ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン

行動ターゲティング

行動ターゲティングとは、消費者のWeb上での行動履歴に基づいて、その人に最適化した広告を配信するマーケティング手法のこと。消費者の行動履歴は基本的にブラウザから得られるCookie(サードパーティーCookie)を通じて取得される。

この手法では、自分のニーズを自覚しておらず、自社の製品やサービスを知らない潜在顧客の閲覧履歴、購入履歴、検索キーワードなどのデータを取得し、蓄積したデータを分析して、個々の好みや興味に合わせた精度の高いターゲティングを行う。

その結果、顧客のニーズに沿った広告や情報を提示することができ、コンテンツの関連性が高まることで、カスタマー・エクスペリエンス(CX)を向上させる。無駄な配信を減らし、高いコンバージョン率(CVR)と費用対効果が見込めるメリットもある。

一方で、同じ広告が表示され続けることで、顧客に不快感を与える可能性がある。また、顧客のプライバシー保護に関する倫理的な課題もある。近年の個人情報保護強化にともない、Cookieの利用規制が相次ぎ、顧客の行動を追跡するターゲティングが難しくなった

行動ターゲティングに取り組む企業は、データの集め方や使い方を明確にし、適切なプライバシー保護対策を取ることが重要となる。
(青木逸美)