Microsoft 365で業務効率アップ!【第65回】

iPad、iPhone使用でパワポのプレゼンをレベルアップ(2)


第2回目の今回は、Keynoteを利用してプレゼンをする方法を紹介する。手元にあるスライドの資産はPowerPointで作成したものがほとんだと思うが、安心してほしい。Keynoteでは、PowerPointのファイルも特に苦労せずに開けるのだ。Keynoteはアップル製のアプリで、無料で使えるのが大きなメリットだ。

文/戸田 覚


OneDriveのファイルを開く

 Keynoteでは、OneDrive上に保存したPowerPointのファイルを直接簡単に開くことができる。Keynoteでファイルを開く際にOneDriveを指定するのがコツだ。OneDriveアプリからファイルを探し出しても、なぜかKeynoteではうまく開けないようだ。

Keynoteを利用する

Keynoteを起動したら、ファイルを開くメニューで左側の場所より、OneDriveを選ぶ

PowerPointのファイルを探して開けばいい

表現の統一性などで注意が表示されるが、基本的には、一部のレイアウトが崩れるなどする以外は、問題なく利用できるだろう

ファイルを開くことができた。もちろん、スライドショーも実行できる

iPhoneでも同様に利用可能

 iPhoneでも、同じ操作でPowerPointのスライドが開ける。iPhoneは画面が小さいが、自分でプレゼンの練習をするなら十分に使えるはずだ。

 また、新型コロナウィルスの影響がなくなれば、スマホの画面をのぞき込みながら、1対1でプレゼンをしてもいいだろう。

 次回は、Keynoteの神機能とも言える、「Keynote Live」の使い方を紹介していく。

iPhoneのKeynoteでもメニューがやや違うが、iPadと同じように、OneDriveのファイルが開ける

スライドを開くことができた。もちろん、画面を横にするとより見やすくなる

筆者プロフィール:戸田 覚

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。