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AMDはZenコアアーキテクチャの優位性で新たな提案支援

AMDはZenコアアーキテクチャの優位性で新たな提案支援

2021年01月12日更新

AMD [x86系]

x86系のプロセッサーを提供してきたAMDの大きな飛躍のきっかけとなったのが、2017年に発表したZenコアだ。第1世代(14nm/12nm)Zenコアを搭載したPC向けの「AMD Ryzenプロセッサー」、そしてサーバー向けの「AMD EPYCプロセッサー」を矢継ぎ早に投入し、PCやサーバー市場にその存在感を改めて示した。最新のEPYCプロセッサーには7nmの第2世代Zenコアが採用されており、第3世代のZenコアをベースとしたデスクトップ向けのRyzen 5000 シリーズも提供が開始されている。

「ノートPCからサーバー向けまで同一のZenコアアーキテクチャを採用し、チップレットという技術でPC向けのRyzenのダイを共通利用することで、Ryzenの発売後に間を置かずにサーバー向けのEPYCを適正な価格で投入できているのです」(日本AMD コマーシャル営業本部 関根正人氏)

Zenコアを採用したRyzenやEPYCの特長は、電力制限の中でより多くのCPUコアを提供できている点だという。「超薄型のノートPC向けには、TDP 15Wの制限において8コアを搭載させています。また、サーバー向けではソケット当たり最大64コアを実現しています」(関根氏)

より多くのコアが利用できれば処理できるタスクも増える。また、ソケット当たりのコア数が多ければ、従来まで導入していた2ソケットサーバーを1ソケットサーバーに切り替えられる可能性も高まる。コストや消費電力も下げられる。このような提案が、RyzenやEPYCを搭載した製品で可能になると関根氏はアピールする。

「限られた予算の中でより良い性能を得られるのが、EPYCやRyzenを搭載した製品です。」
―日本AMD コマーシャル営業本部 関根正人氏

第2世代 EPYCプロセッサー

第2世代EPYCプロセッサーのチップ。8個の8コア7nmCPUチップレット(左右に配置)と1個の14nm I/Oチップレット(中央に配置)が第2世代AMD Infinityアーキテクチャで接続されているハイブリッド・マルチダイ・デザイン。CPUダイとI/Oダイの分割で、レイテンシーと消費電力を最適化できる。柔軟で統合されたメモリーアーキテクチャが採用されている。
第3世代Ryzenプロセッサーのチップ。EPYCプロセッサーと同じく、ハイブリッド・マルチダイ・デザイン。

Ryzenプロセッサー

Ryzenプロセッサーにはビジネス向けのRyzen PROプロセッサーが用意されている。最新製品は「AMD Ryzen Pro 4000シリーズ」。ビジネス向けのRyzen PROプロセッサーにはArmベースのセキュリティ専用のプロセッサーが搭載されているのが特長だ。x86のプロセッサーを起動する前にセキュリティ専用のプロセッサーが立ち上がってセキュアOSが駆動する。ここで各種のセキュリティ機能を司るセキュアキーの生成と管理を可能にしている。これによって、システムメモリーのリアルタイムの暗号化が可能な「メモリー・ガード」機能などの実装を実現している。マルウェアの感染で物理メモリーからデータが盗まれた場合でも、情報の漏えいを防げる。

Instinct MI100 アクセラレーター

コンピューティングに最適化されたCDNAアーキテクチャを採用したGPU。コンピューティングと相互接続のパフォーマンスを大幅に向上させており、前世代のAMDアクセラレーターと比較して高い性能を発揮。倍精度(FP64)の理論ピークパフォーマンスで最大11.5 TFLOP。単精度のマトリクス演算性能も前世代のMI50から大幅に強化し、単精度でAI/MLのトレーニングを行うユーザーにもメリットがある。

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