EdTech
EdTechとは、Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、「エドテック」と読む。AIやビッグデータなどIT技術を活用して教育を支援するサービスやソリューションの総称。学校教育はもちろん、企業内教育にも取り入れられている。2000年代にアメリカで生まれ、現在では世界中で注目されている。特に中国のEdTechスタートアップへの投資額は膨大で、アメリカを上回ると言われている。
日本では、2018年に経済産業省が「『未来の教室』とEdTech研究会」を立ち上げ、2019年に文部科学省が「GIGAスクール構想」を提唱。「2020年までにすべての小・中学校で一人一台のタブレット端末の導入を目指す」という指針が発表され、EdTechが注目されるようになった。
EdTechはインターネットを通じて提供され、従来に比べてグローバルに展開しやすい特徴がある。学習プラットフォーム、オンライン教材、AIを活用した学習ツールなど幅広い種類があり、さまざまな教育現場において活用が増えている。市場規模は確実に拡大しており、従来の教育事業に比べて経済的規模が大きい。
EdTechを使えば、誰でも簡単に成果が上がるというわけではなく、学習頻度や学習方法によって結果に差が出てしまう。学習者の行動を分析し、さまざまな課題に応じて指導方法を改善することが不可欠と言える。