PC

書き込みと変形で効果的な商談を

 対面の商談では、相手に効果的に資料の内容を伝えたい。会話に合わせて重要な箇所を強調できたら、印象に残る商談になるだろう。Dynabookの13.3インチ5in1ノートPC「dynabook V8/W」を使用すれば、そうした相手の目を引く商談が可能になる。

 dynabook V8/Wは、筆圧感知レベル4,096の感圧センサーを搭載する「Wacom製アクティブ静電ペン」が付属している。画面に直接書き込みが行えるので、会話をしながら資料の強調が可能だ。検証時に使ってみたが、紙に書くように図形や細かい文字を書き込めた。

 複数人を相手に商談を行う際は、全員が資料を見やすくなるよう工夫したい。dynabook V8/Wは画面が360度回転するため、例えば、ノートPCを三角形に立てる「Monitorスタイル」への変形が可能だ。Monitorスタイルは角度を柔軟に変更でき、参加人数に合わせて見やすい形状になるよう調整が行えるため、複数人で画面の閲覧がしやすくなる。実際に変形させたが、Monitorスタイルにすると自動で画面も回転するので、細かい設定の手間なく資料を提示できた。ほかにもモニターを180度に開く「Flatスタイル」などにも変形できるので、その場に適した形状で画面の提示が可能だ。

 画面への書き込みや多様なスタイルへの変形が行えるdynabook V8/Wは、相手に強い印象を残す商談の成功に貢献する。

Wacom製アクティブ静電ペンは、手が擦れてしまうことによる誤記入もほぼなく快適に書き込み可能だ。
本体の薄さは約15.9mm、重さは約940gと薄型・軽量のボディで持ち運びしやすい。
dynabook V8/W
Dynabook
価格:オープンプライス

Peripheral

Webブラウザーから直接スキャン

 紙文書において、企業の業務効率化の推進や情報を活用するためのデジタル化は今後も推進されるだろう。そのようなニーズに応える製品として、キヤノンマーケティングジャパンはドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-S250N」(以下、DR-S250N)を提供している。

 DR-S250Nは、Webブラウザーを用いて直接スキャン可能な「CaptureOnTouch Lite Web」機能を備える。筆者が本機能を試したところ、WebブラウザーにスキャナーのIPアドレスを入力し、スキャン・出力の設定を行うだけで、素早くスキャンを実行できた。PCやスマートデバイスにソフトウェアをインストールする必要がないので、初期設定にかかる手間を削減可能だ。

 DR-S250Nは、スキャンデータを活用しやすくする画像処理機能を追加している。背景を黒背景で塗りつぶす「背景塗りつぶし」機能や、写真の色味と文字の可読性を両立したデータをスキャンできる「写真入り文書モード」などがある。背景塗りつぶし機能を活用すれば、紙文書の四隅の位置や原稿の折れ/欠けを検知しやすくなるのに加え、文字情報のOCR処理を行う範囲が明確になる。OCR精度が向上すれば、システム入力業務の効率化につながるのだ。

 初期設定にかかる手間を削減し、利便性の高い画像処理機能を備えるドキュメントスキャナーだ。

Webブラウザーからスキャンできるため、PCにソフトウェアのインストールは不要だ。
背景を黒背景で塗りつぶすことで、OCR精度の高いデータを容易に作成できる。
imageFORMULA
DR-S250N
キヤノンマーケティングジャパン
価格:オープンプライス

Goods

広範囲の音声と映像をキャッチ

 新型コロナウイルスの感染症法の分類が5類に移行され、オフィス回帰が進んだ昨今では、Web会議は会議室に複数人で集まって行うケースもある。そうしたWeb会議には、ソースネクストのWebカメラ「Meeting Owl 3(ミーティングオウル3)」(以下、ミーティングオウル3)を活用すると良い。

 ミーティングオウル3は、Web会議の準備を容易にしてくれる製品だ。360度のマイク・Webカメラ・スピーカーの一体型製品のため、本製品1台とノートPCを会議室に持ち込めば、Web会議に必要な機材がそろう。加えて、本製品とPCをUSBケーブルで接続するだけでWeb会議を開始可能だ。複雑な設定が必要ないため、容易にWeb会議を開始できた。

 ミーティングオウル3は、従来製品から新たに別売りの専用拡張マイク「Meeting Owl 3 拡張マイク」の接続に対応した。Meeting Owl 3 拡張マイクを活用すれば、Webカメラ本体の収音距離を設置方向に2メートル伸ばし、全体の収音範囲を13メートルに拡大できる。そのため、10〜18人の中会議室での利用が可能になる。また、2台のミーティングオウル3をペアリングする「2台連結」機能を、拡張マイクと併せて使用すれば、18〜30人の大会議室でも利用できるようになるのだ。

 Web会議の準備を容易にし、専用拡張マイクを接続することで、大人数の会議室など広範囲にわたって音声や映像を届けられるWebカメラだ。

USBケーブルでPCに接続するだけでWeb会議の準備が完了する。
拡張マイクを接続すれば、収音距離を拡大できる。
Meeting Owl 3(ミーティングオウル3)
ソースネクスト
価格(税込):19万8,000円

Software

給与事務を安全&効率的に処理

 労務担当者が行う社会保険料や税金に関わる手続きでは、従業員のマイナンバーを使用する。そのため労務担当者は、従業員のマイナンバーと給与情報を併せて管理することが望ましい。ソリマチの給与計算ソフト「給料王23」なら、マイナンバーの安全な管理と給与情報の効率的な管理を両立可能だ。

 給料王23は、従業員のマイナンバーを一覧で管理できる「マイナンバー設定」機能を搭載する。マイナンバーガイドラインに則した機能で、登録から廃棄まで安全に活用可能だ。マイナンバー設定の利用時は、給料王23の利用者が設定したパスワードの入力が求められる。そのため、もしも利用者以外が給料王23を開いてしまっても、管理内容を盗み見られる心配がない。試しに仮の従業員データを登録してみたが、入力したマイナンバーが全てアスタリスクで表示された。背後からののぞき見にも対応でき、簡単かつ安全にマイナンバーの管理が行えた。

 そして、給与情報を効率的に管理する機能として、給料王23は従業員の昇給の総合計を計算する「昇給シミュレーション」を搭載する。入力フォームに昇給率か昇給金額のどちらかを打ち込んで開始ボタンを押すと、各従業員の昇給後の総支給額が表示される。実際に使ってみたが、計算後の総支給額は社員情報に反映できるので、手間なく昇給に関する処理が行えた。給料王23は、給与事務のセキュリティと効率を同時に向上する製品だ。

管理中のマイナンバーは表示/非表示を選択できる。非表示中はマイナンバーがアスタリスクで記載される。
昇給率は1%、昇給金額は0円から記入できる。降給の計算もでき、1%以下やマイナス金額の入力も可能だ。

給料王23
ソリマチ
価格:オープンプライス