前号では、新会計年度「FY27」のパートナーさま向けの戦略の中で「Empowering Frontier Transformation」を紹介しました。今号のAzureから始めるAIとクラウドの未来では、Azureが担う役割をより具体的に解説します。企業のAI活用を支える基盤やエージェントとの連携など、業務を効率化する機能を見ていきましょう。
Empowering Frontier Transformationが担う役割
今回も前号に引き続き、「Empowering Frontier Transformation」からお客さまの業務を支援するAIツールの機能を説明します。
下図(図1参照)のEmpowering Frontier Transformationとは、パートナーさまやお客さまがAIを活用して業務変革を進めるための戦略です。社員向けAIアシスタントの「Microsoft Copilot」(以下、Copilot)、企業知識基盤である「Microsoft IQ」、自律型AIエージェントの「Microsoft Agent 365」(以下、Agent 365)を組み合わせた継続的な改善サイクルの実現を示しています。

その三つのポイントの一つは、Microsoft IQを支えるインフラの基盤である「Microsoft Azure(以下、Azure)です。そしてデータ統合基盤である「Microsoft Fabric」(以下、Fabric)、AIアプリやエージェント開発の基盤となる「Microsoft Foundry」(以下、Foundry)、この三つが企業のAI活用を支える基盤です。最下層のSecurityは全てのAI活用の土台です。外周にはContinuous improvement、Agentic workflowsがあります。
上図(図2参照)は、エージェントが業務を実行し続けることでデータ蓄積・学習・業務最適化を繰り返し、AIエージェントが判断・実行・連携を行う業務フローを示します。つまり企業内部の知識をAIが理解し、社員とAIエージェントが一緒に働く仕組みを表現しています。AIの競争力はモデルの選定だけではなく、お客さまのIQ(データ・知識・業務ノウハウ)をどう活用するかという段階へと移行しています。

企業のAI活用を支える三つの基盤
三つの基盤の詳細を紹介します。Fabricは、売り上げ、会計、顧客データ、Excel、基幹システムなど、お客さまが保有されている貴重なデータを、一元的に管理するプラットフォーム「OneLake」にまとめる役割を担っています。
AzureはAIが動く土台となるクラウドの基盤となります。Foundryは企業向けのAIアプリやAIエージェントを構築するための統合プラットフォームです。AIモデルの選択、データ接続、エージェント開発、評価、運用、ガバナンスまでを一つの環境で提供します。Fabricで会社中のデータを集約し、AzureのAI基盤で活用する。そしてFoundryで業務用AIエージェントを構築した後、Copilotが社員をサポートし、エージェントは定型業務を代行します。
今回は、Empowering Frontier TransformationのAzureの役割を解説しました。マイクロソフトとしては、既存の社内情報やベテラン社員のノウハウなどをAIが活用できるようにすることを重点に置いています。会社の知識をAIに理解させ、社員の皆さまとAIエージェントが一緒に働く仕組みを実現していきましょう。
Empowering Frontier Transformationの詳細が載ったWebサイトを確認しよう!
https://blogs.microsoft.com/blog/2026/01/27/how-microsoft-is-empowering-frontier-transformation-with-intelligence-trust/
WebサイトからMicrosoft Foundryの概要をチェック!
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-foundry

