ジャイアン鈴木の「仕事が捗るガジェット」 - 第26回
コーヒーをこぼしてもまるごと洗えて再び使えるタフネスキーボードがスゴイ
バッファロー キーボード「BSKBU12BK」&マウス「BSMBW510M」
長時間PCワークをしているときに欠かせないのが飲み物。でも長年PCを使ってきた方なら、一度や二度コーヒーやジュースをぶちまけてしまった経験があることでしょう。私はあります。そんな過酷な試練を与えても、まるごと水洗いすることで不死鳥のように蘇ってくれるタフネスキーボードをご紹介します!
文/ジャイアン鈴木
仕事においてキーボードとマウスは重要アイテム
バッファローの「BSKBU12BK」はUSB端子に接続する有線式のスタンダードキーボード。ワイヤレスタイプであれば電池を入れたり、定期的に充電する必要がありますが、基本的にノンメンテナンスで使い続けることが可能です。
キーボードとしては実にスタンダードな作り。本体サイズは445×151×21mm、重量は約560g。キー方式はメンブレン方式で、キーピッチは19mm、キーストロークは3.5mm。108キーを備えた日本語キーボードです。
ご覧のとおりファンクションキーとテンキーは用意されていますが、いまどきのキーボードなら標準装備となった感のあるオーディオコントロール、ホーム、メール、電卓、ロックボタンなどは用意されていません。ビジネス向きの実用一辺倒のキーボードですね。
すんごく率直に申し上げれば、キーボードの基本性能は実に標準的です。打鍵感が突出してよいわけではなく、静音性にすごく優れているわけでもありません。
しかしですね、飲み物をぶっかけちゃっても丸洗いできちゃうという一点だけで、一般的なキーボードに対して大きなアドバンテージがあります。もちろんあまりに粘り気のある液体や、砂糖が入っている飲料水などをかけてから長時間が経過すると、こびりついて取れにくくなることもあるでしょう。でも、かけた瞬間にダッシュで給湯室や洗面所へ飛び込んで、「流水」で水洗いすれば高確率で復活可能なはずです。
ただし水洗いする際にはいくつか注意点があります。まず洗う際には「流水」が前提です。水に浸け込んだり、強い噴流水にさらすのはNGです。また温かいほうが汚れは落ちやすいのは確かですが、水温は50度以下と指定されています。そしてUSB端子は防水仕様ではないので、水洗いする際には付属のキャップをつけましょう。もしなくしてしまった場合にはビニール袋などで保護すればよいと思います。
最後に忘れてはいけないのが、水洗いしたあとにすぐ使ってはいけないこと。乾いた布で水気を取り、室温で約8時間以上自然乾燥させる必要があります。ちょっと面倒ではありますが、それで再びキーボードをキレイな状態で使えるようになるのですから説明書の指示に従いましょう。
さてこちらの製品は水洗いできるわけではないのですが、このキーボードと一緒に使いたい同じバッファロー製のマウス「BSMBW510M」もご紹介しておきましょう。本製品はさまざまな持ち方に合わせて設計された「3WAYホールド形状」が特徴のワイヤレスマウスです。「かぶせ持ち」、「つめたて持ち」、「つまみ持ち」の3通りの持ち方に対応しています。
筆者が注目したポイントは長寿命設計。単3電池1本で、1日8時間のPC操作の5%をマウスで行なうと仮定した場合、約1,138日……つまり3年と40日使えるように設計されています。この想定使用可能時間は自然放電を考慮していない値ですが、それを差し引いても電池をいつ交換したのか忘れるぐらい長期間使えちゃうわけです。バッテリーや電池を使用しない有線キーボード「BSKBU12BK」とセットで使うのにぴったりなマウスと言えるかもしれません。
キーボードとマウスの使い勝手はPCの体験そのものを大きく左右します。最近の大型家電量販店にはキーボード、マウスの体験コーナーが常設されていますし、そこにはバッファロー製品が数多く展示されています。購入前にはぜひ使い心地を試したうえで購入することをオススメいたします。
筆者プロフィール:ジャイアン鈴木
EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで編集兼ライターとして勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始しました。