Network Security
富士キメラ総研は、ネットワークセキュリティ関連の市場を調査した。本市場はゼロトラスト関連のサービス・製品が継続して成長しているほか、統合型製品や日常的にセキュリティ管理を徹底するサイバーハイジーンの実現を目的としたサイバーレジリエンス、教育関連のサービス・製品が好調である。ゼロトラストへの取り組みが継続するとともに、生成AIやクラウド環境などの新しい領域へのセキュリティ投資が増加し、市場は堅調に拡大している。
中でも注目されるのが、Webアプリケーションの脆弱性検査ツール市場だ。近年はサプライチェーン攻撃が増加していることに加え、政府や業界団体でもガイドラインの改定によるセキュリティ強化が進められている。2024年度は、中堅・中小企業のセキュリティ意識が高まり、Webアプリケーションの脆弱性検査ツール市場は堅調に拡大した。
2025年度は、個人情報や機密情報などを狙った巧妙なサイバー攻撃が増加している。これに対応するため、オプションとしてAttack Surface Management(ASM)やCloud Security Posture Management(CSPM)などの機能拡張が進んでいる。顧客単価の上昇や新規ニーズが期待され、同市場は前年度比で20%以上増加すると富士キメラ総研は分析している。そして2026年度以降は、検査ツールを利用した脆弱性診断の内製化がさらに進むとみられる。内製化に対応するセキュリティ人材の不足は生成AIの活用で対応でき、同市場は順調な伸びが予想される。


