ビジネスにおける生産性向上やデジタル変革の鍵として、今やAIの存在は欠かせないものとなった。これに伴い、日々の業務で用いるPCにも、AI処理に特化した性能を求める声が高まりつつある。実務での有効活用に向けて企業内で試行錯誤が続く中、インフラ刷新を起点としてPCが担う役割はこれまで以上に大きくなっている。こうした市場の期待に対し、レノボ・ジャパンはどのように応えていくのだろうか。
AI活用が日常へ
変わり始める業務のワークフロー

製品企画本部
プロダクトマーケティング部 部長
元嶋亮太 氏
AI PCという言葉は、2023年ごろに登場した「インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ1)」をきっかけに、市場で一気に浸透し始めた。レノボ・ジャパン 製品企画本部 プロダクトマーケティング部 部長 元嶋亮太氏は、「現在では、多くのIT管理者からAI PCに関する言及が増えており、RFP(提案依頼書)にNPU搭載を明記するケースも増えています」と、市場での確かな手応えを語る。
同社が実施した調査によれば、約6割の企業が次回のPCリプレースのタイミングで、AI PCまたはCopilot+ PCを要件とする意向を示しているという。ビジネスインフラにおける“次の標準”としての地位を、着実に固めつつあるのだ。
では、実際の業務環境においてAI PCはどのように使われ、どのような価値が見いだされているのか。元嶋氏は次のように説明する。「初期の段階では、Web会議における背景ぼかしなどの機能が中心でした。しかし現在では、メールアプリでのオフライン要約など、日々の業務の生産性向上に直接寄与する具体的な機能へとユースケースが拡大しています。ユーザーが実務でメリットを体感できるようになったことが、普及を強く後押ししているのです」
こうした需要の拡大を受け、レノボ・ジャパンではインテルおよびAMDの両プラットフォームに対応する製品を展開している。ユーザーの多様なワークロードに応じた最適なプロセッサーの選択肢を広げることで、一人ひとりの働き方に寄り添う姿勢を明確にしている。
ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition

静音性と耐久性を追求した
内部設計へのこだわり
AI PC市場の拡大をけん引する製品として同社が提供するのが、「ThinkPad X1」シリーズである。本製品は、約10年ぶりに筐体構造をゼロから刷新し、AI時代に求められる卓越したパフォーマンスと高い可搬性を高次元で両立させたモバイルノートPCだ。
本シリーズの最上位に位置する「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition」などの最新モデルでは、「インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ3)」が搭載されているため、AI活用を前提とした働き方を即座に実現できる。
AI PCの大きなメリットは、ローカル環境で高度なAIワークロードを持続的に高速処理できる点にある。クラウドにデータを依存することなく、高いセキュリティを維持したまま、膨大なデータの要約や処理をスムーズに行えるのだ。
性能面だけでなく、毎日の業務を支える従業員の利用体験への配慮も万全だ。パフォーマンス性能とユーザビリティを両立するため、冷却機構には低回転でも十分な風量を確保できる大口径の冷却ファンを採用している。高負荷時でも動作音を抑え、使用時の快適性を高めている。また、仕様表には現れない内部設計の工夫を随所に施すことで、購入初日から数年間にわたって高いパフォーマンスを維持できる耐久性を追求している。
元嶋氏は「今後も多様化するニーズに応じたラインアップをそろえ、AI PC市場のシェアを拡大させていきます」と意気込みを語った。



