テレワークを実施する際の懸念点として、Web会議中に生活音や周囲の環境音がノイズとして入ってしまうことや、セキュリティに対する不安などが挙げられる。そうした不安を解消するため、生活音がする環境下でもクリアな会話が可能なワイヤレスネックバンドスピーカーや、顔認証センサーを搭載できるノートPCが新製品として登場している。これらの製品を提案し、顧客の快適で安全なテレワーク環境作りを支援しよう。
※価格は全て税込

ウィンドウや文書を見やすく表示

dynabook B65/HS 型番:A6BCHSA8FM11

Dynabook
53万5,260円~

 Dynabookは、Wi-Fi 6対応の15.6インチノートPC「dynabook B65/HS」を発売した。CPUにはインテル Core i7-1185G7 プロセッサーを搭載。新たに赤外線の顔認証センサーを選択でき、生体認証「Windows Hello」でスムーズなサインインを実現できる。キーボードはキートップ中央に0.2mmのへこみがあるため指先のフィット感が高く、誤入力の防止につながる。モニターはフルHD対応のノングレア液晶を採用し、複数のウィンドウや文書を見やすく表示可能だ。4K出力に対応し、本製品を市販のハイスピードHDMIケーブルで4K対応モニターに接続すると高画質な映像を出力できる。

複数の機器とペアリング

SRS-NB10

ソニー
オープンプライス

 ソニーは、Bluetooth接続対応のワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」を発売した。PCなどの機器とBluetooth接続して本製品を首にかけることで、他作業をしながらでもマイクやスピーカーを使用できる。2台の機器と同時にBluetooth接続ができる「マルチポイント」機能も搭載している。通話時にはスマートフォン、講演などの聴講時にはPCなど、2台の機器を用途ごとに接続可能だ。本体に内蔵した2個のマイクには、発話者の声を正確かつ鮮明に集音する「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を採用しているため、生活音がする環境下でもクリアな会話ができる。

集音範囲を2段階で切り替え

TC-SPRC100

アイ・オー・データ機器
3万2,890円

 アイ・オー・データ機器は、マイクの集音範囲の調整やLEDで設定状況の把握が可能なスピーカーフォン「TC-SPRC100」を発売した。本製品は集音レベルを2段階で切り替え可能な「集音範囲切替機能」を搭載しており、会議の参加人数や実施場所に応じて、周囲の雑音を拾いにくくする「Lowモード」と離れた音も拾うことができる「Highモード」に切り替えられる。本体上部のLEDはHighモード時に黄色、Lowモード時は水色、ミュート時は赤色に点灯するため、設定状態を一目で把握可能だ。USB接続のほかにBluetooth接続に対応し、PCなどのポートに空きがなくても使用できる。

鮮やかな赤色を再現

SC-T7750D

エプソン販売
82万2,800円

 エプソン販売は、B0プラス対応大判インクジェットプリンター「SC-T7750D」を2021年冬に発売予定だ。レッドインク採用の6色専用設計の顔料インク「UltraChrome XD3インク」を搭載し、鮮やかな赤色を再現できる。本体サイズは幅1,848×奥行き499×高さ975mmで、設置面積を従来機種「SC-T7255D」より22%削減した。給紙・排紙を前面から行える設計で、背面に空間を空ける必要がなく、店舗のバックヤードにも設置可能だ。2.64インチの大型ヘッドを備え、ポスターA1横印刷を16秒で行える。「自動給紙」を採用し、ロール紙を装着後、パネル操作だけで用紙を自動でセットできる。

16インチモニターや最新CPUを搭載

ThinkPad P1 Gen 4

レノボ・ジャパン
37万8,400円~

 レノボ・ジャパンは、MIL規格のテストをクリアした16インチモバイルワークステーション「ThinkPad P1 Gen 4」を発売した。CPUはインテル Xeon W プロセッサーか第11世代インテル Core i9/i7 H プロセッサーを搭載できる。本体サイズは幅359.5×奥行き253.8×高さ17.7mmで、15.6インチの前世代モデル「ThinkPad P1 Gen 3」とほぼ同じ本体サイズだが、狭額縁化で画面サイズを16インチまで拡大した。指紋認証センサーを電源ボタンに内蔵し、PCの起動と同時にMicrosoftアカウントへのサインインが可能だ。5G通信をサポートし、大容量のデータのやりとりもスムーズに行える。

広範囲にパン・チルト操作

CMS-V62GM

サンワサプライ
9万200円

 サンワサプライは、四つのマイクを内蔵したWebカメラ「CMS-V62GM」を発売した。音声を感知した方向を捉える「自動追尾機能」を搭載し、Web会議中に発話者が変わるたびカメラの向きを変えずに済む。付属のUSBケーブルで本製品にスピーカーを接続すると、本製品内部でスピーカーから出る音を解析してその場の音声と区別するため、通信先の音声にカメラが反応することを防げる。マイクには「自動エコーキャンセリング機能」などを備え、クリアに会話が可能だ。自動追尾機能を停止し、付属のリモコンで水平マイナス170~170度、垂直マイナス30~90度のカメラ操作も行える。