イベントマーケティング

イベントマーケティングは、企業がセミナーや展示会などのイベントを通じて、顧客と関係性を深め、商品やサービスの認知度を高めて販売を促進するマーケティング手法のこと。

イベントの参加者は、もともと自社の商品・サービスに興味があり、購買意欲が高い傾向がある。そのため、親和性が高い顧客と積極的にコミュニケーションが取れ、営業効率の高い販促活動を行うことができる。多くの顧客と接することで、将来的に顧客になる可能性のある見込み客(リード)の獲得にもつなげられるメリットがある。

マーケティングに効果的とはいえ、イベントを開催するには会場の手配や備品の用意、スタッフの調達など、手間と費用がかかる。来場者数が少なかった場合、コストに見合った効果が得られないリスクもある。イベントを漠然と開催するのではなく、企画の段階で目的(KPI=Key Performance Indicator)を明確化させ、具体的な目標(KGI=Key Goal Indicator)を設定する必要がある。事前の準備を徹底し、手間や費用を極力減らし、運営作業をマニュアル化することで、常に同様のクオリティでイベントが開催できるようになる。

従来のイベントマーケティングは会場に集まるイベントが主流だった。近年はオンライン環境の向上によって、インターネットを利用したウェビナーやオンライン展示会も多く開催されている。インターネット環境さえあれば気軽に参加できるため、より多くの参加者を集客できるメリットもある。
(青木逸美)

ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン
  • Find us on
  • X(Twitter)
  • iDATEN(韋駄天)
  • iKAZUCHI(雷)
  • 教育ICT総合サイト