境界線防御が破られる中、迫るWindows Server 2016のEOSをどう迎えるべきか。デル・テクノロジーズは単なるOS更改ではなく、サーバー刷新と運用近代化による防御体制の構築を説く。同社が示す最新基盤の強みと、運用を支える支援策に迫る。

長期的な安心と継続性を両立
将来を見据えたインフラ基盤へ

 サイバー攻撃が高度化する現在、侵入を防ぐ従来の「境界線防御」は限界を迎えつつある。防壁をすり抜けた脅威がサーバー深部に及ぶ中、サポートが終了した古いシステムの放置は攻撃者に格好の足場を与えるに等しい。

 デル・テクノロジーズ インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部 マイクロソフトソリューション部 津村賢哉氏は、「移行先となるWindows Server 2025に対して、継続性や将来性を心配する企業さまは少なくありません。とはいえ、マイクロソフトさまは次期バージョンである『vNext』の公開など長期投資を続けており、Hyper-V環境も含め、安心して利用できる体制が整っています」と話す。

 さらに、Windows Server 2025は、Azure Arc連携が強化され、Azureを通じた統合管理やセキュリティ機能を簡単に活用できるようになった。また、運用負荷を大きく減らす「ホットパッチ」により、OS再起動なしで更新の適用が可能となる。ほかにも、Hyper-Vのスペック拡張、GPU仮想化対応など次世代の基盤としての総合力も飛躍的に向上した。

(左)デル・テクノロジーズ サービス部門 ビジネス・ディベロップメント・マネージャー 田中里織 氏
(右)デル・テクノロジーズ インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部 マイクロソフトソリューション部 津村賢哉 氏

セキュリティ運用の近代化を推進
インフラ刷新を一気通貫でサポート

 EOSへの対応として、単なるOS置き換えでは不十分だ。クラウドセキュリティ態勢を可視化する「Microsoft Defender for Cloud」や、統合ログ管理を担う「Microsoft Sentinel」の活用など、セキュリティ運用全体の再設計が不可欠となる。デル・テクノロジーズ サービス部門 ビジネス・ディベロップメント・マネージャー 田中里織氏は、「OS更新だけでは現代の脅威に対抗できません。EOSを機に運用を見直し、リスクの可視化から有事の対応まで一貫して行える体制へ刷新することが重要です」と説明する。

 こうしたセキュリティ運用の見直しに向けて、同社ではマイクロソフト製品群の体験会やPoC支援などを展開する。また、インフラの最適化に向けても、仮想環境の見直しを支える「仮想プラットフォーム選定支援アセスメント」や「仮想マシン移行支援」などを用意する。田中氏は「当社にはPCやサーバー、ストレージまで、インフラ基盤を一気通貫で提供できる強みがあります。導入の検討から運用まで、お客さまをトータルで支援していきます」と語った。