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在宅勤務に最適なコンパクトレーザープリンターの魅力を戸田覚が解説

在宅勤務に最適なコンパクトレーザープリンターの魅力を戸田覚が解説

2021年03月23日更新

テレワークにはレーザープリンターを

テーマ:コンパクトプリンターの商機到来

在宅勤務でも印刷が必要なケースは少なくない。たまにしか印刷しないなら、コンビニを利用してもいいだろう。だが、頻繁に利用すると面倒だしコストもかかる。何より、経費の精算も面倒だ。そこで、自宅におけるプリンター利用を考えてみる。

場所を確保できるならレーザー

 今回はテレワーク時のプリンター活用を紹介する。特に在宅勤務に絞った話をしよう。

 以前にモバイルプリンターなども紹介したが、モバイルプリンターは置き場所が全く確保できず、使い終わったら収納するような使い方に適している。というより、ほかには選択肢がないだろう。もしも、ちょっとした置き場所を確保できるのなら、レーザープリンターを推奨したいのだ。

 そもそも、多くの会社ではレーザープリンターや複合機を使っているケースが多い。レーザープリンターに慣れている人が、家庭用のインクジェットを使うと、違和感を感じるだろう。まず、印刷の質感が違う。文字が微妙ににじんでいて見るからにインクジェットなのだ。しかも、円グラフなどを広い面で塗ると、紙がよれよれになってしまう。

 さらに、紙ににじみやすい特性上、両面印刷は難しい。両面印刷に対応するビジネスインクジェットもあるが、厚手の紙を使った方がいいだろう。ラインマーカーの利用にも向かないのだが、顔料を採用しているビジネスインクジェットならにじみは少ない。とはいえ、やはり、レーザープリンターにはかなわない。

低価格で高速印刷

 このような理由から、できればレーザープリンターを使いたいところだが、問題は置き場所だ。複合機は小型モデルでもかなり場所を取る。今回紹介するブラザー販売のモノクロレーザープリンター「HL-L2330D」は、レーザープリンターとしてはコンパクトなのが特長で、幅356×奥行き360×高さ183mmだ。普通の机の端にも設置可能。本体重量は約7.2kgなので、設置にはそう苦労はしないだろう。インクジェットの複合機モデルと大差ない重量なので、自宅でも使える範疇に入る。

 SOHOで仕事をしている人を見ると、足元に置いていたりする。レーザープリンターというとファクスやコピー、スキャナーを統合した複合機を想像する方が多いが、実はシンプルなプリンター単体なら案外コンパクトなのだ。

 レーザーは価格が高いと思う方も少なくないだろうが、きっと驚くはず。HL-L2330Dは1万円を切る。耳を疑うような価格だが、本当にこんなに安く買えてしまうのだ。とはいえ、今後購入することになるトナーは本体とそれほど変わらない価格。プリンターは本体を安価に設定し、トナーで利益を上げる仕組みだというのがよく分かるだろう。

 インクジェットもカセットは安くないので、大量に印刷するのなら、1枚当たりの価格はレーザーの方が安いはずだ(機種による)。HL-L2330Dは1枚当たり約3円だ。特に家庭用のインクジェットを仕事に使うと、カセットの消費が激しく、交換が面倒に感じるだろう。HL-L2330Dのトナーは1回の交換で約3,000枚の印刷が可能なのでとても楽なのだ。

 しかも、レーザープリンターは高速だ。実は1枚印刷するだけなら、インクジェットの方が早いケースがほとんどだ。いわゆるファーストプリントが早いからだ。しかしレーザーは複数枚印刷する速度が桁違いで、ほぼコピー機と変わらないと思えば良いだろう。安価なHL-L2330Dでも、毎分約30枚印刷できる。100枚程度の資料を印刷しても、5分とかからないわけだ。

 レーザーにも欠点はある。音がややうるさいのだ。最近はあまり気にならない程度になっているが、インクジェットよりは音が大きく感じるだろう。だが、在宅勤務で使う程度なら、すぐに刷り終わるので結果として気にならないはずだ。

本体はコンパクトで置き場所を取らない。当然だが、コンセントにつなぐので設置位置をよく考えよう。

両面印刷が嬉しい

 HL-L2330Dは、価格が安いにもかかわらず両面印刷に対応しており、仕事にはとても嬉しい。そもそも、紙を節約することを求められる昨今だけに、仕事の資料も両面印刷が当たり前になっている。プレゼンのスライドは両面に割り付けて印刷したいし、契約書などもほとんどが両面だ。

 資料を印刷して手元に置いて使う際にも、両面なら紙の消費が減る。自宅では会社と違って大量の紙をストックしておくのも大変なので、なるべく消費を減らそうではないか。

 さらに、大量に印刷する際にも量が減るのは嬉しい。例えば、一人30ページの資料を10名に配布すると、300枚になる。印刷速度が速いので、刷るのは苦にはならない。だが、荷物がかさばり重くなる。ところが、両面印刷をすれば、150枚で済む。このメリットは大きいのだ。

 もう一つ見逃せないのが、ホチキスでとじるケースだ。枚数が多いと、普通のホチキスでは紙が厚くなりすぎてとじきれないことがある。厚さが半分になれば、そんな心配も減るわけだ。

 ちなみにHL-L2330Dがセットできる用紙は標準用紙トレイに250枚。会社の複合機と比べると少ないが、それでも家庭向けのインクジェットよりは数倍多い。紙をセットする手間も省けるはずだし、大量印刷に適している。

このモデルは、PC とUSB ケーブルでつなぐ。シンプルで分かりやすい。
用紙は最大 250 枚セットできる。
トナーの交換も簡単だ。予備を一つは用意しておきたい。
両面印刷に対応するので、紙の節約になる。

Wi-Fiモデルも活用

 HL-L2330DはUSBケーブルで接続するシンプルなモデルだ。兄弟モデルには、USBケーブルと有線LANで接続できる「HL-L2370DN」と、USBケーブル、有線・無線LAN対応の「HL-L2375DW」がある。

 特に無線LANに対応しているモデルは置き場所が気になる方には好都合だ。Wi-Fiの電波さえ受信できれば、どこででも印刷ができるのだ。クローゼットや物置に据え置いて使うことできる。ベッドの下などに置いてもいいだろう。

 さらに、スマホからも印刷できるのが見逃せない。例えばメールで届いた書類をいちいちPCで開いて印刷する必要がないのだ。スマホで受信したら、そのまま印刷してしまえばよい。

 複合機と違ってコピー機能は付いていないのだが、スマホを活用すれば、似たようなことができる。スマホのスキャナーアプリでスキャンし、そのまま印刷すればコピーと同じように利用できるわけだ。

 在宅勤務はまだまだ続く可能性が高い。会社として在宅勤務に切り替えているケースもある。置き場所が確保できるならレーザープリンターがお薦めだ。企業としても、この価格帯なら一人1台準備しても負担は少ない。印刷の度にコンビニを使う手間から従業員を解放できるのだ。

Profile
Toda Satoru
1963年生まれのビジネス書作家。株式会社アバンギャルド/戸田覚事務所代表取締役。著書累計100冊以上。企画やプレゼンに関する著書も多数。連載もついに40本を超えてさらに活躍中。

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