月刊マイクロソフト - 青雲クラウン 髙橋氏、広重氏

パートナー事例:青雲クラウン

文房具からAIまで!
中小企業を支える“やさしいIT”

愛知県名古屋市に本社を置く青雲クラウンは、1875年に創業した歴史ある会社だ。
文具や事務用品の卸売販売を主力事業として成長しながら、顧客のオフィス環境の整備に注力してきた。
そうした事業の広がりの中で企業の働き方が変化し、現在はPCを中心としたOA機器の提案も、同社ビジネスの重要な柱の一つとなっている。

オフィスの未来を変えていく「Change the office mirai」をビジョンとして掲げる同社のビジネスと、その中でマイクロソフトソリューションがエンドユーザーに与えている価値について見ていこう。

オフィスの未来を支える企業の取り組みとは?

青雲クラウン 広重 彰一郎 氏
教えてくれる人
青雲クラウン
ソリューション課
広重彰一郎

MOEKO●わあ、文房具がたくさん!これ、私もよく使ってます。マウスや電子メモみたいな電子機器も扱ってるんですね!

広重さん●そうなんです。うちはもともと「青雲堂商店」っていう学用品や事務用品の卸業からスタートして、もう150年も地域に根ざしてやってきました。時代とともに働き方も変わってきてるので、数年前から「Change the office mirai」っていうビジョンを掲げて、オフィスの未来を一緒に考える提案をしてるんです。文房具だけじゃなくて、PCの入れ替えみたいなIT機器も含めて、幅広くオフィス用品を扱ってます。私と髙橋がいる「ソリューション課」は、そういったITまわりの提案を担当してる部署なんですよ。

髙橋さん●ソリューション課は20年くらい前にできた部署で、地域の中小企業向けに文房具やOA機器を販売している販売店さんと一緒に、お客さまの「困った!」を解決する提案をしています。従業員が300人以下、時には10人未満の企業さんも多くて、地域の文房具店さんなんかもいらっしゃいます。紙文化が根強く残っているところも多いので、時にはエンドユーザーさまに直接伺って、PC教室のように製品の使い方をレクチャーしたり、最新のIT情報をお届けしたりしています。

MOEKO●なるほど〜! PC教室って、具体的にはどんなことをしてるんですか?

髙橋さん●講座のような「教室」っていうよりは、お客さまからの質問にお答えする感じですね。最近だと、Windows 10のサポート終了(EOS)や、Microsoft 365、生成AIの使い方についての相談が多いです。

迫るWindows 10のEOS
中小企業はどんな端末を選ぶ?

青雲クラウン 髙橋 和佳子 氏
教えてくれる人
青雲クラウン
ソリューション課
チーフ
髙橋和佳子

MOEKO●Windows 10のEOS、今年の10月14日でしたよね。青雲クラウンさんのお客さまは、どんなWindows 11のPCを選ぶことが多いんですか?

広重さん●そうですね、サポート終了まで1年を切ったころから、買い替えの相談が増えてきました。「9月までに移行したい!」っていう急ぎの声も多くて、ダイワボウ情報システム(DIS)さんと連携して、在庫があるモデルのチラシを作って、業務効率化につながるPCを提案しています。古いOSを使い続けるとセキュリティ面でも心配ですから、しっかりお伝えしています。

髙橋さん●モバイルワークが広まって、軽いノートPCのニーズが高まってますね。800g台以下の軽量モデルを指定して導入する企業さんもいます。性能面でいうと、メモリ16GB・SSD256GBみたいなコスパ重視のPCが根強く人気です。でも、小規模企業さんだとIT担当がいないことも多くて、そういう場合はむしろCopilot+ PCの方が安心なんです。Microsoft Plutonのセキュリティ機能や、AIで作業を振り返れる「リコール」機能なんかが、忙しい企業さんの業務を助けてくれます。

MOEKO●リコール機能、便利ですよね! 作業の振り返りがすぐできて、効率アップにつながります。Copilotみたいなクラウド型の生成AIもありますけど、そういうツールの活用って進んでるんですか?

広重さん●はい、Copilotはもちろん、OpenAIの「ChatGPT」などを調べて、うちに相談してくださるお客さまも増えてます。最近では「Microsoft Copilot Studio」で自社専用のAIエージェントを作ってみたいっていう声もあって、構築から使い方までトータルでご提案しました。

青雲クラウン主催イベントの模様
青雲クラウンが定期的に開催する展示会では、文房具とともにPCをはじめとしたIT商材も展示して、少しでもITを身近に感じてもらえる工夫を凝らしている。

MOEKO●PC教室もそうですけど、お客さまに寄り添いながらオフィスや働き方を見直してるんですね!

広重さん●ありがとうございます。DISさんも、うちに寄り添って一緒に活動してくれて、本当に助かってます。DISさんやマイクロソフトさんがいないと、うちのビジネスは成り立たないくらいです(笑)。特に「iDATEN(韋駄天)」は便利で、うちの基幹システムより使ってるかもしれません。

髙橋さん●私は時間があると「DiSソリューションファインダー」で最新のIT商材をチェックしてます。ライトで分かりやすくて、すごく便利なんですよ。もっと詳しく知りたいときは、エンジニア向けのセミナーを受けたり、Copilotみたいなツールはオンライン学習プラットフォームの「Microsoft Learn」で学んだりしています。

地域とともに進化する青雲クラウンの未来

ダイワボウ情報システム MOEKO
教えてもらう人
MOEKOさん
ダイワボウ情報システム(DIS)に勤める入社2年目の営業職。

MOEKO●うちのツールをそんなに活用してくれてるなんて、うれしいです! ありがとうございます! 青雲クラウンさんは、販売パートナーさん向けの情報発信ってどうしてるんですか?

広重さん●「CROWN SPRING FAIR」っていう展示会を開催していて、文房具と一緒にPCなどのIT商材も見てもらえるようにしています。「ITはちょっと……」っていう企業さんもいるんですが、文房具と並べて展示したり、漫画で説明するリーフレットを置いたりして、IT商材を身近に感じてもらえるよう工夫しています。

MOEKO●その漫画のリーフレット、読ませてもらいましたけど、すごく分かりやすくて親しみが持てました!

髙橋さん●ありがとうございます! 漫画喫茶みたいな柔らかい雰囲気で、ITの説明をしてみたんです。ハードとソフト、両方の面から情報発信を進めています。IT全般はもちろんですが、AIの進化もすごいスピードですよね。SFの世界がすぐそこまで来てる感じです。でも、そんな最新技術に力を入れつつ、人との信頼関係も大切にしながら、販売パートナーさんの一歩先を行く企業として、これからの50年、100年も進化し続けていきたいと思っています。

MOEKO●青雲クラウンさん、もう100年先を見据えてるんですね! これからも、良きパートナーとして一緒に進化していきましょう!

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