NGN
NGN(Next Generation Network/次世代ネットワーク)とは、固定電話網の安定性とIPネットワークの長所を兼ね備えた、NTTの光回線(フレッツ光など)の基盤となる情報通信ネットワーク。2008年にNTT東日本・西日本がNGNを用いた「フレッツ光ネクスト」を提供開始した。NGNの普及により、従来の固定電話からひかり電話への移行が急速に進んだ。2024年には固定電話の設備寿命に伴い、通信キャリアの設備がNGNへ切り替えられた。
NGNは通信サービスに適した品質確保「QoS」を備え、音声や動画などのリアルタイム性が求められる通信を優先的に配信。また、通信回線や装置の二重化により不正アクセスやなりすましを防止する高い安全性を実現している。システムやネットワークが障害に対して耐性を持つように設計(冗長化)され、災害時等における重要通信の確保にも取り組んでいる。
現在のNGNは、通信インフラの標準として定着。光回線による高速インターネット(IPoE接続)や、スマートフォンの通話(VoLTE)を支え、5Gモバイルネットワークの基盤としても、NGNの技術と設備が活用されている。また、NGNのさらに先の超高速・低消費電力な次世代通信基盤として、NTTが提唱する「IOWN(アイオン)構想」への移行・研究開発が進められている。
