PC

安心・安全なハイブリッドワークを支援

 ハイブリッドワークが一般化し、場所を問わずに仕事をするスタイルは定着しつつある。しかし、性能が低くWeb会議アプリの動作が重い、性能は高いがバッテリーの消耗が激しく1日持たないといった課題は、仕事の必須道具であるノートPCにはつきものだ。そんな課題を解決するのが、レノボ・ジャパンが発売している5G対応の13.3インチノートPC「ThinkPad X13s Gen 1」である。

 本製品はプロセッサーにスマートフォン向けSystem-on-a-chip(SoC)でシェアを誇るQualcommのSoC「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen 3」の採用が特長的だ。搭載されたQualcomm Snapdragon 8cx Gen 3で特筆すべき点は、やはりバッテリーの持ちの良さだろう。1日充電せず使ってみても、途中でPCの電源が切れることがなかった。もちろんプロセッサーの性能面も充実しており、性能を試してみたところ、Teamsを起動しながら、Excel・PowerPointを使って作業しても、シームレスに動作した。

 ハイブリッドワークで不安になるのが、境界線防御の破綻などに起因するセキュリティ面だ。本製品は高度なセキュリティにも対応している。CPUにセキュリティプロセッサー「Microsoft Pluton」を組み込み、自分の顔や指を用いた生体認証に対応しているのだ。高性能と長時間の駆動時間を備えるだけでなく、高度なセキュリティでニューノーマルな働き方をサポートするPCだ。

片手でも持ち運びやすく、ハイブリッドワークに最適だ。
複数のアプリを起動してもシームレスに動作する。
ThinkPad X13s Gen 1- 5G
(Sub6+ミリ波)対応モデル
レノボ・ジャパン
価格(税込):19万9,870円〜

Peripheral

両手をふさがず運べるスピーカー

 ハイブリッドワークではオフィス勤務と在宅勤務を従業員の裁量によって選べるため、Web会議をさまざまな場所で行うことになる。オフィスで会議を行う際は会議室を利用できるが、在宅勤務の場合は同居人の声や生活音など、雑音が入りやすい環境でWeb会議を行うこともある。そうした環境でも高音質なWeb会議を実現できるのが、ソニーのワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XB100」だ。

 SRS-XB100はマイクを内蔵しており、ノートPCとBluetooth接続をすることで、ハンズフリーの通話が行える。実際に試してみたが、Bluetooth接続をしておけばSRS-XB100の電源を入れるだけで通話できた。Web会議相手の音声はSRS-XB100から聞こえるため、ノートPC備え付けのマイクやスピーカーよりも高音質なWeb会議が行えた。

 ハイブリッドワークでのWeb会議で気になるのは、スピーカーの持ち歩きのしやすさだ。ワイヤレスで使用できても、本体が重すぎたら持ち運びづらい。SRS-XB100の本体重量は約274gなため、ノートPCや資料と共に持ち運んでも重さが気にならない。本体にはスピーカーをつるせる「マルチウェイストラップ」が付属しており、かばんの取っ手に付けておけば、両手をふさがずに運べる。手軽に持ち運ぶことができるSRS-XB100は、ハイブリッドワークでの場所を問わない高音質なWeb会議に貢献する。

ノートPCとBluetooth接続をしておけば、本体の電源を入れるだけで通話を開始できる。
マルチウェイストラップを使えば、通勤用のかばんに本体をかけられるので、持ち運びに便利だ。
SRS-XB100
ソニー
価格:オープンプライス

Goods

耳栓とイヤホンを兼用

 カフェなどのにぎやかな場所で勤務をするときは、周囲のノイズを遮断して業務を行いたい。しかしそのために耳栓を使用すると、電話のたびに耳栓を外す必要があり、手間だ。その手間を解消するのが、エレコムの完全ワイヤレスBluetoothヘッドホン「LBT-TWS15BK」だ。

 LBT-TWS15BKは、周囲のノイズを軽減した音声が聞ける「アクティブノイズキャンセリングモード」(ANCモード)のほか、スマートフォンなどの機器とBluetooth接続をせずANCモードを使う「デジタル耳せんモード」などのモードを備えている。各モードはイヤホンの横に備えた「タッチセンサー」をタップすると変更可能だ。デジタル耳せんモードを使うときだけ、機器とのBluetooth接続を切る必要がある。試しにデジタル耳せんモードを使用したが、騒音を気にせず仕事ができた。電話に出たいときは、スマートフォン側でLBT-TWS15BKを接続し直した上で、タッチセンサーをタップすればいいため、手間なく瞬時に対応が行えた。

 周囲が薄暗いと、かばんからとっさにイヤホンを取り出しにくい。LBT-TWS15BKの充電ケースは側面が光る「パームライト」機能を備え、夜道などの暗い場所でもイヤホンの位置をすぐに把握できる。実際に使ってみたが、充電ケースが発光し、素早く充電ケースを見つけられた。カフェから移動中まで、多様な場所で集中して勤務を行うのに役立つ製品だ。

本体横のタッチセンサーをタップするだけで、イヤホンのモードを変更できる。
パームライト機能で充電ケースが光るため、暗い中でもかばんからケースを見つけやすい。
LBT-TWS15BK
エレコム
価格(税込):1万252円

Software

業務を行いながらPC操作のスキル向上

 PCや各アプリにあらかじめ備わったショートカットを自由自在に扱えるようになれば、同じ操作でも効率良く操作できる。しかし、PCの操作は周りの人に尋ねづらく、普段から使っていないと操作方法も忘れがちだ。そんな課題に対して、リベンリが開発し、ソースネクストが買い切りダウンロード版として提供するPC操作効率化ソフト「Litera App」を提案したい。

 本製品は、導入前と同じようにPC操作を行うだけで、搭載AIがユーザーの操作を学習し、効率的な操作をポップアップ通知でアドバイスする。筆者が本製品を試したところ、通知の表示位置や時間などを任意で変更できるだけでなく、覚えた操作を非表示にもできるため、操作の邪魔にならなかった。業務を行いながらスキルアップにつなげられる。

 また、ユーザーが新たに覚えるべき操作を「AIアドバイス」と「ヒートマップ&キーマップ」機能で確認できる。AIアドバイスでは、AIが操作を分析し、1日に1回ショートカットキーなどを提案する。ヒートマップ&キーマップ機能では、各ショートカットの利用頻度に応じて、各キーにトーンを変えて色付けし、キーマップにアドバイスを表示する。

 さらに、1カ月間の従来の操作時間と改善後の操作時間をグラフ化した「改善レポート」と、操作回数と稼働時間を一覧で表示する「操作履歴」から自分の改善傾向が確認できる。実際にPC操作をどれだけ効率化できたかを確認することで、スキル向上のモチベーションにもつなげられる。

アドバイスはポップアップ通知で行われ、通知の表示時間などはカスタマイズ可能だ。
従来の操作時間とアドバイスに応じた操作で改善された操作時間を日別に表示する改善レポート機能を備える。

Litera App
ソースネクスト
価格(税込):1万2,001円