Web会議が一般化してきた今、Webカメラに求められるニーズも多様化しているだろう。そうしたニーズに応える、発話者にマークを表示することで大人数の会議でも発言元を分かりやすくする機能を備えたWebカメラや、3mのロングケーブルの採用によって広い会議室でも使いやすいWebカメラが登場している。これらの製品を提案し、顧客の求めるWeb会議環境を用意しよう。
※価格は全て税込

最大350mm/秒で印刷

TM-H6000Ⅴ

エプソン販売
オープンプライス

 エプソン販売は、サーマル印刷とドットインパクト印刷の2種類の印刷が可能なレシートプリンター「TM-H6000Ⅴ」を発売した。従来製品「TM-H6000Ⅳ」では最大300mm/秒だった印刷速度を最大350mm/秒まで向上し、高速化を実現した。オートカッターの寿命も従来製品の200万カットから300万カットまで延伸した。用紙カット前にレシートのトップロゴを印字する「ロゴ先打ち機能」を備え、レシート先端部の余白を削減できる。グラフィックの濃淡を調節した「多階調印刷」に対応したため、2階調印刷よりも鮮明に画像の色味を再現可能だ。

A3書類や封筒もスキャン可能

ScanSnap iX1300

PFU
オープンプライス

 PFUは、A3書類や封筒の読み取りが可能なドキュメントスキャナー「ScanSnap iX1300」を発売した。給紙方向と同じ前面から排紙を行う「リターンスキャン」機能では、A4書類のほかに二つ折りのA3書類や封筒などのスキャンにも対応する。リターンスキャンは紙を差し込めば電源が入るため起動を待たずにスキャンが可能だ。本体上部からUターンして給紙や排紙ができる「Uターンスキャン」は排紙スペースが不要なため、省スペースで利用できる。原稿に含まれる白紙ページを検出し自動的に無効化する「白紙ページ自動削除」機能を備え、スキャンに必要な原稿を仕分ける手間を省ける。

ワンタッチでマイクをミュート

dynabook GS4

Dynabook
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 Dynabookは、MIL規格準拠のテストをクリアした13.3インチモバイルノートPC「dynabook GS4」を発売した。CPUにはインテル Core i3-1115G4 プロセッサーを搭載。約14時間稼働のバッテリーを備え、1日中持ち歩ける。30分でバッテリーの約40%を充電する「お急ぎ30分チャージ」に対応し、会議の合間などに急速充電が可能だ。キーボードのFnキーとAキーを同時に押すとマイクをミュートにする「ワンタッチマイクミュート機能」を搭載し、Web会議中にキー操作のみでマイクをミュートにできる。モニターはノングレア液晶を採用し、太陽光や蛍光灯の下でも映り込みが少ない。

24時間連続投映に対応

H6541BD

日本エイサー
オープンプライス

 日本エイサーは、フルHDの映像を投映できるプロジェクター「H6541BD」を発売した。4,000lmの高輝度設計で、日中の明るい室内でも映像をクリアに投映可能だ。上下方向の映像のひずみを最大40度まで補正する「台形補正機能」を搭載し、長方形の投映画面をキープできる。低・中・高からフィルターレベルを選択可能な「ブルーライトシールド機能」を備え、コンテンツに応じて最大30%までブルーライトをカットする。24時間の連続投映が行えるため、オフィスのロビーなどパブリックスペースでの展示にも使用可能だ。シャットダウンから10秒で冷却でき、収納や移動をスムーズに行える。

「発言中マーク」で話者を明確に

UCAM-CX80FBBK

エレコム
4万2,394円

 エレコムは、4K対応のWebカメラ「UCAM-CX80FBBK」を発売した。AI技術で人物を検知して撮影範囲を調整する「オートズーム」機能を搭載している。本機能によって、会議人数に合わせた最適な画角で映像を映せる。発話者を識別してマークを表示する「発言中マーク」機能を備えており、大人数の会議でも発話者を認識しやすい。本体には二つのマイクを内蔵し、「2マイク式ノイズキャンセリング」でスピーカーなどからのエコーを低減する。カメラにはレンズを物理的に遮断する「プライバシーシャッター」を搭載し、シャッターを被せることでカメラの閉じ忘れによる映り込みを防げる。

人物へ自動でピント調整

CMS-V64BK

サンワサプライ
2万680円

 サンワサプライは、フルHD画質のWebカメラ「CMS-V64BK」を発売した。人物に自動でピントを合わせる「オートフォーカス機能」を搭載し、Web会議時に参加者がぼやけて映ることを防げる。本体にステレオマイクを内蔵しており、別途マイクを用意せずに済む。ヘッド部は左右360度、上下10度まで可動するため、映したい画角にカメラの角度を調節可能だ。スタンド部は据え置きやモニターへの設置に対応するほか、カメラ用三脚への取り付けも行える。3mのロングケーブルを採用し、大規模な会議室で本製品と接続しているPCやモニターなどを離して設置しても使用できる。