日本においてAI活用を推進する
パートナー向けプログラム

今回は、2023年度の集大成として、当社の生成AIにおいて代表的な言語AI学習プラットフォーム「Azure OpenAI Service」を改めてご紹介します。AI活用意向のある企業さま、DXのための新たなツールが必要な企業さまに向けて、Azure OpenAI Serviceの最新情報とAIサービス普及に向けたパートナーさま向け施策を検討してみてください!

日本マイクロソフト
パートナー事業本部
コーポレートソリューション営業統括本部
チャャネルセールス営業本部
チャネルセールスマネージャー
大北崇人

Azure OpenAI Serviceの最新情報をCheck!

 2023年1月、マイクロソフトが「Azure OpenAI Service」(以下、Azure OpenAI )の一般提供を開始してから、早くも1年が経過しようとしています。提供開始以来、毎日のようにさまざまなメディアでAIのキーワードが並び、AIツールとテクノロジーがあらゆるお客さまでも簡単に設計、操作できるため、お客さまの業務に対してのAI利用が進みました。また、本サービスの提供を開始したほか、Azure、Windows、Microsoft 365、Teamsなど幅広い製品にOpenAIのチャットAI「ChatGPT」の実装も進んでいます。当社は、「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」という理念に基づき、AIの組み込みなどに取り組んできました。

 現在、生成AIをビジネスに活用している企業は、当社が把握している数だけでも1万1,100社以上に上っており、日本においても生成AIを導入している国内のお客さまは560社を超えています。特に金融分野では三大メガバンクがいち早く導入していて、官公庁や自治体でも活用が進んでいます。また、ダイワボウ情報システム(DIS)さまで契約を交わしているパートナーさま経由にも導入いただいており、多くのお客さまから検討を進めているという声が届いています。

 その結果、パートナーさまのAzureのご提案、お客さまのクラウド利用の新たな契機となり、AIとともにAzureのビジネス活用が広がった1年だったと言えます。

パートナープログラムで共創的にAIに取り組もう

 デジタル活用において、先進国と比較すると遅れを取っていると言われていた日本ですが、現状、生成AIの検討、導入が急速に進んでいます。ユーザー企業さまからは「早急にChatGPTを安心・安全に使える環境を整え、生産性向上に活用したい」という声が、特に経営層から多く見られ、「どういった支援が必要か、どのパートナーに相談すればいいかが分からない」という相談も伺っています。

 一方、パートナー企業さまから伺うのは「ChatGPTを安心安全に使ってみたいというフェーズにとどまるお客さまも多い」 という状況です。併せて従来のAzureビジネスでの連携が限定的だったパートナー企業さまからもAzure OpenAIにおける多くの協業の話を持ち掛けてもらう機会が増えました。

 パートナーさまには業務を再構築し、生産性向上や付加価値の創出を実現するご支援をマイクロソフトと共に並走してもらうため、今回、日本マイクロソフトとして「Azure OpenAI リファレンスアーキテクチャ賛同パートナープログラム」を発表しました。現在、賛同しているパートナー企業さまは100社以上に及んでいます。

 賛同パートナープログラムに参加いただくことで、リファレンスアーキテクチャ公式ページ内で自社のAzure OpenAI関連のソリューションや顧客事例を紹介できます。

 賛同しているパートナー企業さまは、当社のリファレンスアーキテクチャに基づいた独自の「Azure OpenAI Serviceリファレンスアーキテクチャ」を発表できます。


●Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ賛同パートナープログラム

マイクロソフトが推奨する「Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ」に賛同するパートナーを募集・公開し、賛同パートナー各社の実績やソリューションを紹介。顧客のニーズに最適なパートナーの選定を支援する。

さらにパートナーの知見を盛り込んだ、パートナー独自の「Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ」を各社からも発表することで、B2B/B2Cのさまざまな業務、業種などでのAzure OpenAI Serviceの活用例と留意点が共有され、お客さまがより迅速に大きな成果を生む支援を行う。


・マイクロソフトのWebサイトで公開する「Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ」の賛同パートナーとして、賛同パートナーの社名・ロゴ・ソリューションリンクなどの情報を掲載
・独自のリファレンスアーキテクチャの公開や事例発表、Marketplaceへの公開など、先進的な取り組みを行う賛同パートナーを「Advanced Partner」として紹介


 Azure OpenAIのさまざまな企業の取り組みの成果やパートナー独自のユースケース、知見やアイデアを共有し、世の中に積極的に発信をすることで、当社と共に、日本のAI活用の活性化につなげられます。

 Azure OpenAIの最新情報と共に、Azure OpenAI リファレンスアーキテクチャ賛同パートナープログラムをご紹介しました。以下のQRコードも是非ご参照いただき、新しい生成AIビジネス利用のベストプラクティスを推進していきましょう。

Azure OpenAIリファレンスアーキテクチャ賛同パートナープログラムの詳細はこちら!
Azure OpenAIリファレンスアーキテクチャはこちらからダウンロード!

text:日本マイクロソフト 大北崇人 氏