FMVが新たな春モデルを発表
業務や学業に寄り添うPCをラインアップ
2026年1月13日、富士通クライアントコンピューティングは「fmv2026年春モデル、新製品発表会」を実施した本発表会では、同社が提供を開始した「FMV」シリーズの最新モバイルPCや、新たなAIサービスについても紹介された。春に向けて最新のPCの販売戦略を模索していこう。
FMVシリーズはモバイルPCを強化
国内工場で丁寧にPC出荷

代表取締役社長
大隈健史 氏
2026年1月13日、富士通クライアントコンピューティングは「FMV2026年春モデル 新製品発表会」を実施した。初めに、同社PCブランドの「FMV」シリーズのビジネス戦略およびブランド成果について、富士通クライアントコンピューティング 代表取締役社長を務める大隈健史氏はこう話す。
大隈氏●
「昨年1月、当社はグランドリニューアルを行いました。ハードウェア、アプリケーション、サービスと3つのアプローチで、日本の暮らしを支えるブランドへと進化を続けています。
特にこの1年は、働き方、学び方の多様化に向けてモバイルPCのラインアップの強化に注力してきました。それが、軽量モバイルノートPCとして高い評価を得ている『Fujitsu FMV Note U』や若年層をターゲットとして開発プロセスそのものから見直した『Fujitsu FMV Note C』などです。実際、購入いただいたお客さまのプロファイルを見てみると、学生の方をはじめ10~20代のお客さま、女性のお客さまといった層に選ばれており、新規のお客さまの獲得を実現しています。
FMVは独自アプリケーションの開発にも力を注いでいます。当社は、日本の生活に寄り添うサービスを提供するためには、FMV独自のアプリケーションが必要だと考えています。例えば、当社が提供しているAI機能として『AIメイクアップアプリ』があります。表情の調整や自然なエフェクトなど、日本のお客さまの関心に寄り添った最適化を行ったことで、朝の支度時間が短くなった、化粧による肌の負担を減らせたという声が届いています。本機能はIT機能ですが、PCのスペックを超える生活体験価値を提供できていると自負しています。
また、FMVの大きな強みの1つが、メイドインジャパンの開発力、製造力です。日本国内に工場がある地政学的な特徴を生かし、急な市場変化への柔軟な対応からお客さまが望む細かなカスタマイズへの対応までを行い、今後も品質や軽量化などを追求していきます」
暮らしを支えるFMVシリーズ
高性能CPUなどに対応

マーケティング本部商品企画統括部 第一商品企画部部長
林部圭司 氏
富士通クライアントコンピューティング マーケティング本部商品企画統括部 第一商品企画部部長 林部圭司氏は、新製品についてこう紹介する。
林部氏●
「今回の新しいFMVシリーズでは、モバイルノート、大画面、ノートデスクトップモデルにおいてCopilot+ PC対応商品を発売します。これにより、お客さまはFMVシリーズの強みを享受しながらAI体験が可能となります。
まずハードウェアとしては、FMVを代表するFujitsu FMV Note Uを紹介します。Fujitsu FMV Note Uはこれまで軽量とユーザビリティをベースに、世界最軽量モデル、FG対応モデル、ツインモデルなど、さまざまなライフスタイルに合わせたラインナップを取り揃えてきました。今回、超長時間駆動モデルとタッチパネル対応モデルの二つのモデルを新たに投入します。超長時間駆動モデルの『UQ-L1』は、FMVとしては初めて、Qualcomm社の『Snapdragon X X1-26-100プロセッサー』を搭載しました、バッテリー駆動時間は、アイドル時で41時間、動画再生時は26時間を実現しています。さらにWeb限定モデルでは634gも選択可能で、場所を問わず働くビジネスパーソンの方向けに最適なモデルです。
続いて、タッチパネルモデルの『U59-L1』は、『インテル Core Ultra 5プロセッサー 226V』のCPUと、最大40TOPSのNPUを搭載しました。学生や若年層からのPCでも直感的に立ち操作をしたいというニーズに応える製品となっています。16インチのノートPC『Fujitsu FMV Note A』シリーズも今回初めてCopilot+ PCに対応しています。『AMD Ryzen 7 7735U プロセッサー』を搭載可能です。最大50TOPSのNPUにも対応し、AI処理も快適になります。さらに、500cd/㎡の高輝度モニターを搭載し、写真編集や動画視聴など、リッチな体験を実現します。今後、ローカルでのAI処理が増える中で、CPU、GPU、NPUの性能を最大化するため、光熱設計にもこだわりました。
次に、一体型デスクトップPCの『Fujitsu FMV Desktop F』シリーズです。CPUには『AMD Ryzen AI 7 350 プロセッサー』などを搭載可能です。27インチの大きな画面でWQHDの高解像度というワークスペースで、エンタメもAIでの作業も広々と活用可能です。USB-Type-Aやヘッドホンなどを格納可能な機構である「収納式フロントアクセス」のほか、HDMIやUSB3.2、有線LANなどさまざまなインターフェースを配置し、家の中でのデスクトップPCの使い勝手を考え抜いた設計です」
写真編集が手軽かつ容易に
日本の生活体験をAIで促進
また、同社が独自開発したAIアプリケーションも林部氏より紹介された。
林部氏●
「FMVは、2017年の『いつもアシスト ふくまろ』を皮切りにコロナ禍のオンラインコミュニケーションを快適にする機能やAIノイズキャンセル機能、そして、Web会議や授業のスクリーンショットを手軽に保存する『Quick Capture』など、働き方に合わせた独自のAI機能を提供してきました。今後も、社会情勢を鑑みつつ、日本社会の生活に合ったAI機能を発展させてまいります。
FMVのノートPCに取り込まれた写真や動画は、AIアプリ『Reclip』が自動的に整備します。 日付順や人物ごとの整理はもちろん、場所はこのように日本地図上に分けられて表示されます。まだ行ったことのない県も一目で確認でき、次の旅行も立てやすくなります。『笑顔』『子ども』など、カテゴリー別の整理も全てAIが自動で行います。Reclipによる作業は完全ローカル環境で処理を行うため、家族の写真や個人的な動画をクラウドに上げたくない方も利用可能です。Reclipで整理された写真や動画は『PowerDirector for FMV』で簡単に編集できます。 Reclip上で動画にしたい素材を選択し、数クリックするだけでスムーズな画像・動画編集を実現します。お客さまの作業は極力削減しつつ、ハイライト動画や字幕、音楽付きの動画も生成可能です。ワンストップの簡単なAI体験により、今までハードルが高いと思われていた写真や動画の整理、さらに、動画編集を楽しく直感的な体験に変えていきます。 FMVシリーズで提供するAI機能は、人と人とのつながりをとても大切にし、今後もお客さまの生活を豊かにする機能として機能刷新を続けていきます」
発表会の最後に、大隈氏はこう締め括る。「当社のFMVシリーズは、これからもハードウェア、アプリケーション、サービスの三位一体で進化を続け、日本の暮らしを支えるブランドであり続けます。AIの進化は今後さらに加速すると予想されます。しかし、FMVシリーズで大切にしたいのは、最先端であるだけではなく、お客さま一人ひとりに寄り添うという指針です。日本の暮らしに寄り添い、お客さまができることを増やしていくAIサービスを提供していきたいと考えています」


