サーバーの新規導入に当たって、重視したいことの一つが処理速度の高速さだろう。処理速度が遅いサーバーはロスタイムが発生してしまい、効率的に業務が進められない。また処理速度と併せて、データの安全性も担保できたらより仕事で活躍するサーバーになる。これらの問題を解決するのが、ニューテックの「SmartNAS1000」と「CloudyV NAS/Windows 2022」だ。エンタープライズ向けハードディスクとハードウェアRAIDコントローラーを搭載するこれらの製品は、ほかにどのような特長を持つのだろうか。両製品の魅力をそれぞれ紹介しよう。
大容量の4Uモデルも用意
ニューテックの「CloudyV NAS/Windows 2022」はWindowsマシン環境に最適なファイルサーバー/ストレージ製品で、ミッドレンジクラスのNASの置き換えに最適だ。OSには「WindowsServer IoT 2022 for Storage Standard」を採用する。本製品の2U、4UモデルにはOS領域用に高い販売数を誇る産業用PC向けの自社製ハードウェアRAIDコントローラーを搭載し、データ領域用には販売数世界一※の大手ハードウェアRAIDコントローラーを搭載している。この2枚のハードウェアRAIDコントローラーはお互いに独立しているため、データ用ディスクの性能をフルに引き出すことが可能だ。加えてCPUへの負荷を軽減しただけでなく、ソフトウェアRAIDと比べて高速なデータ管理とデータの安全性の両立を可能にした製品となっている。
「SmartNAS1000」は、エントリークラスのファイルサーバー/ストレージ製品だ。筐体は1Uモデルと2Uモデルの2タイプを用意する。OSは「Windows Server 2022」とWindows Server IoT 2022 for Storage Standard、「Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021」の3種類から選択可能だ。CPUは選択したOSに合わせて「Intel Core i3-12100E」や「Intel Core i5-13500」などを選べる。メインメモリーは最大64GBまで増設が可能だ。CPU、メモリーなどのスペックを抑えつつ、CloudyV NAS/Windows 2022と同じく販売数世界一※の大手ハードウェアRAIDコントローラーを搭載する。CPU内蔵グラフィックスを利用できるので、ファイルサーバーだけでなく、監視カメラシステムのレコーディング用途など幅広いシーンで活用が行える。
またCloudyV NAS/Windows 2022に関しては、大容量も大きな特長だ。本製品は1Uモデルや2Uモデルなどのほかに、物理最大容量が720TBの4Uモデルを用意している。これにより、顧客に高いパフォーマンスを提供可能だ。加えて拡張筐体(Just a Bunch Of Disks:JBOD)にも対応する。専用の拡張RAIDカードを取り付けることで、4U拡張筐体(44HDD)の増設が行えるのだ。低コストでの容量拡大に貢献してくれる。


最大7年間のオンサイト保守に対応
SmartNAS1000とCloudyV NAS/Windows 2022は、最大7年間のオンサイト保守が可能だ。本保守サービスは、24時間365日受け付けが可能な「ゴールド」と、平日9:00〜17:30に受け付けが可能な「シルバー」の2種類を用意する。ニューテックのサービス拠点がある札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡から30km県内の企業であれば、4時間を目標にして保守サービスの提供が行われるのだ。ほぼ全国をカバーするサービス拠点とサテライトオフィスにより、あらゆる地方の顧客の問題を迅速に解決できる。
さらにオプションとして、製品の現地設置サービスも用意している。このサービスは、事前に購入製品の機種や台数、作業希望日時、依頼内容などをヒアリングした上で実施する。専任のIT担当者がいない企業でも戸惑うことなく製品を設置し、使い始めることが可能なのだ。
幅広いシーンで活用できるSmartNAS1000と、大容量も魅力なCloudyV NAS/Windows 2022。それぞれ異なる特長を持つ両製品を提案し、多様な顧客の業務を効率化しよう。
※2024年実績ニューテック調べ。