Figma Configとは
Figma Configとは、Figmaが主催する年次イベントです。Figmaの最新機能、製品のアップデート、デザイン業界のトレンドなどを発表・共有する場として、世界中のデザイナー、開発者、プロダクトマネージャーなどが注目しています。
Grid in Figma
これまでのFigmaでは、グリッド表現はオートレイアウトの入れ子構造を利用する必要がありました。今回のアップデートでオートレイアウトに「グリッド」というフローオプションが追加され、CSSのグリッドレイアウトに対応したレイアウトが可能になりました。
Grid in Figmaはベータ版として、全てのプランで利用できます。

Figma Sites
Figmaのデザインからコーディング不要でレスポンシブなWebサイトを構築・公開できる新機能です。直感的なエディタと豊富なテンプレートにより、エンジニアでない人でも扱いやすく、各ブレークポイントごとの調整やパララックス・インタラクションなどの表現も可能です。
Figma Sitesはベータ版として、すべての有料プランで利用できます。
参考サイト:Figma Sites

Figma Make
AIを活用してプロンプトからコードやインタラクティブなUIを生成できる新機能です。デザインファイルをもとにしたプロンプト操作により、WebサイトやアプリのUI、さらにはWebGLアニメーションや3Dゲームまで作成可能とのことです。ゼロからの構築にも対応しており、生成されたプロトタイプには追加の指示や修正を加えることができます。
Figma Makeはベータ版として、すべての有料プランのフルシートユーザーが利用可能です。正式リリースまでは、利用できるユーザーが段階的に増えていくようです。
参考サイト:Figma Make

Figma Buzz
ブランドテンプレートを活用し、SNS投稿・広告バナー・ポスターなどのマーケティングアセットを大量かつ効率的に生成できる新機能です。デザイナーが作成したテンプレートをもとに、誰でもテキストや画像を編集可能で、共同作業をスムーズにします。AIによる画像生成やデータ統合機能も備わっており、大規模運用にも対応できる構成になっているようです。
Figma Buzzはベータ版として、すべてのプランで利用できます。
参考サイト:Figma Buzz

Figma Draw
Figma Designに追加された高度なベクター編集・イラスト機能です。ブラシ、塗り、エフェクト、強化されたパス編集など、ラフスケッチからロゴやイラスト制作までFigma内で完結できるようになりました。UIも直感的で、アピアランスやパターン設定などもパネルから簡単に操作できます。
Figma Drawは、すべてのプランのフルシートで利用可能です。
参考サイト:Figma Draw

まとめ
今回は、Figma Config 2025で発表されたFigmaの新機能について紹介しました。デザイナーに限らず、あらゆる視点から見ても、Figmaがより便利で扱いやすいツールへと進化していることを改めて実感できるアップデート内容でした。こうした画期的な新機能を制作にどう活かすか、そして高機能なFigmaとうまく付き合っていく方法を見つけることが、これからの大きな鍵になりそうです。
今回紹介したたくさんの新機能が正式にリリースされた際には、それぞれの機能についてもっと詳しく紹介する予定です。