サブスクリプション[iKAZUCHI(雷)編]
ケーオウエイ
サブスクリプションが当たり前になる中で
顧客のライセンス契約状況を正確に把握
ケーオウエイは山陰地方や北近畿を中心に事業を展開しており、近年は顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に力を入れている。DX推進の支援において、顧客のニーズに素早く応えていくことは重要だ。それを実現するには多様なメーカーの製品をそろえておく必要があり、さらには取り扱うメーカーを一括で管理可能なシステムが重要になってくる。そこで活躍しているのが、ライセンス契約管理システム「iKAZUCHI(雷)」だという。
AIを活用したDXを進めることや
顧客のオフィス環境改善に注力
ケーオウエイは山陰地方や北近畿などを中心に、オフィス向け複合機の販売、クラウドサービス・ハードウェア・ソフトウェア・保守の提供、システム導入サポート、開発支援・受託、Webコンテンツ制作、オフィスインテリアの設計や施工、サプライ全般の取り扱いなどを行う企業だ。
ケーオウエイ 第一システム営業部 課長代理 森脇有恒氏は、同社が現在注力する事業について次のように話す。「当社が力を入れている事業のテーマは主に二つあります。まず一つ目はDXです。AIを取り入れて、お客さまのDXを推進することに取り組んでいます。お客さまの中でもAIというワードが徐々に浸透してきているので、AIなども活用した上で、お客さまのDXをより進めていきたいと考えています。山陰地方ではまだDXが十分に進んでいないため、DXを推進するためにも、ビジネスに少しでもAIを取り入れていければと思っています。二つ目はオフィス環境の改善です。お客さまが新しい働き方を実現できるオフィス環境の提案を行っています。また、お客さまが参考になるオフィスづくりを常に心がけているため、当社の倉吉営業所と米子事業所は『ライブオフィス』として見学申し込みを受け付けています。自社の取り組みをそのままお客さまに提案できることを目指し、オフィス環境の整備に励んでいます。これらのほかに、展示会の『DocuWorks倶楽部』を年に1回、米子・倉吉・鳥取・北近畿の4拠点で開催したり、毎月セミナーを開催したりなど、お客さまが当社に足を運びやすい環境を積極的に作ることにも力を入れています」

第一システム営業部
課長代理
森脇有恒 氏

業務部
杉尾幸音 氏

業務本部
課長代理
三輪敬子 氏
ライセンス発行のための
申請書提出のロスタイムを削減
そうした事業に取り組むケーオウエイは、なぜライセンス契約管理システム「iKAZUCHI(雷)」の導入を決めたのか。ケーオウエイ 業務本部 課長代理 三輪敬子氏は、その理由をこう話す。「当社ではサブスクリプションサービスの『Microsoft 365』を取り扱っているのですが、販売に当たってライセンス管理が大変になっていました。そこでダイワボウ情報システム(DIS)さまからiKAZUCHI(雷)をご紹介いただいたため、iKAZUCHI(雷)を利用して販売していこうと考え、導入を決めました」
続けて三輪氏は、iKAZUCHI(雷)で多くのメーカーを管理するメリットを次のように語る。「いろいろなメーカーさまを扱うことによって、多様なお客さまのニーズに応えられる点が良いです。お客さまが必要としているものを即時提供できるため、そこを大きなメリットだと感じています」
業務本部だけでなく、営業でもiKAZUCHI(雷)を利用するメリットがあるそうだ。「世間でも、お客さまでも、当社でも、サブスクリプション形式の製品は当たり前になってきています。こうした当たり前の流れがあることで、営業ではMicrosoft 365や『kintone』のようなサブスクリプションサービスを販売しやすくなりました。そうした中でiKAZUCHI(雷)を使うと、営業側でもお客さまのライセンス契約状況を把握でき、非常に役立っています」(森脇氏)
また森脇氏は、iKAZUCHI(雷)で業務が改善された点について「ライセンスには契約期限があり、その期限も年額か月額かで更新タイミングが異なってきます。そうしたライセンス更新の管理がiKAZUCHI(雷)で行えることで、更新のし忘れがなくなったため、便利に感じています」と話す。
三輪氏も、iKAZUCHI(雷)によって業務に起こった変化をこう語る。「iKAZUCHI(雷)を使う前は、ライセンスの発行に当たって申請書の記入が必要でした。そのため当社がDISさまに申請書を送り、DISさまがメーカーさまに申請書を送るという手順を踏まねばならず、ライセンス発行においてロスタイムが発生していたんですね。しかしiKAZUCHI(雷)を利用してからは、iKAZUCHI(雷)ですぐにライセンスを発行できるようになりました。基本的にメーカーさまの最短対応日で発行が行えるので、手間がなくとてもありがたいです。また、一度契約を行ったお客さまは顧客登録をするので、別のライセンスを発行する際も申請書の書き直しがなく、その点も便利です」

営業へのさらなる展開のために
より効率の良いシステムへ改善を
ケーオウエイ 業務部 杉尾幸音氏も、iKAZUCHI(雷)の利点をこう話す。「iKAZUCHI(雷)は、お客さまが今まで注文したサービスを全て見られる点がありがたいです。現在契約中のものだけでなく、満了したものも確認可能なところが分かりやすいですね。また新規注文をする際に、顧客名と発注するプランの型番を入力すれば、すぐに対応するプランが出てくる点も良いです。発注は毎日行っているので、プランが探しやすくなっているのはとてもうれしいです」
また森脇氏は、iKAZUCHI(雷)に今後期待したい点を次のように語る。「営業担当ごとの集計をiKAZUCHI(雷)のWebサイト上でも見られるようにしてもらいたいです。今はメールで通知が来るのですが、Webサイト上でも見られたらもっと便利になると思っています。また、お客さまの担当営業が変わった際の切り替えもやや煩雑だと感じています。そのため、現在は担当営業が変わっても、前担当のアカウントに顧客情報をひも付けたままで業務を進めていることがあります。こうした担当営業の変更について、さらにスムーズに行えるようになったらありがたいです」
最後に三輪氏は、今後のiKAZUCHI(雷)活用に向けたDISへの期待を「当社ではiKAZUCHI(雷)を営業にもっと展開していきたいと考えています。しかし営業が使いこなすには操作が少し複雑だったり、iKAZUCHI(雷)で使われている用語がちょっと独特だったりする点があると感じています。iKAZUCHI(雷)は良いシステムだと思っているため、今後より使いやすく、さらに効率良く業務ができるように改善していただけたらうれしいですね」と話した。

Company Profile
会社概要
株式会社ケーオウエイ

https://www.koa-net.co.jp
本社:鳥取県米子市両三柳328
設立:1981年5月
従業員数:174名(2025年4月時点)
主な事業内容:クラウドサービス・ハードウェア・ソフトウェア・保守の提供、システム導入サポートや開発支援・受託、その他コンテンツ制作、オフィスインテリアの設計や施工、サプライ全般