全ての記憶装置をフラッシュメモリーで構成した「オールフラッシュストレージ」が近年注目を集めている。不揮発性メモリーであるフラッシュメモリーは、HDDよりも高速にデータの書き込みや読み込みが行える上、小型かつ軽量だ。加えて省電力も期待でき、顧客の業務環境を大きく改善する可能性がある。そこで業務に役立つオールフラッシュストレージとして、デル・テクノロジーズが提供する「Dell PowerStore」を紹介する。最適なパフォーマンスや高いセキュリティを実現するDell PowerStoreは、一体どのように仕事に貢献するのだろうか。その特長を説明していく。
高いストレージ効率を実現
デル・テクノロジーズが提供する「Dell PowerStore」は、システムのパフォーマンス、拡張性、ストレージ効率を最適化することで、妥協なく全てのワークロードをサポートするストレージだ。最大メモリーが192GBの「PowerStore 500T」、384GBの「PowerStore 1200T」、768GBの「PowerStore 3200T」「PowerStore 3200Q」、1,152GBの「PowerStore 5200T」、2,560GBの「PowerStore 9200T」の全6モデルをラインアップしている。これらは従来型のストレージと同じ用途で、ブロックストレージ専用の高速ネットワーク「SAN」(Storage Area Network)、ネットワーク内に配置されたストレージ「NAS」(Network Attached Storage)対応のユニファイドストレージとなっている。さらに特長的なのは、業界最高レベルの5:1のデータ削減率を保証するオールフラッシュストレージであることだ。圧縮と重複排除でデータを効率的に保存するため、容量単価を引き下げられる。
Dell PowerStoreは、全モデルで常に二つ両方のノードを使う「アクティブ/アクティブアーキテクチャ」を採用する。これにより、利用可能な全てのハードウェアリソースを効率的に使えるのだ。システム全体の可用性とパフォーマンスの向上を実現できる。さらには最新のストレージとNVMeを使用し、パフォーマンスを最大化しているのだ。
またDell PowerStoreは、SAN、NAS、仮想マシンのデータを個々の仮想ボリュームに格納できるようにするVMwareのストレージフレームワーク「VVols」(VMware vSphere Virtual Volumes)といった複数フォーマットを単一のプラットフォームで提供する。ストレージ環境の統合を省スペースで実行可能だ。
加えて、オールフラッシュに最適化された「PowerStore OS」の採用によって、常時稼働の「インラインデータ削減」機能でデータの重複排除・圧縮を行える。物理ストレージの必要容量を最適に削減でき、妥協を許さない一貫したストレージ効率を提供するのだ。

データの安全性と可用性を確保
Dell PowerStoreはスナップショット、レプリケーション、データ暗号化をネイティブな機能で提供する。これにより、データの安全性と可用性の確保が可能だ。さらにスケールアップとスケールアウトの両方に対応しているため、パフォーマンスや容量など、各企業が抱える課題を柔軟に解決できる。もし機能を拡張したい場合は、最大4台のアプライアンス、最大8台のアクティブノードをクラスタリングすれば良い。Dell PowerStoreの優れた負荷分散によって、ストレージとワークロードのバランスを自動的に調整し、システムの有用性を最大限に高めてくれるのだ。
またデル・テクノロジーズでは、特定範囲の構成を安価に入手できる「Smart Selection」を用意している。Smart Selectionを活用すれば、人気の構成を最適なコストパフォーマンスで購入可能だ。
Dell PowerStoreは、高いパフォーマンスと強力なセキュリティを実現するストレージだ。企業のあらゆるイノベーションを促進するだけでなく、効率的な運用が可能な本製品を、Smart Selectionを活用しながら提案していこう。

