートPCを新規購入する企業が増加した。ノートPCのリプレースタイミングは購入後4〜5年と言われており、当時購入したPCのリプレースが、2024年に続々と行われることが見込まれる。さらに、2025年10月14日にはWindows 10のサポート終了が迫っている。そのため、リプレースするノートPCのOSには、Windows 11が望ましい。

 それでは、Windows 11を搭載したリプレース先のノートPCには、どのような要件が求められているのだろうか。日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 CMIT製品部長 岡 宣明氏は以下のように語る。「求められる要件は三つあります。一つ目は優れた携帯性です。社外へノートPCを持ち出して仕事をする機会が増えたため、長時間駆動が可能なバッテリーが必須になっています。二つ目は処理性能です。Web会議が一般的になったので、メモリーの使用率が高いWeb会議アプリを起動しながらでも、ほかのアプリを並行処理できる処理性能が必要です。三つ目はセキュリティです。ノートPCを社内ネットワーク以外の環境でも用いる機会が増加し、情報漏えいをはじめとしたセキュリティ事故のリスクが高まりました。そのため、リモートワーク環境でも従業員が安全に使えるノートPCが求められています」

リプレースに最適な二つのモデル

HP eSIM Connectに対応したモデルであれば、5年間は外出先でも無制限に4G LTE/5G通信を行える。

 リプレース先のノートPCに求められる要件を満たすWindows 11搭載のノートPCとして、日本HPは、13.5インチノートPC「HP Dragonfly G4」と13.3インチノートPC「HP EliteBook 630 G10」を提案している。

 HP Dragonfly G4とHP EliteBook 630 G10がリプレース先のノートPCとして最適な理由を、岡氏が語った要件に沿って見てみよう。まずは携帯性だ。HP Dragonfly G4は最大約13時間30分、HP EliteBook 630 G10は最大約11時間30分と、長時間駆動のバッテリーを搭載している。そのため、外回りや出張中も1日中使用可能だ。またHP Dragonfly G4の一部モデルは、9時間以上のバッテリー性能や急速充電といった要件を満たした、モバイルワーカーに向けたインテルのノートPCの規格「インテル Evo プラットフォーム」に準拠している。

 さらにHP Dragonfly G4は、HPが提供する法人向けMVNOサービス「HP eSIM Connect」に対応したモデルをラインアップしている。HP eSIM Connectは、5年間は追加料金不要で、無制限に4G LTE/5G通信を使用できるサービスだ。PCを起動するだけで、通信環境がない環境でもデータ通信を利用できる。岡氏は「無制限の通信を使えるので、出張先や外出先でクラウドストレージのデータが同期されていなかったといった困りごとがなくなり、ユーザーはストレスなく業務を行えます」と本機能をアピールする。

 次に処理性能だ。両製品に採用されているCPUは、高い処理性能を備える第13世代インテル Core プロセッサーだ。第13世代インテル Core プロセッサーは、第12世代 インテル Core プロセッサーから処理性能が向上しただけでなく、2種類のコアが稼働するハイブリッド・アーキテクチャを継続採用したことで、フォアグラウンド処理は効率的に、バックグラウンド処理は省電力に行える。さらに同CPUはWindows 11に最適化されている。インテル セールス&マーケティンググループ ビジネスクライアント・テクニカル・セールス・スペシャリスト 佐近清志氏は「Windows 11上での使用時の第13世代インテル Core プロセッサーは、アプリの動作状況からタスクをどちらのコアに割り振るか判断する『インテル スレッド・ディレクター』の性能が、Windows 10より向上しています。そのため第13世代インテル Core プロセッサーは、Windows 11上で使うことによって、より真価を発揮するCPUになっています」とWindows 11との親和性をアピールする。

 最後は、高度なセキュリティだ。両製品共に、HPが開発した多層的にPCを保護するウイルス対策ソフト「HP WOLF SECURITY FOR BUSINESS」を搭載している。中でもBIOSの保護に注力しており、BIOSが攻撃されたときには、自動で検知・修復を行う。そのため、ユーザーはいつでも安心してOSを立ち上げられるのだ。

 加えて、両製品共にインテルのハードウェアベースのセキュリティおよび優れた管理機能を有する「インテル vPro プラットフォーム」に準拠している。インテル vPro プラットフォームは、PCを遠隔管理する機能「インテル アクティブ・マネジメント・テクノロジー」(以下、インテルAMT)や、OSよりも下の階層まで保護し、高度なサイバー攻撃に対する防御を行う「インテル ハードウェア・シールド」などを備える。佐近氏はインテルAMTのメリットについてこう語る。「ネットワークに接続されている環境であれば、リモートによる障害対応が可能です。加えてOSの影響を受けないため、電源がオフのPCにもセキュリティパッチを当てられます。夜間や休日に、帯域を圧迫するセキュリティパッチを当てることで、平日日中帯の業務影響を減らせます」

安定した供給でリプレースを支援

 HP Dragonfly G4とHP EliteBook 630 G10の拡販に向けたダイワボウ情報システム(DIS)への期待について、岡氏はこう語る。「HP eSIM Connectは、当社特有のサービスです。HP eSIM Connectを搭載したHP Dragonfly G4を提案することで、お客さまは通信に関わる経費の削減が行えます。またHP EliteBook 630 G10は、多くのDISオリジナルモデルを展開しています。HP Dragonfly G4などの最上位モデルに共通するセキュリティ機能やコラボレーション機能を備えているため、コストパフォーマンスを求めるお客さまに対して提案してもらいたいです。こうしたハイブリッドワークに最適な特長を持つ製品を、これからも提供します」

 続けて佐近氏は「Windows 11搭載PCへのリプレースを推し進めるためにも、Windows 11との親和性が高く、高度なセキュリティ機能を持つ第13世代インテル Core プロセッサーの安定した提供を続けていきます」と意気込みを語った。

(左)日本HP パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 CMIT製品部長 岡 宣明
(右)インテル セールス&マーケティンググループ ビジネスクライアント・テクニカル・セールス・スペシャリスト 佐近清志