AI

音声データと外部資料から自動で資料を作成

 Nottaは2025年12月9日に、AIエージェント「Notta Brain」を2026年1月にリリース予定だと発表した。同社 COO 田村清人氏はNotta Brainのリリース背景をこう語る。「Nottaのヘビーユーザーの多くは、あらゆる音声をNottaに集め、文字起こしや要約を利用した上で、ChatGPTなどの外部ツールで解析や資料作成を行っています。このようにNottaは一つの情報源として使われていますが、文字起こしや要約を通じて、Nottaでも会話の文脈を把握しています。そのため、より状況に適した解析や資料作成をNotta自身で実現できるのではと考え、Notta Brainを開発しました」

 Notta Brainは、文脈を補完しながらデータ解析から資料作成までを自動で行う。具体的には、Nottaに蓄積された議事録だけでなく、外部の音声ファイルやPDF資料、さらにはインターネット上の公開情報を横断的に組み合わせて分析する。分析した結果は、PowerPoint、Word、画像、Excelとして出力可能だ。これにより調査から報告資料の作成まで、一連の業務を一気通貫で完了できるのだ。

 本記者説明会では、Notta Brainのユースケースが三つ紹介された。一つ目は議論の見える化だ。例えば1週間で行われた各部署の議論をNotta Brainで整理し、相互の関係性を明確にすることで、意思決定のスピード向上につなげられる。二つ目はオンボーディングだ。新人が背景や意思決定の文脈を理解するための説明資料を自動生成し、教育コストを削減する。三つ目は資料のたたき台の作成だ。例えば「録音を基にPowerPointを作成してください」とプロンプトを入力すれば、たたき台レベルのスライドが自動生成される。資料作成にかかる負担を軽減できるのだ。

 田村氏は「Notta Brainの提供によって、企業全体のナレッジベースである会話データの価値を最大化していきます」と意気込みを語った。