外出先でも広い作業環境を実現

JN-DMD-IPS14WX

モニター本体に収納可能な折りたたみ式のキックスタンドを搭載している。これにより、出張先やコワーキングスペースなど、限られた作業スペースでも自立させて使用できる。どこでも手軽にマルチモニター環境を構築可能だ。

JAPANNEXT
価格:3万9,980円(税込)

 外出先でも快適に作業したいというニーズに対して、モバイルモニターが注目されている。コンパクトなモバイルモニターを持ち歩くと、新幹線では携帯性が重宝されるが、ホテルでは表示領域に物足りなさを感じることがある。そこで活用したいのが、JAPANNEXTのデュアルモバイルモニター「JN-DMD-IPS14WX」だ。

 本製品は14インチのモニターを2枚備え、実質21インチの大画面モニターとして活用できる「接続表示」、2画面を別々のスクリーンとして使用する「拡張」、同じ画面を表示する「コピー」の三つの表示モードを搭載している。これらのモードは、OSDメニューから簡単に切り替えられる。

 インターフェースはmini-HDMIとUSB Type-Cを備えているが、筆者は特にUSB Type-C接続を推奨したい。USB Type-Cであれば電源供給に対応しており、接続するケーブルの本数を減らせるのだ。これにより、持ち運びや設置の手間を大幅に軽減できる。

 外出先でも据え置き型のモニター並みの作業効率が実現可能な1台だ。

JN-DMD-IPS14WXの重さは約1.4kgと持ち運びに適している。折りたたむことで高さは430mmから213mmと半分以下になり、かばんにも収納しやすいコンパクトサイズとなる。さらに、折りたたんだ際はモニター面が外に出ない構造となっているため、移動中にモニターが傷つく心配もない。
テントスタイルで利用することも可能だ。ジャイロセンサーによるオートフリップ機能を搭載しており、テントスタイルに変更すると表示が自動的に上下反転する。商談時には上部のモニターを顧客側に向けて資料を提示しながら、下部のモニターで確認作業を同時に進められる。
コピー(写真左)、拡張(写真中央)、接続表示(写真右)という三つの表示モードを備える。使用用途や好みに合わせて自由に切り替えると良いだろう。ただし拡張モードを利用するにはUSB Type-C接続が必須なため、mini-HDMIを使用しているユーザーは注意してほしい。