ディスプレーは3Kタンデム有機EL、3Kフレキシブル有機ELを用意

ASUS ExpertBook Ultra B9406CAA」はビジネス向けの14型モバイルノートPC。プロセッサー、メモリー、ストレージ、ディスプレー、カラーなどの異なる下記の4モデルがラインナップされています。

  • 「B9406CAA-TH1027X」Core Ultra X7 358H / 64GB/1TB(Gen5)/ 14型Tandem OLED / モーングレー
  • 「B9406CAA-TH1079X」Core Ultra X7 358H / 64GB/512GB(Gen4)/ 14型Tandem OLED / モーングレー
  • 「B9406CAA-TG1028X」Core Ultra 7 356H / 32GB/1TB(Gen5)/ 14型OLED / ジェットフォグ
  • 「B9406CAA-TG0994X」Core Ultra 5 325 / 32GB / 1TB(Gen5)/ 14型OLED / ジェットフォグ
今回借用したモデルのカラーはモーングレー。筐体はどちらもマグネシウム・アルミニウム合金をCNC加工したもので、天板、キーボード面、底面部すべてで硬度9Hを実現しています
貸出機はCore Ultra X7 358H/64GB/1TB(Gen5)/14型Tandem OLEDという最上位モデルです

 今回プロセッサーと同じぐらい重要な違いがディスプレー。上位モデルでは3Kタンデム有機EL、スタンダードモデルでは3Kフレキシブル有機ELが採用されています。画面表面は、どちらもCorning Gorilla Matteが施されたCorning Gorilla Victusを採用し、またタッチ対応となっています。

注目は有機ELパネルの種類。3Kタンデム有機ELは有機ELパネルを2枚重ねることで約3倍の明るさを実現しつつ、消費電力を最大40%削減。一方、3Kフレキシブル有機ELはガラスよりも軽く、割れにくいという持ち運び用途に適した特性を備えています。プロセッサー、メモリー、ストレージと同じぐらい重視して、どのモデルを選ぶか検討しましょう。

  • 3Kタンデム有機ELディスプレー / 2880×1800ドット、最大輝度600ニト、リフレッシュレート30~120Hz
  • 3Kフレキシブル有機ELディスプレー / 2880×1800ドット、最大輝度450ニト、リフレッシュレート144Hz
これは3Kタンデム有機ELディスプレー。真の黒を表現できるという特性は、3Kフレキシブル有機ELディスプレーも備えています
室内灯下であれば、どちらのディスプレーでも画像、映像を鮮やかに表示可能。輝度の差が出るのは屋外の太陽光下で使用するときなどですね
これは天井のシーリングライトがちょうど当たる角度で撮影した写真です。Corning Gorilla Matteにより映り込みの影響が低減されているのがわかります

そのほかのスペックは基本的に共通。インターフェースはThunderbolt 4(Type-C、Power Delivery、映像出力対応)×2、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI×1、3.5mmコンボジャック×1を用意。付属の「イーサネットアダプター」(1000BASE-T)を装着すれば有線LAN接続が可能です。ワイヤレス通信はWi-Fi 7、Bluetooth 6.0をサポートしています。

左側面にはThunderbolt 4(Type-C、Power Delivery、映像出力対応)×1、HDMI×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×1、3.5mmコンボジャック×1、右側面にはUSB 3.2 Gen2 Type-A×1、Thunderbolt 4(同)×1が配置。Type-CとType-Aを左右にひとつずつ配置するのは基板設計の難易度・コストが高くなります。使い勝手を重視して両対応を選択したのでしょう
有線LAN接続可能な「イーサネットアダプター」を標準同梱。セキュリティーポリシーからWi-Fi接続できないオフィスでネット接続する際の必須アイテムです
キーボードは84キー日本語配列を採用
明るさを調整できる白色LEDを内蔵し暗闇でも作業しやすい
タッチパッドは物理クリックの感触を再現する「ハプティックタッチパッド」を採用

本体サイズは310.9×212.8×10.9~16.4mm、重量は3Kタンデム有機ELモデルが約1.1kg、3Kフレキシブル有機ELモデルが約990g。バッテリーは70Whのリチウムポリマーを内蔵。バッテリー駆動時間は26時間としています。

3Kタンデム有機ELモデルと3Kフレキシブル有機ELモデルでは約110gの重量差があるので、やはり携帯性という点でもディスプレーは慎重に選ぶべきですね。

3Kタンデム有機ELモデルの実測重量は1135g
ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測354g
ACアダプターのサイズは75×75×29mm。ACアダプターのコード長は実測160cm、電源ケーブルの長さは実測93cm。型番は「ADP-90RE D」。仕様は入力100~240V 1.5A、出力5V 3A、9V 3A、15V 3A、20V 4.5A、5~21V 3A、15~21V 4.5A、容量90W

4K動画編集などのクリエイティブ用途も快適にこなせる性能を確認

最後にパフォーマンスをチェックします。定番ベンチマークを実行したところ、CPUベンチマーク「CINEBENCH 2026」のCPU(Multiple Threads)は4427pts、CPU(Single Thread)は508pts、3Dゲームベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは13516(とても快適)、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 9」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は11214.18MB/秒、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は8861.64MB/秒を記録しました。

今回のベンチマークスコアを総括すると、ブラウジングやオフィスアプリの利用ならオーバースペックと言えるほど余裕があり、4K動画編集などのクリエイティブ用途も快適にこなせる性能を備えています。3Dゲームについても、フルHD解像度であれば多くのタイトルを高めの画質設定でスムーズにプレイできる実力を秘めていると言えるでしょう。

貸出機の主なスペックはCore Ultra X7 358H / 64GB / 1TB(Gen5)
ベンチマークは「MyASUS」のファンモードを「パフォーマンスモード」に設定して実施
「CINEBENCH 2026」のCPU(Multiple Threads)は4427pts、CPU(Single Thread)は508pts
「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは13516(とても快適)
ストレージはPCIe Gen5 x4接続SSD「UMIS AM6D0 UPETJ1TBMNW1QDA」を搭載
「CrystalDiskMark 9.0.1」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は11214.18MB/秒、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は8861.64MB/秒

バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度とボリュームをともに40%に設定し、バッテリー残量100%からYouTube動画を連続再生したところ、バッテリー残量が80%に減るまで2時間22分動作しました。単純計算では、0%まで使い切る場合に約11時間50分動作することになります。

ハイパフォーマンス、携帯性、スタミナ性、堅牢性を高い次元で同時に満たす!

本製品はビジネス向けとしてだけでなく、クリエイティブ系、ゲームなどのエンターテイメント系などにも幅広く活躍してくれるバランスのいいモバイルノートPCです。携帯性とスタミナ性も両立しており、高い堅牢性も確保されています。メモリー高騰の影響で価格は決して安いとは言えませんが、投資したぶんだけの快適性を得られる魅力的な1台と言えます。