サイボウズ、kintoneによるDXを推奨

事業戦略

 2月22日、サイボウズは2022年12月期の決算・事業説明会を実施した。同社 代表取締役社長 青野慶久氏は、2022年の事業展開を次のように説明する。「当社は2021〜2022年の全社スローガンに『BET!』を掲げ、業務アプリケーション構築クラウドサービス『kintone』の広告宣伝や、kintoneの米国展開に向けた積極的な投資を行いました。クラウド事業が追い風となり、2022年の連結売上高は前年比19.4%増の220億6,700万円、その内84.5%はクラウド事業の売上高です。クラウド事業の中でも、kintoneの売上高は前年比32.4%増の104億1,480万円を記録しました」

 青野氏は、kintoneのビジネスモデルをこう語る。「kintoneは、アプリケーションをノーコードで作成するだけにとどまりません。自分たちの手によってDXを進める『DXの内製化』を実現します。外部サービスや、プラグインと連携可能な拡張性の高さで、kintoneはDXの内製化を支えます。DXの内製化には、kintoneを扱う従業員のリスキリングも重要です。リスキリングを支えるために、サイボウズではパートナー企業と教育・内製化支援、構築コンサルを行っています。加えて、ユーザー企業同士の交流やノウハウの共有を目的とした、大企業向けのユーザーコミュニティー『kintone Enterprise Circle』を運営しています。kintoneによって、日本のDXが加速することを期待しています」

2023年は中長期の投資を加速

 サイボウズは、2023〜2025年度の全社スローガンに「2025 and go Beyond with Trust」を掲げている。青野氏は「新しい全社スローガンには、信頼を積み上げながら、5年、10年先の事業拡大を見据えた投資に取り組むという意味を込めています。中長期の投資を増やすことで、営業利益の前年度比288.4%増を目指します」と展望を語った。