今回はGensparkの「コード」機能でWebページを作る。

【テーマ】エージェントAIを使ってみよう その2
Gensparkで知識がなくても数分でWebページを作成

今回もAIエージェント「Genspark AI ワークスペース 4.0」(以下、Genspark)の使い方について紹介していく。今月はWebページ作成について詳しく説明していこう。知識が全くなくても、Webページを簡単に作成できるのだ。実際に使ってみると、そのタイパの凄さは圧倒的としか言いようがないので、ぜひ試してみていただきたい。

自動でWebページを作る

 GensparkによるWebページ作成は、ほぼ全自動と言っても良いだろう。こんなWebページを作ってほしいという要望を入力すると、それに合わせてWebページを作ってくれる。

 これぞAIエージェントサービスの素晴らしいところだと思う。とはいえ、いきなり会社のWebページを丸ごと作るような作業は荷が重いので、とりあえず製品単体を紹介するWebページや、イベントなど短期的に使うWebページの制作から始めるとよいだろう。もちろん慣れてくれば、会社のWebページを丸ごと作ることもできる。もちろん、スタートアップなど小さな企業では、この機能を使ってWebページを作ってもよいと思う。

 いくらAIとはいえ、自分が考えていることが伝わらなければ、思い通りのWebページを作ることはできない。そこで、Webの内容の参考になるテキストや写真などを用意する。もちろん、必要なら写真はAIで生成したり加工したりしても良いだろう。

 その上で、何を指示するのかを明確にしてから作業に臨もう。コンテンツの量が多いなら簡単なメモをWordなどで書いてからプロンプトとして貼り付けるとよい。例えば、制作会社などにWebページ制作を頼む場合には、いろいろとヒアリングしてくれる。デザインやページ数、説明の深さなど、相手は必要な情報を得てから生成に入るわけだ。ところが、Gensparkはそこができない。こちらの指示したプロンプトで素直に作成してくるので、最初の段階から要望をしっかり伝えられなければ何度も作り直したり、修正したりすることになるだろう。この準備をしっかりとしておこう。

5分もかからず完成する

 Gensparkを起動したら、たくさん並ぶアイコンの中から「コード」を選ぶ。そうすると「Web」「モバイルアプリ」「eコマース」などのカテゴリーが選択できる。Webページを作る場合は、「シンプルなウェブサイトまたはウェブアプリ」と「フルスタックのウェブサイトまたはウェブアプリ」の二つを選べるが、今回はシンプルな前者を選んで制作を開始した。

 あとはプロンプトを入力すれば作り始めることができるのだが、ここでおすすめなのがテンプレートの利用だ。あらかじめ多数のテンプレートが用意されているので、その中から自分のイメージに合ったデザインのものを選択すると大きく外すことがなくなる。

 とはいえ、テンプレートのまま作られるわけではないので、あくまでも「こんなイメージ」ということを考えてテンプレートを選びたい。

 具体的には、先ほど準備したテキストや写真を貼り付けていくイメージだ。作業中に間違ってEnterキーを押すと作成がスタートしてしまうが、すぐさま写真のアップロードや追加のプロンプトなどを書いていくと、自動的に作業が一時停止し、追加の情報を基にWebページを作成し始めてくれる。

 これまでも何度もGensparkを使ってWebページを作成してきたが、当初はそれなりに時間がかかっていた。ところが最近ではかなり生成時間が短くなっており、今回作例として作ったWebページは5分とかからずに完成したので驚いた。素晴らしく進化していることが実感できる。

Webページは2種類作れるが、今回は「シンプルなウェブサイトまたはウェブアプリ」を選び、シンプルなWebページを作成していく。
テンプレートが多数用意されるのでぜひ使っていきたい。
用意したプロンプトを入力し、写真やロゴなどをアップロードする。
あっという間にWebページが作れる。
修正もWordやPowerPoint感覚で行える。
公開もボタンを数回クリックするだけだ。
こちらが完成したWebページ。

ここからアクセス!https://wutgmgte.gensparkspace.com/

修正も手軽だ

 完成したWebページは、こんなに短時間でできたとは思えないほどの精度である。おそらく多くの方が驚くことだろう。ただし、気に入らない部分もあると思う。

 例えば、全体的にデザインのトーンが気に入らなかったり、写真の点数やサイズなどが気に入らない場合は、プロンプトでサイズを指示したほうが早いと思う。単純にテキストを少々直す程度であれば、画面上の編集ボタン(ペンの形のボタン)をクリックして作業すればよい。HTMLを記述する知識は全く不要で、PowerPointやWordの書類を修正するような感覚で直していける。

 完成したWebページは手軽に公開まで進められる。もちろんプレビュー機能で公開後の様子をチェックできるが、とりあえず公開しURLをリンクしてから、どのように作られるかをチェックしてみるのも良いと思う。

 最終的に完成したWebページの満足度は、かかるコストや時間を考えれば十分に納得ができるはずだ。プロに頼んでWebページを制作すると、それなりの時間と費用がかかる。対してGensparkを使うと、非常にコスパに優れ、時間も短い。仮に満足度が70%、80%だとしても、十分に納得できると思う。

 つまり、ここ一番というWebページは、それなりの時間と費用をかけてプロに頼むべきだが、「とりあえずWebページを作る」といった用途であれば十分に実用的だと思う。あとは自分自身でプロンプトを工夫したり、修正したりする方法を身に付けていくだけで、完成度はより高まるはず。何度か作ると、事前準備の重要さがよく分かるだろう。

 逆に言うと、シンプルなWebページを作る程度だったら、外注に出す必要もプロに頼る必要もなくなるというのが、まざまざと実感できる。AIの進化は本当に驚くばかりだ。