Figma Makeとは

Figma Makeは、自然言語によるプロンプトや既存のFigmaデザインをもとに、アプリ・プロトタイプなどを生成できる新しいAIツールです。2025年5月に開催された「Figma Config」で初披露され、同年7月25日に日本を含む全世界で提供が開始されました。
「こんなアプリを作ってほしい」「こういうWebサイトを作りたい」といった要望をテキストで入力するだけで、操作画面やプロトタイプを瞬時に生成してくれます。そこへさらに細かな指示や調整、修正を加えることも可能です。
アイディアの具現化までのスピードを飛躍的に高め、初心者からプロまで活用の幅が無限大です。

参考サイト:Figma Make

Figma Makeの使い方

実際にFigma Makeを使って、アプリを作ります。

【1】Figma Makeでプロンプトを入力

今回はおみくじアプリを作ります。
Figma Makeに入力するためのプロンプトを用意します。

#作りたいもの
クリックするだけで今日の運勢が占えるおみくじアプリ
#デザイン
- ニューモーフィズム風
- 運勢が表示されるときに、動物や花などアイコンを表示したい
- かわいいフォント
- メインカラー #DFECF4

【2】アプリが生成される

しばらく待つと、おみくじアプリのコードとUIプレビューが生成されました。
プロンプトにはおみくじの結果について記載していませんでしたが、7種類のおみくじ結果が生成されていました。プロンプトの入力だけでここまでアプリが形になることに驚きです。

【3】デザインの調整

アプリをゼロから生成したときと同じように、どのように調整したいかをチャットに入力します。ここでは、ボタンのサイズ、アイコン、タイトルの見た目を調整しました。

チャットエリアの「ポイントして編集」アイコンをクリックし、プレビュー画面の調整したいUIパーツをクリックします。「インラインツールバー」が表示され、プレビュー画面から直接編集することができます。
さらにコードを直接編集することも可能で、編集内容はすぐに反映されます。

【4】アプリの公開

あっという間におみくじアプリが完成したので、Web上に公開します。公開する方法も非常に簡単です。
右上の「公開」ボタンをクリックし、タイトルを入力して「公開」ボタンをクリックするだけで完了です。
※ Figmaのスタータープランを利用している場合は、Web上に公開する際にFigmaコミュニティにも作品が公開されます。

実際に作成したおみくじアプリで遊んでみてください。
今日のおみくじ

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まとめ

今回は、Figmaの新しいAIツール「Figma Make」について紹介しました。
プロンプトによる指示だけで、コードを書かずに直感的にUIを作成できる革新的なツールです。自分が思い描くデザインが、チャット形式で素早く形になる体験はとても新鮮でした。
専門知識のレベルに関係なく、デザインの可能性を広げてくれるFigma Makeは、これからのデザインのあり方を大きく変えていく存在になりそうです。

参考サイト:
Figma Make
Figma Makeのご紹介