クラウド時代のセキュリティ対策に
有効なMicrosoft Security

クラウドサービスを利用、検討されているお客さま、パートナーさまの中でセキュリティ面に懸念を抱える方は非常に多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回はその不安を払拭するために、Microsoftのセキュリティソリューションについて紹介します。

日本マイクロソフト
パートナー事業本部
コーポレートソリューション営業統括本部
チャャネルセールス営業本部
チャネルセールスマネージャー
大北崇人

豊富な実績を持つマイクロソフトの保護ソリューション

 昨今、働き方の多様化に伴い、クラウドサービスの利用が増加しています。クラウドサービスの活用によって、システム導入におけるコストの削減や、在宅勤務・リモートワークの実現など、さまざまなメリットを享受している企業も増えているのではないでしょうか。利便性の向上の一方で、企業において必要な情報がオンプレミスからクラウドにシフトしており、その結果クラウド環境を狙った悪意のある攻撃が増加しております。

 そのような状況の中、マイクロソフトでは、安心して継続的にAzureを利用していただけるように、業界最高レベルのセキュリティを提供しています。当社が積み上げてきた実績は、以下の通りです。

●マイクロソフトのセキュリティ実績
【監視】
脅威グループの数:140以上※3
国家主導グループの数 :40以上※1
【分析】
1日に分析される脅威シグナルの数:65兆※4
【ブロック】
1年にブロックされるメール脅威の数:370億※4
【今後5年間の投資】:200億ドル※1
・知識の向上と共有、インサイトの獲得、サイバー犯罪への対応に向けた投資
・時間とリソースを節約しながら、お客さまのセキュリティを確保
・マルチベンダーのセキュリティソリューションと比較した場合の平均コスト:60%削減
・セキュリティエコシステムのパートナーの数:1.5万※1
・自社を保護するためにマイクロソフトのセキュリティを選んだお客さまの数:86万※4
・全世界で信頼され、組織のマルチクラウドおよびマルチプラットフォーム インフラストラクチャを保護

 上記の実績を生かし、Azureではセキュリティソリューションも提供しています。具体例としては、クラウドネイティブなSIEMソリューション「Microsoft Sentinel」やAzure、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP) などを保護する「Microsoft Defender for Cloud」、Azureのデプロイおよび管理サービス「Azure Resource Manager」、アプリケーションを評価する「Azure Monitor Application Insights」(Azure Monitorの機能)といったものが複数あります。これらのセキュリティソリューション/機能により、Azureのプラットフォーム上にセキュアに保護されたソリューションを構築できるようになっています。

 マイクロソフトのクラウドセキュリティは、CNAPPに基づきサービスを提供しています。CNNAPは「Cloud Native Application Protection Platform」の略称で、「クラウド ネイティブ アプリケーション保護プラットフォーム」と訳されます。

 CNAPPは、クラウドのインフラストラクチャやクラウドネイティブなアプリケーションに関して、オールインワンでセキュリティソリューションを提供する総合的なセキュリティツールパッケージです。従来ではベンダーごとに点で考える必要があった複雑で手間のかかる管理を、本プラットフォーム上で包括的に一元管理することが可能になりました。これにより、お客さまの作業負荷が大幅に軽減されます。

Microsoft Security Copilotでは、上記のように自然言語で質問すると、具体的なアクションにつながる回答を受け取れる。

ジェネレーティブAIで異変に迅速対処

 当社の強みであるAIが実装されているセキュリティソリューションもあります。それが、「Microsoft Security Copilot」です。Microsoft Security Copilotは、社内のセキュリティ担当者向けに、マシンスピードとスケールで組織に対し自動的な防御を可能にする初のジェネレーティブAIセキュリティ製品です。マイクロソフトの膨大な脅威インテリジェンスのリソースと業界をリードする専門知識を組み合わせ、使いやすいAIアシスタントを通じてセキュリティ担当者を支援します。セキュリティ担当者がサイバー攻撃に対して迅速なタイミングでインシデントに対応でき、リスクが露出しても数分で評価を行えるようになります。また、サイバートレーニングされたジェネレーティブAIによって、社内のセキュリティに携わる人材のスキルアップもサポートします。

 今回はMicrosoft Sentinelをはじめ、従来の製品群と比べてレベルアップしたMicrosoft Security Copilotなどのセキュリティソリューションをまとめて紹介しました。下記のQRコードより詳細な情報も参照の上、Microsoft Securityの全容をご確認ください。

※1:決算プレスリリース、22年度第4四半期2022年7月26日、マイクロソフトIR
※2:「Microsoft Digital Defense Report」、2021年10月、Microsoft Security
※3:決算プレスリリース、22年度第2四半期2021年12月16日、マイクロソフトIR
※4:Microsoft Securityが新たなマイルストーンに到達__インクルーシブで顧客志向のソリューションが成果をもたらす」、Microsoft Security ブログ

中小企業向けのMicrosoft Securityの概要を確認したい方はこちら!

text:日本マイクロソフト 大北崇人 氏