【テーマ】AIを使いこなす
AndroidスマホのGeminiで作業効率アップ
今回は、AndroidスマホのAI機能「Gemini」を利用して、作業効率をアップする方法を紹介していく。スマホならではの使い方もいくつかあるのでぜひ注目していただきたい。
Geminiがリアルタイムでサポート

今回は、「Gemini」で仕事やプライベートの効率をアップする方法を紹介していく。レビューで使用しているのは「Google Pixel 10 Pro」だが、機種によっては同じように使えないケースもあるので注意していただきたい。
AndroidのAI機能であるGeminiは、Android OSに組み込まれているので、アプリのインストールなどをしなくてもすぐに使えるのが良い。電源ボタンを長押しするとスタンバイ状態になるので、そこから音声もしくはテキストのタイピングでチャット形式のAIが利用できる。ここまでは、すでにおなじみの使い方だろう。
この画面で、「Liveと画面を共有」をタップすると画面で表示されている内容を基に、Geminiと音声でチャットができる。本機能は「Gemini Live」といい、Geminiによるリアルタイムの音声サポートが受けられるものだ。
便利な使い方は画面をカメラに切り替えて、目の前に見えている情報を相談することだ。例えば、花束にカメラをかざして「この花はなんですか?」「購入するとすればいくらくらいですか?」などと質問するとそれなりに的確な答えが返ってくるだろう。Geminiからも質問が投げかけられるので、それに答えることで会話するようなやりとりが可能だ。
もちろん、カメラ以外の情報の相談も可能で、Webブラウザーで表示されている内容がよく分からないときに相談して情報を得ることもできる。外国語のページの内容を日本語で問いかけてもOKで、返事も日本語でしてくれる。
テキストを入力するよりも音声入力による利用がお勧めだ。アイデアをまとめたいときなどにも、少し客観的な視点が役立つ。思いついた内容を人に話してみたいときなどに使ってみるとよいだろう。もちろん、分からないものに関する質問を投げかけていくのもいい。人によって便利な使い方が異なるので、いろいろ試して工夫してみるとよいだろう。
情報をメモにまとめよう
AndroidスマホのGeminiが便利なのは、他のアプリとも連携できることだ。特に標準のメモアプリ「Keep」との連携がとても役立つ。「質問した内容をメモに保存してほしい」と伝えると、Keep上にノートとして記録してくれるのだ。
つまり、記録が必要だと思ったチャットのやりとりの結果をノートとして保存しておき、いつでも確認できるようになる。もちろん、KeepはPCでもスマホでも使えるので、メモの内容はいつでもチェックできるわけだ。
今回は例として、「東京の見どころを3カ所教えて」という質問に対する回答を得た。結果が満足できたので、そのままKeepに保存した。もちろん、質問の段階で「東京の見どころを3カ所ピックアップしてノートにまとめて」と一気に命令するプロンプトを記載してもいい。



書類作成もお任せ

Geminiでは、画像や書類を生成できる。今回は、書類を作成していこう。「業務委託契約書のポイントについて教えてほしい」とプロンプトを入力すると、書類作成の要点を教えてくれるので、慣れない書類を作る際には読んでおこう。
「業務委託契約書のひな形を作成して」とプロンプトを入力すると、実際に書類を作成してくれる。この際に、Gemini 3のモードを選択できる。無料だと高速モードと思考モード(制限がある)しか利用できないが、サブスクリプションの有料課金をするとProが使えるようになる。試してみると、Proが生成する書類はかなり詳しく、大きな差があると感じるので、より良い結果を求めたいなら、サブスクの利用をお勧めする。
出来上がった書類は、テキスト形式でコピーしたり、Keepに保存するなどして使うことが可能だ。
なお、これまでに利用してきたGeminiとのやりとりはPCでもそのまま利用できる。Chromeを開いて、Geminiにアクセスして、チャットの履歴からたどればいい。つまり、移動中などでスマホで得た情報や作成したテキストが、PCではWebブラウザーですぐに再利用できるわけだ。
書類のひな形などは、最終的にはPCで使うことが多いので、この方法が手っ取り早いだろう。また、目の前に見えている情報をGemini Liveで調べた情報も、PCから利用できる。ただし、見ていた画像やスマホの画面は記録されない。
音声や画像をGeminiに聞くには、スマホを使うと便利だ。特にGemini Liveはスマホからのみ利用できる。逆に、書類を作成していくのはPCが便利だ。この二つをうまく使い分けることで、より効率的に利用できるはずだ。
AIが、「Web検索の進化したもの」程度に考えている方もまだまだ多いだろう。だが、その進化は凄まじく、今後はエージェント形式のAIを利用して仕事を代わりに進めてもらったり、会社に記録・保存している大量のデータを分析してもらったりすることが普通になってくるだろう。
AIを個人・法人どちらでも使いこなすことが、大きな効率アップにつながるのでぜひチャレンジしてほしい。進化がかなり激しいので、まずは最新情報を把握して、自分の仕事にどう生かすかを考えていこう。




