挿入メニューから貼り付ける

 まずは最も簡単で手軽な方法を紹介する。今回のようにブラウザーの画面を挿入したいなら、まずブラウザーを開いておき、その上でPowerPointを開く。続いて、PowerPointの挿入メニューから「画面録画」をクリックする。すると、PowerPointが見えなくなるので、画面上部に表示されるメニューからブラウザーを範囲指定する。音声を録る場合はマイクのボタンでオン・オフできる。また、ポインターの表示・非表示も切り換えられる。
 続いて収録が始まるので、ミスをしないように画面上のブラウザーを操作していく。

挿入メニューから「画面録画」をクリックする
画面上部のメニューを操作して画面を収録
画面上の収録範囲を決めてから、録画をスタート
カウントダウンに合わせて間違えないように操作しよう

停止すると自動で動画が貼り付けられる

 ブラウザーをスクロールしたり、クリックするなどして操作すると動画が生成される。操作が終了したらボタンを押せばOKだ。Windows キーと Shift + Q を押しても録画を停止できる。
 自動的に動画が画面に貼り付けられるので、サイズを調整して完成だ。詳しく見せたいなら大きく貼り付ければいい。プレゼンの最中もクリックするなどすれば再生できる。スライド内で動画が動くので新鮮だし、人目を引くこと間違いなしだ。例えば、ブラウザーの操作だけでも、アプリを切り換えて作業するよりもミスが少なく、段取りもいい。
 ただし、この作業では操作ミスが許されないし、前後のカットなどもできないので、やってみると手軽だが思い通りにいかないことがある。
 そこで、おすすめなのが次回から紹介するSnipping Toolを使う方法だ。

画面上の作業を収録する
作業を終えたら画面上部にマウスポインターを動かして停める
自動的にPowerPointの画面に動画ファイルが貼り付けられる
動画の位置やサイズをスライド上で調整
完成したスライドの動画はクリックすると再生できる